あなたの周りにこの様な人がいたりしませんか?
「大学卒業してから正社員で働いたことないんです。」
「32歳になりましたけど、非正規雇用でしか働いたことないんですよね。」
「就職ですか?したことないです。」
もしかしたらあなたもその1人…
そうではないのでしたら失礼しました。
お恥ずかしい話なのですが、私は33歳になるまで正社員として働いたことはありませんでした。
就職氷河期ということもあり、長く非正規雇用として働いてきました。
私自身、10代のころからの夢を追い続けていたという理由もありますが、夢破れてからというもの非正規雇用でしか採用されなかったのですね。
色々と考え軌道修正しながら、現在はホワイト企業で働かさせていただいています。
実は、正社員に一度もなったことがないというのは、とても危険な状態でもあるのです。
もし、あなたやあなたの友人が正社員に一度もなったことがないというのであれば、人生が悪化してしまう前に軌道修正しなくてはいけません。
その危険性についてお伝えしていきます。
心当たりがあるのであれば、必ずこの先を読んで下さい。
目次
正社員として働いたことがない
正社員として働いたことがない人も実際にいます。
そんな話をすると…
「え!?本当ですか!!」
という反応をしてくる人もいます。
新卒で入社したことがある人達は、特にこの様な驚きの反応をしてきます。
私も正社員として初めて働き始めたのは、お恥ずかしながら33歳のときでした。
就職氷河期の中でも1番大変だった世代でしたので、私を含め多くの友人達が新卒にも関わらず正社員としての職に就けなかったという時代背景もありました。
現在でもご家族の介護をしていたという理由で、正社員として働くことができなかった若者もいます。
やりたいことのために正社員としての就職をせずに、非正規労働で働き続けてきた人も大勢います。
大学生でも新卒で就職しない人も、約10%はいるそうです。
新卒でも10人に1人は就職をしない、もしくは就職できなかったということになります。
そうなってくると、正社員として働いたことがないという20代や30代も出てくるわけです。
特に、私の様な就職氷河期世代は、今でも非正規労働でしか働いたことがない人が大勢いるのです。
一度も正社員になったことがない女の人
一度も正社員になったことがない女の人の場合。
実は、意外となんとかなったりします。
「え?人生悪化してしまうんじゃないのですか!?」
あまりこの様なことを伝えたくはないのですが、女性には専業主婦という必殺技もあります。
「専業主婦だけでは家族を支えられないので、結局はパートに行くしかないのではないですか?」
という意見も当然あります。
私の妻もパートとして勤務しています。
けれども、パートは非正規雇用です。
女の人の場合、結婚という必殺技を発動すれば、正社員ではなく非正規雇用でもずっと働き続けることができる場合があるのです。
実際に、私の同級生の女性も、短大を卒業してから1度も正社員として働いていません。
契約社員や派遣社員など、非正規雇用として働き続けて数十年になります。
しかも、結婚は1度もしたことがない独身です。
女の人でも、しっかりと収入を得たい場合は正社員の方が断然有利になります。
ただし、生きていくということだけを考えた場合は、あまり人生が悪化することがないのが女の人のメリットでもあるのです。
一度も正社員になったことがない男の人
一度も正社員になったことがない男の人の場合。
実は、こちらも意外となんとかなったりします。
「え?人生悪化してしまうんじゃないのですか!?」
そうです。
男の人の場合は、正社員に1度もなったことがない場合、人生が悪化してしまう可能性が高いです。
それも、ほぼ100%の確率で人生が悪化してしまいます。
「そうはいっても意外となんとかなるって言っていたじゃないですか?」
この男の人の意外となんとかなるというのは、2つのパターンに分かれます。
1,自分1人だけで生きていく決心を付けた場合
自分1人だけで生きていく場合は、1度も正社員として働いたことがなくてもなんとかなります。
非正規雇用でも、会社から社会保険をしっかりとかけてくれます。
正社員と違って退職金やボーナスなど、他にも正社員であれば享受される福利厚生はありません。
正社員として受け取れるメリットはありませんが、自分1人であれば非正規雇用でもアパートを借りられ生きていくことは十分可能です。
この日本では、正社員に1度もなったことがない人でも、生活はなんとかなってしまうのです。
2,結婚して家族を持ちたい場合
結婚して家庭を持ちたいと考えている男の人は、正社員として働くことが最低限の条件です。
女の人は、正社員として働いたことがなくても結婚はできると先程お伝えしましまた。
男の人は、これとは逆です。
正社員として働いていない男の人は、女の人から見て結婚相手の対象にはなりません。
悲しくて辛い現実ですが、男の人は正社員として働いていなければ結婚相手をして女の人から選ばれないのです。
自営業として働いている男の人出も結婚している人はいます。
ただそれは、正社員以上に収入があったり、同じ位の収入があるから成り立っているわけです。
「え?1度も正社員になったことがないのですか?ありえない!」
男の人というのは、1度も正社員になったことがないという事実に対してデメリットが大半なのです。
一度も正社員として就職したことがないと人生大変になってしまう
一度も正社員として就職したことがない場合。
人生は大変なことになってしまう可能性が高いです。
「一体、何がおこってしまうのですか?」
それは、正社員として就職したことがない場合、正社員として採用されなくなる可能性のパーセンテージがゼロに近づいてしまうのです。
「どういうことですか?」
あなたが正社員として就職したいと転職活動をスタートしても、正社員としての勤務経験がない人というのは採用されないことがほとんどなのです。
まだ20代やであれば、正社員経験がなくても入り込める可能性もあります。
これが30代になどになってしまうと、あなたが正社員として就職したいと思っても採用される可能性は20代の頃と比べればものすごく下がります。
私自身も33歳の時に初めて正社員として採用されましたが、新しい事業所の立ち上げというチャンスと、非正規でしたが今までの経験が活かせる職種でしたので採用されたのです。
就職氷河期世代などで40代にもかかわらず、正社員として働いたことがない人は、これからも非正規雇用として働き続けなければいけない負のループにはまりやすいのです。
正社員としての勤務経験があったとしても、ただでさえ企業からは採用されにくい40代という年代。
私の友人も、20代のころにアミューズメント関係の正社員として勤務し、その後に退職。
退職後は、ずっとやりたいことの勉強をしながら非正規雇用で働き続けて40代。
再び正社員として働きたいと思ってはいるそうですが、応募する企業は全て不採用の連絡しかきていません。
正社員としての勤務経験があっても、年齢と一緒に非正規雇用としての時間を重ねてしまうと、正社員への道はどんどん閉ざされていきます。
20代や30代の早い段階で、ある程度の職種経験が積める正社員としての就職をしなければ、その後の人生が大変なことになってしまうことが多いのです。
正社員になって変わったこと
「正社員だからって別に非正規でも給料は稼げるじゃん。」
「偉そうにしないでください。正社員というだけで。」
「アルバイトでも生きていけるんだし日本って平和でしょ?」
正社員になったことがない人や、非正規雇用で長く働いてきてしまっている人の多くは、この様な考え方が身体に染み込んでしまっている人もいます。
私も昔はそうでした。
正社員を否定する理由
- 責任感が重いから嫌だ
- 自由な働き方ができない
- 休みを返上してでも仕事
当時の私は、やりたいことのために勉強をしたりと夢のために頑張っていました。
頑張っていたというか、それしか自分の生きる道はないものだと思っていたのですね。
今振り返ってみると、20代の若い頃も正社員として働きながら十分勉強も出来ましたし、やりたい夢のために頑張ることも十分出来たと思います。
確かに、正社員はアルバイトやパートに比べれば責任感が重いです。
会社規定のルールで働かなくてはいけませんから、好きなときに休めませんし休日返上して働かなくてはいけないときもあります。
ただし、ブラック企業で働いていないのであれば、十分休めますし好きなこともできるのです。
さらには、正社員としてのメリットはとても多い。
正社員になって変わったこと
- 収入がアップ
- 福利厚生が充実
- 賞与がある
- 退職金がある
- 昇給がある
- 会社経費で食事ができる
私も正社員になってからずいぶん変わりました。
まずは、生活面においてかなり楽になりました。
非正規雇用では、賞与はありません。
非正規雇用に対しても賞与がある会社もあることにはありますが、賞与が支給されたとしても雀の涙程度です。
昇給も時給が数十円上がる程度ですし、長く働いていても退職金はありません。
正社員は、確かに責任感の重さがあります。
しかし、その重さこそが仕事のやりがいでもあるのです。
もう1つ、正社員になって変わったことが多くの人にあります。
人生の充実度です。
まとめ
ここまで正社員に一度もなったことがない人が、その後の人生で大変なことになることについてお伝えしてきました。
一度も正社員になったことがないと…
- 大損している人生
- 悪化してしまっている人生
- 取り返しのつかない人生
この様な結果になってしまう人生が、一度も正社員になってことがない人には待ち受けている可能性が高いのです。
私も遅咲きではありますが、33歳のときに初めて正社員になってから人生は変わりました。
その後に転職活動をしても、全てが正社員として就職できるメリットもあります。
もし、あなたが一度も正社員になったことがないのでしたら、手遅れになる前に正社員としての転職活動をスタートしてください。
たった一度でも正社員として働いたことがある人と、一度も正社員として働いたことがない人では、いざあなたが正社員として働きたいと思っても、正社員として採用されない可能性の方が高いのです。
一度も正社員として働いたことがないのであれば、人生が悪化してしまう前に正社員としての経験を積んで下さい。