妻「なにこれ!?どいういうことなの??」
私の妻の怒号が飛んできた。
それは、転職して初めての給料明細を手渡したときに起こってしまった。
なぜならば、転職して給料が2割も下がってしまったのだから…。
少しストーリー風に書いてみましたが、もしかしたらあなたもこんな経験ないでしょうか?
私は経験がありますよ。
転職後に給料が下がって妻からいわれた言葉たち
- 基本給が2万円も下がってるってどういうこと?
- 残業代が満額出ないって年収下がるじゃん
- 定期昇給が無い会社に転籍って嫌なんだけど
- ボーナスが無い会社は勘弁してよね
- 休みが増えても給料下がったら意味ないんですけど
まあここに書ききれないくらいにいわれましたよ。
転職する多くの理由の1つが給料です。
給料が低いから現在の会社よりも給料の高い会社へ転職をしたい。
私もそうでした。
きっと転職活動をしているあなたも、そうなのではないかと思います。
しかし、せっかく苦労して転職した会社の給料が低かったら、その努力は水の泡。
「話と違うじゃないか~。」
また再び大変な転職活動をスタートしなければいけないのか。
そんな風に考えてしまいます。
ですがちょっと待って下さい!
現在の給料が下がってしまった会社でも、解決方法がある場合もあります。
それでは、転職して給料が下がったときの解決方法をお伝えしていきます。
転職して給料が下がってしまったあなたがぜひとも読んで下さい。
目次
夫が転職後に給料下がるのは辛い
あなたの夫が転職して給料が下がってしまったらどうでしょうか?
夫の転職を応援していたあなた。
夫が満足いく幸せに働けそうな会社へ転職できた。
これで夫も幸せになれるはず…などと思っていた夫が転職して初めての給料日。
「え??なにこれ!前職よりも給料が少ないじゃん!!」
家計のやりくりをする立場のあなたからしてみたら、夫の給料が下がるということは死活問題になってきます。
夫の給料が下がってやらなければいけないこと
- 削れる食費は削る
- 子供の習い事も考える
- 外食を控えるようにする
- 無駄に水道を使わない
- 無駄な電気も使わない
- 必要なものはなるべくネットオークション
- 美容院に行く回数を減らす
- パートで働く時間を増やす
などなど。
まだまだ上げればきりはないのですが、取り敢えずはこんなところでしょうか?
実は、私の父親もこれに似た経験をしました。
私が当時、中学1年生くらいの頃でした。
父親の給料が減ってしまったのです。
転職したのではないのですが、本部長からの転勤を断り当時の役職である営業所長を下ろされてしまったのです。
そのため給料が下がってしまい、母親はもう1つパートをするため夜中まで働きました。
パートの掛け持ちですね。
運よく取締役が父親を評価してくれていたので、1年後には元の営業所長に戻り給料も元通りになりました。
子供ながらに体感しましたね。
一家の大黒柱である夫の給料が下がってしまうというのは、本当に大変なことなんだと。
今までの生活水準から、様々なものやことを下げなければいけなくなります。
これは、本当に辛いことなんだと身に染みて感じた私の中学1年生の思い出です。
転職して給料下がる30代
30代という年代は、転職活動が盛んな年代でもあります。
1番転職のことについて活動する年代ではないでしょうか?
私も34歳のときに必死に転職活動をしていたので分かります。
30代の転職理由として多くあるのが以下の理由ではないでしょうか。
30代転職理由
- 給料など待遇への不満
- 新しい仕事への挑戦
- ライフスタイルの変化
- 人間関係
- 業績悪化による解雇や倒産
- ブラック企業でメンタルが持たなかった
これらの理由が主に30代での転職理由だと思います。
その中でも、給料などの待遇に不満を感じて転職する30代が1番多いのではないでしょうか?
30代といえば、家庭を持ち始めている人も大勢います。
子供が生まれ、これからますますお金がかかってくる年代です。
「こんな安月給じゃ子供の学費払えないよ!」
「将来のこと考えるともっと待遇良い会社に行かないといけないな。」
「仕事は嫌いじゃないんだけれどさ…給料がなぁ。」
30代の転職であれば、新しい仕事へ挑戦したい気持ちも分かります。
人間関係やブラック企業からの脱出は30代でなくてもしたいことでしょう。
業績悪化による解雇や倒産はやむをえません。
妻が実家のある都道府県へ引っ越しを希望し、その願いを叶えるために転職をする30代も多いことでしょう。
実際に私が働いているホワイト企業では、妻の実家がある都道府県へ移住ということで転職してきた30代が3名います。
けれども、30代の働き盛りの転職理由としては、やはり給料などの待遇の悪さが原因で転職するのがほとんどです。
私も38歳のときに職場の仕事は楽だったのですが、待遇の悪さから転職活動を始めて現在のホワイト企業へ転職しました。
将来に向けて先立つものの道筋が見えないと、30代は転職活動をするのです。
ところがせっかく転職したにもかかわらず、前職よりも給料が下がってしまう30代も多くいます。
「こんなことなら転職なんてしなければ良かったよ!」
「後悔先に立たず…。」
「こんなはずではなかったのに~!」
先程もお伝えしましたが、私は38歳のときに待遇の悪さから再び転職活動を始めました。
その理由が、前職よりも年収が下がってしまったからです。
相当ダメージが大きかったのを覚えています。
30代は、給料の不満から転職活動を始める人が多い年代。
給料の不満から転職活動を始めた30代の人達が、転職した会社での給料が下がってしまったらどうでしょうか?
何んともいえない絶望感をきっと感じてしまうことでしょう。
転職して給料下がる40代
40代での転職も盛んな昨今。
ある程度の役職についていたり、部下ができていたりと責任感がより一層増してくる40代での転職理由もいくつかあります。
40代転職理由
- 会社組織への不満
- 役員との人間関係
- 最後のチャレンジ
- 労働のストレスによる過労
- リストラなどによる解雇
- 給料が少ない不満
40代といえば、家族がいる方が多い年代です。
そして子供も中学や高校と1番お金がかかり始める時期。
そんな40代転職理由の中でも1位と2位を争うのが「会社組織への不満」と「給料が少ない不満」です。
給料の不満ではなく、会社組織への不満として退職してしまう40代も意外といます。
あなたの勤めている会社でも辞めないと思っていた人が辞めてしまったことはないでしょうか?
それも頼れる40代部長や課長などが退職してしまう。
「年収が3割減っても今の会社にいたくはないですね。」
そういって辞めていった取引先の45歳課長の方がいらっしゃいました。
以前働いていたベンダーでも、新卒からずっと働いていた47歳次長が退職。
会社に絶望したと退職していったのを覚えています。
会社という組織に絶望や不満を身に染みて感じてしまうと、給料の良い40代であっても退職を決意してしまいます。
けれどもやはり40代というのは、お金がかかる時期です。
会社組織への不満で退職してしまう気持ちはとても良く分かります。
年収が下がってでも今の会社にはいたくないのも分かります。
ただ、実際に年収が下がってしまうと困るのは自分や家族。
転職の理由の多くが給料の低さです。
会社への不満や絶望から転職をし、心機一転転職した先の会社での給料が少なかったとしたらどうでしょうか?
給料が3割減っても、ストレスなく働ける職場へ転職したい。
しかし、しばらく働き続けると転職して下がってしまった給料への不満が出てきてしまうのです。
そして再び転職活動を開始してしまう40代が多くいるのです。
転職して年収下がると後悔
転職をする理由にはいくつかあることはお伝えしてきました。
しかし、転職をして年収下がってしまうとほぼ後悔します。
なぜならば、今までの生活水準が下がってしまうからです。
「毎月の給料が前職よりも2万円下がったのがここまできついとは…。」
「お小遣いが半額になってしまいました。とほほ…。」
「少しづつ毎月積み立てていた貯金ができなくなってしまったよ!」
ストレスの無い職場で働きたいから転職もいいでしょう。
新しくやりたいことへのチャレンジとしての転職もいいでしょう。
年間休日が多い会社への転職もいいでしょう。
けれども、実際に転職して年収が下がってしまうと後悔することが多いのです。
私もそうでしたし、友人も年収が下がってしまって困っていました。
年収が下がってしまって嬉しいことってありますでしょうか?
少しきつい仕事であっても、年収が上がった方があなたも家族も嬉しいはずです。
「せっかく転職して有意義に働けると思っていたけど、年収がここまで下がると後悔しかないな。」
多くの転職者というのは、年収が下がる現実に後悔している人が多いのです。
転職して年収下がるのであれば辞退がオススメ
もし、転職して年収が下がるのであれば辞退した方がいいです。
お伝えしてきましたが、どんなに現在働いている会社がブラック企業であっても、年収が下がるのはオススメできません。
今までの生活水準を大きく変更しなくてはいけないからです。
20代であろうと30代、40代であろうとも年収が下がってしまう転職は避けた方がいいですね。
私自身、ブラック企業から転職しようといくつかの企業の面接を受け、自分のこれまでの職歴が活かせる企業へ転職したときです。
採用が決まってから基本給の説明しかなかったのと、みなし残業制度があるということがとても引っかかりました。
ですが、無職の期間が4カ月ほど続いていたので入社したのです。
入社してから前職のブラック企業で働いていたときよりも、年収が下がってしまうことを目の当たりにしたのです。
しっかりと確認しなかった私にも非はあるのですが、年収の金額をはっきりと教えてくれない企業にも問題はあるのです。
その失敗の経験から、しっかりと入社後の年収を教えてもらう様にしました。
年収が下がってしまうことは、家族の生活にも苦労を掛けてしまうことになるのでオススメはできないのです。
年収50万下がる転職はオススメできない
年収が下がってしまう転職はオススメできません。
けれども、ホワイト企業への転職で年収が10万、20万下がってしまうのであれば転職しても良いと思います。
しっかりと定期昇給があり、基本給が上がっていくのであれば1年や2年で前職の年収水準に戻すことができるからです。
しかし、年収が50万円も下がってしまう転職はオススメできません。
ハッキリといいます。
絶対に転職するのは止めた方がいいでしょう。
どんなに転職先がゆるく働ける環境の職場であったり、まったりとしている職場であってもです。
年収が50万円下がってしまうということは、毎月の給料が約4万円近く下がってしまうということです。
ボーナスが少なくなって下がってしまうこともあるでしょう。
どうですか?
毎月の給料が4万円も下がってしまったら。
年収50万円下がってしまう弊害
- 毎月の積立預金ができなくなってしまう
- 趣味へのお金が使えなくなる
- 子供の習いごとも減らさなければいけなくなる
- 家族での外食も控えなくてはならない
- 友人との交友費も無くなる
- ランチ代が減るかもしくは食べるのを我慢する
以前に働いていた会社の部長が話してくれました。
若い頃にある会社へ転職をして手取りが7万円も下がってしまったので、終業後にアルバイトをしなければいけなくなってしまったと。
毎月4万円もの給料が下がっても生活環境は変わってしまうのに、7万円も下がってしまっては死活問題です。
年収が50万円も下がってしまえば、その水準へ戻るのに最低でも5年はかかってしまう可能性が高いです。
昇給の平均は基本給の約3%といわれています。
基本給にもよりますが、毎月の給料の失われてしまった4万円を取り戻すのにも、5年や6年はかかってしまうのです。
5年や6年という年月って大きいですよ。
失われてしまった50万円の年収を取り戻すのは、とても大変なことなのです。
再び転職をしてしまうことは避けて通れないでしょう。
あなたがもし、転職活動をしていて提示された年収が50万円近く下がってしまうのでしたら、その転職はしない方がいいでしょう。
まとめ
ここまで転職して給料が下がってしまう弊害などについてお伝えしてきました。
あなたは転職して給料が下がってしまったことはありますか?
私はあります。
だからこそ、給料が下がってしまう転職には生活にとても影響が出てしまうことが分かっているのです。
「私も経験あるからとても分かるよ!」
「そうそう!辛いんですよね。」
「転職の理由は給料を上げるのが目的なのに下がってしまってはね…。」
もしかしたらあなたも十分理解しているのかもしれませんね。
給料が下がってしまうという辛さを。
もしあなたが転職によって前職よりも給料が下がってしまった場合。
それも生活に困ってしまうほどに下がってしまった場合は、再び転職をした方がいいでしょう。
ですが、転職した企業がとても良いホワイト企業であり、2年や3年ほどで前職の給与水準に戻る見込みがあれば働き続けて下さい。
私の現在の会社がそうでしたから。
給料が下がってしまうということは、あなただけの問題ではなく家族にも影響してくる問題になります。
家族の人生の幸せのためにも、年収が下がってしまう転職は避けましょう。
1979年生まれの就職氷河期世代の妻子持ち男のthelifeです。非正規雇用で数年間も働き続けた負け組であり、抜け出すために独立を考え行動するも挫折。それでも転職成功し現在はホワイト企業で働いています。年収240万円契約社員→大会社年商700億円へ転職成功→年商300億円医薬品ベンダー転職→大手商社系物流会社内定→残業の無いホワイト企業転職。実体験に基づく転職や人生の役立つ情報を提供しています。