「良し…決めた!転職だ!」
はい。
その様に思ったあなた。
実際に転職活動をしているでしょうか?
「いや~今は色々と転職の準備段階でしてね~。」
などと行動するのが遅れてしまうと、ずるずると時間は流れていってしまいます。
転職活動というのは、思っている以上に大きなエネルギーを使います。
転職したことがある人なら分かると思いますが、かなりのエネルギーを使います。
だからこそ転職したいのだけれど、転職することに悩んでしまい中々行動に移せなかったりするのです。
江戸幕府を開いた徳川家康だって、将軍から違う職業へ転職しようと考えればそれは悩むことだと思います。
転職することの悩みを解決する方法を書いてみましたので、転職しようと思っているけど一歩踏み出せないあなたはぜひとも読んで下さい。
目次
転職することが決断できない
転職をしようと思うのは、誰もが考えることです。
特に日本では、新卒採用で入社した学生の3割が3年以内で退職、転職をしていきます。
30人採用したら3年以内で9人も退職していくというのが現実なんです。
それだけ転職することが当たり前なのですが、年齢を重ねていくと中々そうもいかなくなってきてしまいます
それでも、現在働いている会社に不満があって、転職した方が幸せになれるのはわかっているのに行動できない。
これ、誰もが同じ悩みを抱えています。
人間というのは、誰もが住み慣れた環境から新しい知らない環境へ行くことに対して拒絶反応がでます。
どんなに職場環境が悪い会社であなたが働いていても、その悪い職場環境だろうと慣れてしまっていれば、その職場環境から新しい環境へ行くことが怖いのです。
「転職してもっと悪い環境だったらどうしよう。」
「実際に入社したら話と違っていたら困るよね?」
「不満はあるけどそれ以上に転職するのが怖い。」
この様に考えてしまい、実際に転職する行動が起こせないのです。
結果として、給料が悪いとか、福利厚生が悪いなどという最悪の職場環境にいても、転職することが決断できないのです。
そしてズルズルと安月給のまま働き続けてしまったり、旅行へ行けるような連休も取れない状態で働き続けてしまったりし、気が付けば40代後半になっていたなどということになってしまうのです。
転職したいが悩む!内定ももらっているのに
誰しもが今の会社から転職をし、別の会社で働きたいと思っていても、中々行動に移せないのが多いのはわかっていただけたかと思います。
そんな中でも、一歩踏み出して転職活動をし内定をもらう人もいます。
「良し!内定をゲットー!」
などと、本来は嬉しいはずなのに悩む人も実は多いのです。
転職をしたいと思っているにもかかわらず、実際に転職活動をして内定をもらっても悩んでしまう。
それには主に2つの理由があります。
内定をもらっている転職に悩む理由1:新しい職場へ行くのがめんどくさい
「転職活動をしてせっかく内定をもらったんだけどな~。めんどくさいな…」
実は、多くの転職活動者にはこのめんどくさくて内定を辞退するということが多くあります。
例えば、あなたの勤務している職場でも何人かの中途採用者の面接があると思います。
3人や5人など、面接者が来ているにも関わらずに、一向に誰1人として入社しないことってないでしょうか?
これは、半分は採用側で合わない場合であり、もう半分は本人が辞退している場合です。
採用側で条件が合わない場合はしょうがないのですが、本人辞退は給料が思っていた以上に低かったなどのよほどの条件が合わない場合を除いて実はあまり本人辞退はありません。
給料がそんなに変わらないのであれば、今の職場がブラックであろうと住み慣れた場所に留まってしまうのです。
要するに、めんどくさいのです。
あなたも、転職活動をしたことがあり内定をもらったことがあるのでしたら、めんどくさい気持ちはわかるのではないでしょうか?
内定をもらっている転職に悩む理由2:転勤や引っ越しが必要になってくる
転職活動をする主な理由は、年収を増やしたいということと、今よりも休日が多い職場環境へ行きたい。
もう1つ挙げるとすれば、今よりも働き甲斐のある職場へ転職したいということだと思います。
実際に転職活動をして、これら全ての転職理由をクリアーしている企業へ内定をもらったとして…
「将来的には転勤があるのか。それも500キロも離れている県外じゃん。」
「働く場所は同じ県内でも、160キロ先!?」
「引っ越さなきゃいけなくなるな~。単身赴任決定!」
などという理由で、せっかくの内定を辞退する人はとても多いです。
私自身も転職活動をしていたときの理由の主な2つの理由が、年収とやりがいでした。
あるブラック企業を退職したとき、半年間の失業保険生活をしながら転職活動をしていた結果、新しく転職できた企業はゆるブラック企業でした。
パートと同じような仕事をし、残業代は満額出るわけではないけれども休日はそこそこ休める。
年収は、ブラック企業時代よりも50万円ほど減ってしまった。
やりがいと年収減により転職活動を再び再開したのですが、そこでいくつかの企業からスカウトを受けたわけです。
いくつか応募した結果、年収アップの内定をもらった某1部上場企業の子会社へ行こうと思ったのですが…
勤務先が地元から約314キロ離れている県外。
採用条件は、マネージャー(課長)という役職で年収も130万円アップの好条件だったのですが、その後も日本全国転勤が発生するために辞退しました。
年収条件は、こんな自分が良いのかというくらいに本当に良かったのですが、さすがに314キロも家族と離れ離れになるのは抵抗があり辞退しました。
単身赴任が慣れている私でも、1ヵ月に1回は帰れる距離にいたいわけです。
どれだけ条件が良くても、働く場所の距離が遠ければ遠いほど、内定を辞退しようと悩んでしまうことになってしまいます。
転職に悩む理由が給料
転職活動をし、実際に内定をもらっても新しい会社へ転職するかどうするか悩む最大の理由…
それは、給料です。
多くの転職者は、給料に不満があって転職活動をするわけですから、実際に転職先での給料が今現在働いている会社とあまり変わらないのであれば、転職することに悩むのは当たり前です。
「今の会社とあまり変わらない…。」
「前職の年収に近い会社で働きたいと面接でいったよね?」
「内定貰った転職先。休日増えても年収20万下がるってさー。」
という、給料の理由で転職を悩む人はとても多いのです。
実は私、今現在働いているホワイト企業で内定をもらい、後日に本社で給料を含めた労働内容の確認事項でいったときに愕然としました。
「年収が今と変わらんじゃん…!」
そのため、辞退しようと転職先企業を紹介してくれた転職エージェントへ連絡した結果…
転職エージェントの方の努力もあり、年収が20万円アップ!
その後も、仕事の評価により毎年の昇給額にかなり色をつけてもらいました。
ブラック企業から抜け出したいなどの様々な転職理由はあると思いますが、何よりも正社員として働いていて転職する理由の1番は給料です。
内定をもらった転職先企業での年収が、休日増えても今とあまり変わらないのであれば、転職するかどうか悩んでしまっても仕方ありません。
転職に悩むと誰かに相談しても解決できない現実
悩みごとがあると、人というのは友人や知人に相談するものです。
「実は、夫がさぁ~。」
「車買おうかどうしようか迷ってて…。」
「打ち上げのお店どこにしたらいいかな?」
この様に、悩みごとというのは人に相談してしまうものです。
当然、転職をしようかどうしようかと迷っている悩みごとも、きっとあなたは友人や知人に相談すると思います。
「転職しようかどうしようか悩んでいるんだよ。」
という具合であなたが友人へ相談したとしましょう。
すると友人からの返答は、今の会社でも良いんじゃないとか、チャレンジしたいならやってみればとか。
この様な答えしかしてみません。
そして最終的には…
「自分が思ったように行動すればいいよ。」
というまるで他人事の様に返答をしてくることが多いのです。
私も4回ほど転職をしています。
非正規雇用から正社員への転職のときには、誰もがおめでとうとしかいいません。
しかし、正社員から正社員への転職の場合、誰も何も答えをいってくれません。
両親でもそうです。
あなたが転職のことで悩んでいても、結局は自分自身が答えを見つけるしかありません。
相談したくなりますし、私も実際に相談を友人にしました。
結局は、満足な答えは得られませんでした。
転職の悩みの相談ではなく、愚痴を聞いてもらうというくらいにしておきましょう。
転職に悩むと占いに頼ってしまうことがある
実は、転職するかどうするべきかということを、占いに頼る人もいます。
それが、私です。
占い師に手相を見てもらったりとか、様々な方法で占ってもらうという行為というのは悩み相談です。
その悩み相談を、占いを使って将来的にどうすればいいのかという道しるべを知るために占い師が重宝されているわけです。
私にも占い師をして生計を立てている友人がいましたので、転職するべきかどうするべきか悩み相談がてら占ってもらったのです。
転職活動をしている真っ最中でしたので、いくつかの転職サイトから結構な好条件のオファーを頂いており、その会社のことで相談に乗ってもらったのです。
ただし、その好条件オファーをしてきてくれた会社の所在地が神奈川県。
学生のときも、社会人のときも仕事で住んでいた場所なのですが、全く良い思い出が無いのです。
そんな相談を占い師の友人にしてみたところ…
「東の方角は鬼門だから、止めた方がいいよ。」
とアドバイスをされ、さらには…
「今の会社でも県内では決して悪くない年収だよ。どうすべきかは自分で決めたらいいよ。」
という結論になりました。
占い師というのは、相談相手に合わせて話をしてくるんだなと実感した次第です。
もし、あなたが転職に悩んでいて占い師に相談しようと思っているのでしたら、その相談は止めた方がいいでしょう。
私は、50分相談で6800円かかってしまいました。
占い師に転職の相談料を支払うのでしたら、何か美味しいものを食べた方がいいです。
結局最後は、自分でどうにかしろとしかいってきませんから。
転職すべきか診断した方がいいのか
転職するべきか悩んでいるあなたが思うこと…
診断などをしてみればいいんじゃないかと。
転職診断サイトなどを使って転職をするべきかどうするべきか診断をするわけですが、転職診断サイトでは必ず転職した方がいいと診断結果が出ます。
登録者に転職をさせて、その手数料で儲かるビジネスですので、診断結果は転職すべきになるわけです。
「騙されているのか!?」
騙されているのかもしれませんし、そうではないのかもしれません。
ですが、あなたがもし転職診断サイト関係の会社で働いていたとしたらどうでしょうか?
転職者の悩みに関係なく、転職することを斡旋するような結果を表示させるようにプログラミングを組むのではないでしょうか?
身体の調子が悪くなれば医者の診断を受けます。
しかし、転職をするべきかどうかの診断結果は、あなた自身でしか導き出せないのです。
転職すべきか、それとも残るべきか
実際に、転職活動を開始するときに思うこと…
それが、転職をするべきか今の会社に残るべきかということではないでしょうか。
「今の会社には不満もある。しかし、慣れた環境を手放すのはな~。」
「年収の低さに生活は苦しいけど、他の会社へ転職するのも億劫だ。」
「転職をしたいのは山々なんだけど、希望よりも不安の方が強いです。」
これらの思いというのは、転職を考えている人、または転職活動中の人誰もが思うことです。
例えば子供の頃、小学校を卒業して中学校へ入学し新し環境へ行くときって不安がありませんでしたか?
高校を卒業して、大学や専門学校への進学のために、県外での慣れない土地での生活って不安がありませんでしたか?
この慣れない環境への不安という感情は、社会人になった大人のあなたでも感じるごく自然な感情なのです。
転職を4回してきた私も、新しい環境への不安は常にありました。
特に、単身赴任で家族と離れ、地元から約150キロも離れた場所での転職は、最初の頃は良い大人でも少しホームシックになりました。
転職活動には、不安はつきものです。
しかし、転職をするべきか今の会社に残るべきか悩んでいて、伊那の会社に残るべき思いが強いのでしたら、転職するのは一旦は止めましょう。
感情というものは正直で、転職をしたいと思っていても今の会社でも良いのかもという思いがある場合が実は多いのです。
働いていれば、会社や職場の人間関係に不満があるのは当たり前です。
もし、あなたが転職すべきか今の会社に残るべきかと悩んでいる状態なのでしたら、一旦は転職するのを止めた方がいいでしょう。
勢いで転職をしても、後悔しか残りませんよ。
まとめ
誰もが転職というのは、悩むものです。
悩みに悩みぬいて、友人や知人に相談をしてしまいものですが、決定的な答えは見つからないものです。
「何で今の会社よりも良い会社へ内定をもらえたのに、転職することに悩んでしまうのだろう?」
これは、誰もが悩むことなのです。
何故ならば転職するということは、働く会社が変わり職場環境が変わるのは当然なのですが、住む場所や生活環境が変わることも当たり前の様にあるからです。
課長として内定をもらった1部上場企業の物流子会社への転職時の年収は500万円。
前職よりも100万円アップでしたが、最初の勤務場所は静岡県の磐田市。
数年後には、もっとキャリアアップできるとのことでしたが、日本全国への転勤付きでした。
悩みに悩みぬいて、結局は内定を辞退しました。
この様に、転職というものは悩んで当然のことなのです。
あなたも、悩みに悩みぬいて少しでも納得ができる転職先の会社と巡り合って下さい。