「職業フリーターっすけど、何か?」
「夢や目標のためにフリーターやってますけど、何か?」
「実家暮らしで快適生活満喫中のフリーターの私ですけど、何か?」
成人した社会人でも、フリーターという働き方を続ける人が多くなった昨今。
あなたの周りにも、良い年齢になってもフリーターとしてアルバイトで生計を立てている人、1人か2人はいるのではないでしょうか?
そもそもフリーターの意味というのは、「フリー・アルバイター」の略称です。
日本で生活している人の年齢15歳から34歳の若者のうち、正社員や正職員以外の就労雇用形態で生計を立てている人のことをいいます。
非正規雇用ということになります。
「フリーターで何が悪い?」
などと開き直ってしまっていては、人生詰んでしまったり後悔してしまうことがほとんど。
実は、私自身も長くフリーターとして生活をしていた苦しい時代があります。
フリーターで長く働き、現在ではしっかりと正社員として家族を養っている私の経験から、フリーターで何が悪いと思っているあなたへメッセージを送ります。
現在、フリーターで生計を立てている人は、必ず読んで下さい。
目次
フリーター20代の男性女性
20代の若者は、フリーターの人が多いです。
高校や大学などを卒業しても、やりたい夢のためや資格の勉強をするために就職せず、あえてフリーターになる人が多い年代です。
フリーターで夢を追っていますので、当然ギリギリの生活で生計を立てているわけです。
夢を追っている、目標に向かって頑張っているんだ!
などと自分自身を鼓舞しながら生活をしているのですが、同年代の友人達が普通に就職をし、結婚をしたり車を買っているのを横目に見ていると…
「うらやましいなぁ。」
「結婚かぁ。私もしたいよ~。」
「俺本当に夢追ってていいのかな?」
などという不安感に突然襲われてしまうことがあるのが、20代の男性や女性フリーターの現実だったりします。
私自身も20代でフリーター生活をしていたので、会社の昇給が少なかったとか、ボーナス何に使うという話を飲み会で友人達にされてしまうと一気にモチベーションが落ちてしまった記憶がよみがえります。
同じ気持ちの人、いるのではないでしょうか?
20代でフリーター生活をしている人は、まだ非正規雇用から抜け出せる可能性が十分ありますので安心してください。
とはいっても、20代は人生で1番悩みが多くストレスも多い年代です。
あなた自身が納得いくまでフリーターとして夢を追い続けて、20代の若いうちにその夢の結果を知ることも今後の人生での学びにもなることでしょう。
フリーター30代の男性女性
30代でフリーターをしている男女の人も意外と大勢います。
30代ですと、家庭を持ち家を建てている友人も周りにいないでしょうか?
取引先が大変だとか、家族と休日出かけて疲れたとか話を聞いていると、フリーターとして楽な生活を送っているにもかかわらず、そんな辛そうな友人達のことをうらやましく感じてしまいます。
「30代にもなってフリーターしているけど、なんだか虚しくなってきたな。」
「私もお嫁に行きたいけど、若い子ばかりがちやほやされている…。」
「目標のためにフリーターで生きてきたけど、このままでいいのか?」
30代でフリーター生活をしていると、男性も女性も悩みがどんどんと深くなってきてしまいます。
男性だと、30代にもなれば会社でもそれなりの役職についている人もいます。
女性だと、たいへんだけど幸せに子供を育てている人もいます。
周りの景色が一気に変わっていくのが30代です。
フリーターをしている30代の人達のほとんどが、就職をせずに夢や目標のためにフリーターを選んだ人達です。
私自身もそうでしたので、気持ちはわかります。
非正規雇用で働いていた30代前半のときに、年収の低さに中古の車を買うときですらディーラーの方に驚かれてしまいました。
もしあなたがフリーター生活から抜け出したいのでしたら、30代はラストチャンスかもしれません。
私自身も、34歳のときに抜け出しました。
時間の流れは止まりませんので、すぐにでも行動に移した方がいいですよ。
フリーター40代の男性女性
40代…中年ですね。
この40代中年フリーターになってしまうと、中々ここから人生の大逆転をするのは難しいです。
「いやいや!まだまだ40代ならいけますよ!」
などと思っているあなた。
40代って本当に肉体的にも精神的にも強烈に変化してくる時期です。
体力は一気に衰えてしまい、体重も増加し髪の毛だって白髪が一気に増え、中には髪の毛が薄くなってしまう人もいる年代です。
女性なども、一気に顔にしわができてしまう年代です。
精神的にも、40代まで来てしまうとチャレンジすることに対してめんどくさくなってしまいます。
難しいチャレンジというのは、若いうちに実行して結果を出した方がいいのです。
何故ならば、若い頃の方が人間というのはやる気に満ちているからなんですね。
そして行動力も若い頃の方があります。
27歳くらいの頃から難関資格の勉強を始めた先輩がいました。
さすがに難関資格ですからね、当然ですがそう簡単には合格できないわけです。
何度も何度も試験に落ち、それでも続けてきた結果…
46歳フリーターとして生活をしています。
約20年間、年収200万円のフリーターとして生活をしています。
短大を中退し、19歳の頃からフリーター生活を始めた同級生の女性がいます。
正社員として就職するのもめんどくさがってしまい、さっさと結婚をしようと考えていました。
ただし、結婚相手への理想が高かったのが理由で、数人の男性と付き合うものの結婚まで至りませんでした。
そして月日は流れて現在42歳。
女性で42歳ですと、出産も中々難しいものがあります。
フリーター女性だと、結婚も中々難しいのが現実なのです。
40代までフリーターを続けてきてしまった男性や女性の人は、ここから人生大逆転するのは難しいものがあります。
この年代は、ただでさえ就職氷河期世代です。
まともに学校を卒業してから就職できなかった世代なのですが、私も就職氷河期世代ですし他の同年代の友人もみなフリーターから抜け出していっています。
自分自身の変なこだわりから、抜け出すタイミングを失ってしまった事実に向けあえない人が、40代フリーターにはとても多いのです。
フリーター50代の男性女性
50代でフリーター…
一見すると、50代という年齢でフリーター生活をしている場合は、人生かなり危険で将来的にもレッドカードが出ていてもおかしくない状態だと誰もが思います。
しかし、実は50代フリーターの場合、2つのパターンに分かれます。
それぞれのパターンを見ていきましょう。
1、今まで正社員で働いてきて50代で失業しフリーターになったパターン
私自身、以前の職場で40人近いパートさんをマネジメントする立場で仕事をしていたことがあります。
そのパートさん達の中でも、50代でパートとして働きに来ている人も大勢いました。
そんな中、男性で50代で働きに来る人も数人いました。
話を聞いてみると、早期退職を会社が募集していて退職し定年までパートで働こうと思ってきたという方。
会社でリストラにあったり、倒産などの失業にあってしまいパートで働きに来たなど、50代パート男性の場合は比較的、会社都合で退職をし残りの人生をパートで過ごそうという人がほとんどでした。
女性の50代フリーターで働きに来ているパートの方のほとんどは、主婦の方が多かったです。
実は、私の父もそうでしたが会社都合で退職をしたのが50代前半。
その後は、年齢のこともあり当然ですが正社員としての仕事も決まりませんでしたので、持っていた資格を活用し比較的時給の良いパートとして当時勤め始めました。
50代といえば、子供が手から離れる年代でもありますので、今まで正社員として一生懸命に働いてきたのであれば、失業をしていしまったり自分都合で退職をしてしまっていれば、パートとして残りの人生を働いても良いのではないかと思います。
2、今まで正社員で働いたことがなく50代までフリーターになったパターン
正社員として働いたことがない、もしくは若い20代の頃だけ正社員で働いていたがその後はずっとフリーター。
そして気が付けば40代、さらにはそれ以上の50代になってしまったというパターン。
将来的にもらえる年金も少ないですし、何よりも人生が満たされないのではないかと思います。
当然、今までフリーターだったので結婚はしていない確率が高いです。
女性の場合は、50代で今までフリーター生活をしていたとしても、若い頃に結婚をしていれば正社員の旦那さんを生活している場合があります。
しかし、男性の場合、本当に人生が満たされないと感じます。
両親の残してくれている家に暮らしていれば、フリーターでも生きてはいけます。
それでも、低所得で慎ましく生きていかなければいけない。
何よりも、周りの友人や知人に子供がいて、中には孫も誕生している年代が50代です。
虚無感に襲われること間違いなしでしょう。
若い頃からフリーターとして夢や目標を追ってしまった結果かもしれませんし、もしくは正社員として働いていた若い頃に挫折してしまいフリーターになった人もいるでしょう。
しかし、私が見てきた多くの30代後半や40代前半のフリーターの多くが、あなた自身の人生を良くしようと思っている以上に今現在のあなた自身の快楽のためにしか時間とお金を使っていない人がとても多いのです。
給料が入ったからパチンコをやりにいく、飲みに行くなどなど。
50代までフリーターを続けてしまえば、残りの人生は…ご想像にお任せします。
一生フリーターでもなんとかなる?
結構年齢を重ねてしまったフリーターの方が良くいうセリフがあります。
「一生フリーターでもなんとかなるでしょ?」
という、自分の生き方を肯定しているのか、それとも諦めているのかわからないセリフです。
「俺結婚するつもりもないし、実家で暮らしていればバイトでも生きていけるからもういいもん。」
「フリーターだろうと働いて税金納めていればいいでしょ?」
「別にこのまんまでも楽しいからいいんだなぁ~。」
特に30代や40代で実家暮らしフリーター生活をしている人の多くは、この様な考え方を持っています。
ちなみに、これは私の周りに実際にいる人から発せられた言葉です。
日本という国で持ち家の実家暮らしであれば、一生フリーターでも生活をしてくことはできるでしょう。
もう1つの条件としては、男性であれば独身であるということです。
独身で両親が持ち家であれば、一生フリーターでもなんとかなるでしょう。
一生フリーターってどうして人生詰むのか教えてくれ!
一生フリーターでも、なんとかなるというのは分かっていただけたのかなと思いますが…
それにも条件があることが同時に分かってたのではないかと思います。
両親が持ち家である場合です。
日本という国は、世界的に見てもとても安全安心な国になります。
正直、住む場所さえあればフリーターの低所得であろうと生活していくことはできます。
ですが、両親が残してくれた家が無い場合。
アパートなどの賃貸を借りて住まなくてはいけません。
この場合、フリーターの所得だとかなり厳しい日常を送らなければいけなくなります。
さらには、年齢による就業の難しさもあります。
いくらフリーターであろうと、職種によっては若い人材の方が優遇されてしまうことも多くなってしまいます。
その結果、アルバイトやパートの契約期間満了と同時に再契約されないことも出てきてしまいます。
これが正社員の場合ですと、正社員というだけで基本的には定年まで働くことが出来ます。
余程のブラック企業で働いていない限り、毎年、少しづつでも昇給もします。
ボーナスだって支給される会社が、正社員ではとても多いです。
どんなに頑張っていても、フリーターでは人生報われません。
人生詰んでしまい、なすすべなく人生が終了してしまう可能性の方が高いのです。
フリーター人生の末路
フリーター生活をしている人のほとんどは、わけがあってフリーター生活を選んでいる場合が多いです。
例えば…
「バンド活動を優先したいからフリーター生活をしているっす。デビューするまでね。」
「公認会計士の資格を取るために勉強しているのですが、正社員で勤務してしまうと勉強できる時間が少ないので。」
「フリーター生活を続けながら、本当の自分探しの旅をしているんです。」
これら、夢のためにフリーター生活をしている人がとても多いのではないでしょうか?
私自身も夢のためにフリーター生活を長く続けていたので、この様な気持ちはとても良く分かります。
「いつかわ報われるんだ…」
と思い続けてきた結果、15年もの期間をフリーター、もしくは契約社員などの非正規雇用で生きてきてしまいましたから。
全く報われませんでした。
フリーターという生き方を選んでしまうと、その末路はとても辛いものになってしまいます。
フリーター、アルバイトやパート、または契約社員や派遣社員などの非正規雇用で働き続けてしまうと、仕事などのスキルが身に付きません。
そもそもフリーターというのは、誰もができる仕事をさせられる雇われ方です。
正社員の様に、責任を与えられた自分自身の判断で売り上げや経費をコントロールできるような立場の仕事をしません。
そのため、フリーターとしての働き方を評価してくれる企業というのは、ほとんどないのが現状なのです。
大きな取引に関わるわけでもないですし、顧客や取引先との折衝をするわけでもないのがフリーターです。
だからこそ楽な働き方なのですが、その代償はとても大きいのです。
ずっとフリーター生活をしてきてしまった方の、人生の末路はというと…
正社員として就職をいまさらながらしたい!などと思っても、逆転ができない状態になってしまいことでしょう。
職場で多くの40代男性パート達や、46歳男性の私が18歳のときからお付き合いさせていただいてる先輩の様に。
まとめ
「フリーターで何が悪い?」
というテーマでお伝えしてきましたが、結果としては…
フリーターは悪いです。
人それぞれの幸せの形というものがあります。
フリーターで自分は幸せだという人もいれば、フリーターという生き方は幸せではないので早く抜け出したいと思う人もいます。
正社員だろうとフリーターなどの非正規雇用だろうと、何だかんだ生活をしていけるのが日本という国です。
ですが、それに甘えているフリーターの人も、大勢いるのではないでしょうか?
あなた自身は、フリーターで幸せでしょうか?
この言葉に、少しでも心が動いたのでしたら、フリーターから脱出する人生のために行動に移した方がいいでしょう。
一歩進んで、良い人生だったなと思える働き方をしていってください。