中途採用の募集をしている企業はたくさんあります。
即戦力を必要としている企業、または欠員が出て人材を募集している企業など様々な理由があり中途採用を行っています。
他社での経験値を自社に生かしてほしいとある部署を強化するために中途採用活動をしている企業もあります。
しかし、せっかく採用した実力のある中途採用者がたっても1年で辞めていってしまうケースもたくさんあります。
「え?辞める!?まだ1年しか働いていないじゃん!」
そんな私も転職活動し、せっかく内定を頂いた会社を1年で退職しました。
多くの労力をかけて、せっかく採用した実力のある中途採用者。
辞めてもらいたくは無いですよね?
せっかく採用した中途採用者がなぜ1年で再び転職してしまうのか。
そのことについて書いてみたのでよろしかったら読んでみてください。
または、中途採用で採用された方で、すぐに転職をしようと考えている方もよかったら読んでみてください。
目次
中途採用者が1年で転職してしまう主な理由は3つ。1つ目は収入。
中途採用者というのは、当たり前ですが転職活動をしてきた人たちです。
なぜ、転職活動をして新しい会社で勤めるようにしようと思うのか。
その1番の理由が、収入アップです。
現在よりも、年収を増やしたいから転職するというのは、転職者の1番の理由なのではないでしょうか?
特に家族を養っている人でしたら、収入はとても大事になってくることでしょう。
家族を養う収入というのは、家族が生きていく上での大事な生命線になります。
何はともあれ、収入が多いというのは色々な部分でメリットが多いんです。
知っていましたか?
多くの人がいうのは、収入が上がれば上がるほど税金が増えてしまい、手取りは大きく減ってしまうということをいう人がいます。
「年収は、ほどほどに。手取りが減るのはどうだかな~。」
正直にいいますと、この様なことをいう人は全く無知すぎますね。
差し引かれる税金が多くて手取り額が減ってしまっても、それだけメリットがあるということを知らないんです。
厚生年金の掛金など、収入が多ければ多いほど定年後に貰える年金額は増えます。
ここの部分、あなたは考えた事ありますか?
手取り20万よりも、手取り25万円の方が良いに決まっています。
例えば、実家暮らしで手取り20万円のサラリーマン。賃貸で暮らしている手取り25万円のサラリーマン。
毎月使える金額は、実家暮らしの手取り20万円のサラリーマンの方が良いかもしれませんが、将来的なことを考えると厚生年金を多くかけてもらっていたり、基本給が多い分だけ定年後に貰える退職金が多くなるのも年収が多い方です。
目の前に残るお金も大事ですが、それ以上に将来的に恩恵を得る事が出来るために収入の多い会社へ転職するのです。
その予定だったにも関わらず、働いてみたら収入は前職よりも約60万円ほども減ってしまった!
…すぐにでも転職活動をしてしまうと思いませんか?
中途採用者が1年で転職してしまう主な理由は3つ。2つ目は仕事量。
「楽して仕事して給料もらえるなんて最高じゃん!」
「ぼーっとしていてやる事がない時間帯が3時間もあるなんていいなぁ!」
「良い職場に転職したね!なぜならば、仕事量が少ないから。」
この様にいわれたことはないですか?
私自身が、転職した職場環境の悩みを聞いてもらったときのことです。
私も転職してから1年間働いて、あまりにもやりがいも仕事量も無いため退職した会社で感じたこと…
それは、仕事量があまりにも少ないということです。
「うちの職場は…まぁ結構暇な時間が多いよ。」
「ジュース飲んだりして過ごしてよ。俺はたばこ吸ってくるね。」
「何やればいいかって?適当にやっていてください。」
この様なことを職場でいわれたらどうでしょうか?
正直、楽して稼げると思っている人にとってはいい職場かもしれません。
しかし、長い人生を過ごすことになる仕事場で、退屈な毎日は過ごしたくありませんよね?
この職場での退屈な日々というのはですね、職場においてやることが少ないというのは社員もパートも、物凄く嫌がることなんですね。
「やることないなら帰りたいんですけど…?」
こんなことをパートさんからいわれたこともあります。
やることがあまり無い…
時間が過ぎるのがとても永く感じる。
実際には、とても永くなってしまうんですよ。
仕事量というのは、やりがいと一緒です。
せっかく働きに来ているのに、やることがあまり無いというのが働き手としては1番辛いことなんです。
バリバリ働きたいと多くの方は思っています。
一部の人は好きに喋ってサボって給料もらえれば良いやと思っているダメ人間な社員やパートもいますが、しっかりと働きたいと思っている人は仕事量が無いと不満をあらわにします。
私も1年で転職した会社…せっかく転職活動をして内定を貰った会社の仕事量があまりにも少なくて再び転職をしてしまいました。
それだけ、出勤から退勤までバリバリと働きたいと思うのが多くの転職者の特徴です。
毎日暇な8時間。
決して過ごしたいとは思えません。
やりがいがある仕事で、あっという間に8時間が過ぎ去っていく職場で働きたいと誰もが思うものです。
中途採用者が1年で転職してしまう主な理由は3つ。3つ目は職場環境。
収入、仕事量…
中途採用者がたったの1年でせっかく転職した会社を退職してしまう理由の3つ目は…
ずばり職場環境です。
職場環境というのは、中途採用者にとってはとても重要な項目です。
この職場環境とは、ただ人間関係ということではありません。
正直、人間関係が問題なのでしたら変えることは頑張れば出来ると思います。
マイナスな人間を移動させたり、たとえばマイナスなパートやバイトでしたら契約満了時に契約を切ることで職場環境を改善できます。
正社員でも移動先がある会社でしたら、部署の移動や転勤をさせてしまえば排除できるわけです。
では、どうしても排除できない職場環境とは何なのでしょうか?
それは、昔から変らない極端なある部署優遇です。
私がたったの1年で転職した会社を退職して、再び転職した理由の最後の1つが営業以外はクズという考え方をしていた会社だったからです。
退職の話を営業所長にしたところ引き止められましたが、私が営業が優遇されているという話をし、正直内勤者としてはいごこちが悪いと話をしたところ…
「どうしても営業が花形と言う職場だからね。」
と返事が返ってきました。
営業は、昇給も優遇されているが内勤者は昇給ですらすずめの涙ほど。
そうなってくると、内勤の部署も正当に評価してくれる会社へ転職してしまうのも当たり前でしょう。
番外編。職場の雰囲気を悪くする人が多すぎる!
職場ってとにかく色んな人の集まりです。
面白い人や場を和ませてくれる人。
他にも大人しすぎて存在を忘れてしまうような人までいます。
しかし、中には職場の雰囲気を悪くしてしまう人もいます。
そんな最悪な人がいる職場…。
あなたが働いている職場の雰囲気を悪くしてしまう人が1人や2人…もしくは大勢いる職場で、あなたはまともな精神状態で働く事が出来ますか?
「おい!いい加減にしろよこの野郎!」
「給料泥棒のお前でも雇ってくれるいい会社だね~。」
「私からしてみれば、あなたの存在価値はありません。」
厳しさとは違う、残酷さとでもいいますでしょうか。
実際に、この様に接してくる風土を持つ会社もあるのです。
あなたは、一生懸命にこの様な風土の会社で働き続けることが出来ますか?
私は、絶対に無理です!
そんな人が大勢いる職場に転職してしまった中途採用者というのは、すぐにでも次の転職先を探してしまうのではないでしょうか?
職場の雰囲気が悪い環境に、定年の60歳…または65歳までいたいと思いますか?
この様な最悪の職場にいたくはないですよね。
そんな職場の雰囲気を、最低にも悪くしてしまう人が社員でもパートでも多すぎてしまうと、残念な結果しか残っていません。
せっかくコストをかけて実力のある人材を採用したにもかかわらず、1年ほどで退職をしてしまう。
職場の雰囲気が悪い会社では、これが当たり前に発生してしまっているのですね。
まとめ
即戦力を期待して採用した中途採用者。
実際に働いてみてもらった結果、本当によく働いてくれる中途採用者。
そんな中途採用者が1年もたずにすぐに退職してしまうことは、どこの企業にも実際に起こりうることです。
しっかりとシステム化できている会社から転職してきた人は、まだまだ発展途上の会社で働くのは難しいです。
給料も悪く職場の雰囲気も悪ければ、中途採用者はすぐに別の会社へ再び転職してしまうでしょう。
実力のある中途採用者が採用後、すぐに転職してしまうのは中途採用者ではなく、明らかに企業側である受け入れ側の問題です。
「再びすぐに転職してしまう自分は、ダメ人間なのだろうか?」
落ち込みたくなる気持ちも分かりますが、あなたの問題ではないので安心してください。
せっかく採用した中途採用者がすぐに辞めてしまう環境を整えていない会社がいけないのです。
これを読んでいる採用中の企業の方や転職者の方…
- 中途採用者がすぐに辞めてしまう会社では環境を整えて下さい
- すぐに辞めてしまった中途採用者の方は辞めて当然です
会社側も中途採用者側も、良い方向へ進んでいってください。