日本は良い国です。
「本当かよ!?」
「全然そんな風に思わないんですけど。」
「海外の方が良いでしょ?」
様々な国を比べてみれば、それぞれにメリットやデメリットがあるのは当然のことです。
良い国の指標の1つが仕事です。
仕事が充実していれば、幸福度は高いのではないでしょうか?
「そんなこと言ってもこの日本で仕事をしていて幸福を感じることはありませんよ。」
果たしてそうなのでしょうか?
世界の幸福度…
仕事の幸福度に焦点を当ててお伝えしていきます。
日本人のあなたへお伝えする仕事における幸福度の真実を目の当たりにしてください。
目次
仕事における幸福度とは?
仕事における幸福度とは、仕事を通じて得られる喜びや充実感、満足感などのポジティブな感情を指します。
単に仕事が楽しいかどうかだけでなく、やりがいを感じているか、自分の能力を発揮できているか、周囲の人々と良好な関係を築けているかなど、仕事における様々な側面を包括的に捉えたものです。
仕事における幸福度が高い人は、以下のような特徴があります。
- 仕事にやりがいを感じている
- 自分の能力を発揮できていると感じる
- 周囲の人々と良好な関係を築けている
- 仕事とプライベートのバランスが取れている
- 仕事に対して前向きな気持ちを持っている
仕事における幸福度は、個人の価値観や考え方によって大きく異なります。しかし、一般的には、以下のような要素が仕事における幸福度を高めることにつながると考えられています。
- やりがいのある仕事
- 自分の能力を発揮できる仕事
- 周囲の人々からの認め
- 仕事とプライベートのバランス
- 成長できる機会
- 良好な人間関係
近年、仕事における幸福度は、従業員のモチベーションや生産性、企業業績などに大きな影響を与えることが明らかになってきており、多くの企業が従業員の幸福度向上に取り組んでいます。
従業員の幸福度向上に向けた取り組みとしては、以下のようなものがあります。
- やりがいのある仕事の提供
- 能力開発・研修の機会の提供
- 評価制度の改善
- ワークライフバランスの推進
- コミュニケーションの活性化
仕事における幸福度は、個人の努力だけでなく、職場環境によっても大きく左右されます。
企業にとっても、従業員の幸福度を高めることは、競争力強化につながる重要な投資となります。
世界仕事幸福度ランキングがこちら
日本の世界幸福度ランキングって気になりませんか?
2023年度のランキングによると、1位はフィンランド、2位はデンマーク、3位はアイスランドとなっています。
フィンランドは、6年連続で世界仕事幸福度ランキング1位を獲得しており、充実した社会保障制度、質の高い教育、ワークライフバランスなどが評価されています。
以下、上位10カ国のランキングです。
順位 | 国名 | 仕事幸福度スコア |
---|---|---|
1 | フィンランド | 7.804 |
2 | デンマーク | 7.586 |
3 | アイスランド | 7.530 |
4 | イスラエル | 7.473 |
5 | オランダ | 7.403 |
6 | スウェーデン | 7.323 |
7 | ノルウェー | 7.297 |
8 | スイス | 7.259 |
9 | ルクセンブルク | 7.255 |
10 | オーストリア | 7.244 |
私達が住んでいる国、日本の幸福度ランキングは47位となり、2022年度の54位から順位を上げています。
日本のランキングが上がった理由として、社会的支援や人生評価・主観満足度のスコアが上がったことがあると考えられています。
それでも世界と比べると比較的豊かな国である日本のこのランキングは低いでしょう。
仕事における日本の幸福度
国際調査によると、日本の仕事における幸福度は低い傾向にあります。
例えば、パーソル総合研究所が2023年に行った調査では、18カ国・地域中、日本は「働く幸福度」が最下位でした。
イノベーション人材総合研究所が2023年に行った調査では、世界仕事幸福度ランキングで日本は47位でした。
日本の仕事における幸福度が低い理由としては、以下のようなことが挙げられます。
日本での仕事の幸福度が低い理由
- 長時間労働:日本の労働時間は、OECD諸国の中でもトップクラスに長いです。
- 職場におけるストレス:日本の職場は、上司からのプレッシャーや長時間労働など、ストレスが多い環境とされています。
- ワークライフバランスの悪さ:日本では、仕事とプライベートの時間を両立することが難しいと感じる人が多いです。
- 年功序列・終身雇用制度:年功序列・終身雇用制度は、個人の能力や成果が評価されにくいという問題があります。
- 仕事の選択肢が少ない:日本では、転職が難しく、自分に合った仕事を見つけることが難しいと感じている人が多いです。
近年、政府は、長時間労働の是正やワークライフバランスの推進など、仕事における幸福度向上に向けた取り組みを進めています。
企業も、テレワーク制度の導入や評価制度の改革など、従業員の幸福度向上に取り組むところが増えています。
仕事における幸福度を高めるためには、個人の努力も重要です。
自分のキャリアプランを明確にし、スキルアップに努めること、ストレス解消法を見つけること、周囲の人と良好な関係を築くことなどが重要です。
自分に合ったコミュニティを見つけるのも幸福度を上げることでしょう。
幸福度と仕事の関係
仕事と幸福度は密接な関係にあります。
一般的に、これらの要素を満たしている人は仕事に対して幸福を感じている傾向が高いです。
仕事に対して幸福度を感じている人の特徴
- 仕事にやりがいを感じている人は、幸福度が高い傾向があります。
- 自分の能力を発揮できている人は、幸福度が高い傾向があります。
- 周囲の人々と良好な関係を築けている人は、幸福度が高い傾向があります。
- 仕事とプライベートのバランスが取れている人は、幸福度が高い傾向があります。
逆に、長時間労働や職場でのストレスは幸福度を低下させる要因となります。
ワークライフバランスの悪さは、幸福度を低下させる要因となりますし、自分に合っていない仕事をしていると幸福度が低下する可能性があります。
仕事における幸福度を高めるためには、いくつか必要な要素があります。
- 自分が何をやりがいと感じるか、自分の能力を何に活かせるかを考えること。
- 周囲の人々と良好な関係を築くこと。
- 仕事とプライベートのバランスをしっかりと取るようにすること。
また、企業にとっても従業員の幸福度を高めることは業績向上につながります。
従業員が仕事にやりがいを感じ、能力を発揮できる環境を作ることは企業にとって重要です。
近年、仕事における幸福度はますます重要になってきています。
人生100年時代と言われる現在、仕事とプライベートの両方を充実させることが重要です。
幸福度の高い仕事とは
幸福度の高い仕事は、人によって様々です。
しかし、一般的には以下の要素を満たしている仕事が多いと言われています。
やりがいを感じられる仕事
自分の能力や価値観を活かせる仕事、社会貢献につながる仕事、自分が成長できると感じる仕事などが該当します。
ワークライフバランスが取れている仕事
仕事とプライベートの時間を両立できる仕事です。長時間労働や休日出勤が少ない、フレックスタイム制や在宅勤務制度があるなどが望ましいです。
人間関係が良い仕事
上司や同僚との人間関係が良好で、互いに尊重し合える職場環境です。
給与が安定している仕事
生活に困らない程度の給与が得られる仕事です。昇給制度やボーナス制度があることも重要です。
安定した雇用
解雇リスクが低く、長く安定して働ける仕事です。
まとめ
ここまで仕事の幸福度ランキング、そして日本人の仕事における幸福度をお伝えしてきました。
いかがでしたでしょうか?
人それぞれ感じ方が違うのが幸福度です。
そのため仕事における幸福度は、個人の価値観や考え方や職場環境など様々な要素によって左右されます。
世界仕事幸福度ランキングは、あくまでも指標の一つとして捉えることが重要です。
どんな仕事であろうと、あなた自身が幸せであれば良いのです。
けれども、仕事に幸せを感じられない人が多いのが現在の日本ではないでしょうか?
ここでお伝えしてきたことを参考にしていただき、幸せな仕事人生を歩む一歩になっていただければ幸いです。