昨今、様々な企業や様々な業界で人手不足が問題になっています。
特に中小企業等は人手不足が顕著に出ていて、経営者ですら人手が足りない、または跡継ぎがいないという状況に追い込まれてしまっている中小企業もあります。
「うちの会社って社長の後継ぎどうするの?」
「あの部署って求人出さないの?業務回っていないじゃん!」
「人手不足で業務が回らないよ~。」
この様な人手不足の会社はとても大変な毎日を送っています。
けれども、人手不足というのは転職者にとってはチャンスでもあるのです。
なぜならば、売り手市場といわれている状況になっているからですね。
転職を考えている人は、あえて人手不足が嘆かれている中小企業の求人に応募してみるというのも1つの手です。
なぜならば、転職の成功の確率がとても高いからです。
さらには一気に昇進できるチャンスが眠っている可能性もあります。
ちなみに、私の友人は人手不足の会社へ転職をし、3年目には課長へまで昇進していました。
それでは、これからどのような企業、どのような業種が人手不足に陥っているのか見ていきましょう。
利益を十分だしている人手不足の中小企業は、本当に狙い目ですよ。
目次
人手不足の日本はこれから深刻な問題を抱えてしまう
日本は現在、とても深刻な人手不足です。
バブルの頃や就職氷河期世代といわれている年代の人達からすると、本当にビックリするかもしれません。
ですが、本当に人手不足が顕著に表れてきました。
なぜならば、求人へ応募をしてからの面接へ来てくださいという返信がとても多いからです。
「ご応募ありがとうございます!書類選考通過です。」
「何月何日に面接へ来れますか?」
「もしもし?書類を拝見いたしまして…(昨日送った履歴書)」
少子高齢化が進んでいる日本では、この様な感じで働く人材確保の競争も激化しています。
私自身、就職氷河期世代でしたので転職活動をしていても、内定をもらうことがほとんどなかった世代です。
そんな私ですら現在の転職市場では、積極的に採用側や転職エージェントからお声がかかるのです。
まさに人手不足の時代です。
さらに正社員だけではなく、パートの募集ですら中々人が集まってきません。
冗談ではなく、本当の話です。
日本の高齢化が原因で、若い働き手がとても少ない状態になってきてしまっています。
私が以前に働いていた物流センターでは、パートの募集をかけても応募してくるのは50代の方々がほとんどでした。
逆に、体力的にもしっかり働ける若い30代や40代のパートは集まってくる人数が少なかったです。
業界や業種によっては、人手不足によって仕事は十分にあることもあります。
しかし、そのやってもらいたい仕事をやってくれる従業員が全くいなくて、黒字倒産してしまう企業も今後は多く出てくると予想されているのです。
仕事は十分にあれど、仕事をしてくれる人材がいなくては会社は回らないのです。
この様な事態は、近い将来に現実になることでしょう。
実際に、後継ぎがいなくて店を閉めている商店街の方々などがいます。
人手不足というのは、本当に深刻な問題なのです。
逆に、この問題を有利に捉え、転職活動に活かせばいいのではないかとも思っています。
ピンチはチャンスですからね。
人手不足なのに求人を出さない会社は辞めた方がいい?
人手不足業界を狙って転職活動していくのは、ある意味で狙い目だというのは事実です。
働き手が不足しているのですから、採用される確率もとても高いです。
私自身も、ある重要な部署の後任のことをずっと考えずにその担当者が定年するまでないがしろにしていた会社への転職は、経験もあったこともあり面接をしたその日に電話が来て採用が決まりました。
働き手が高齢になって、後継者不足で急遽求人を出す会社もとても多いです。
転職活動者にとては、人手不足というのもチャンスであるのは事実なんですね。
しかし、人手不足といっているのに求人を出さない会社もあります。
「なんでうちの会社は、人手が足らないといっているのに求人を出さないんだ?」
などと不思議に思いながら働いている人も大勢いるのではないですか?
これ理由は、新しい人材を入れる余裕がないんです。
つまりは会社にお金がないということです。
以前、私が勤めている会社で新しい物流センターを立ち上げるときに、集約して無くなってしまう物流センターで働いていたサブセンター長が転籍して入社してきました。
毎日夜中の23時頃まで働いていたそうです。
正社員は、3人だけ。
人手不足なのは現場も、そして会社もわかっていたそうなのですが、後1人を雇ってしまうと赤字になってしまうくらいに収益はギリギリだったそうです。
いくら人手不足で求人を出している会社に入社しやすいといっても、この様な人手不足を解消できない財務状況の会社への転職はしない方がいいでしょう。
また、人手不足で求人を出さずに激務になっている会社で働いている人は、転職することをオススメします。
人手不足は転職就職のチャンス!
人手不足というのは、企業にとってはとても問題のあることです。
毎年大学生の新卒採用をしている会社でも、5人採用した新入社員が3年後には1人しか残らなかったり、9人採用した年の新入社員は7年後に全員いなくなっていたり。
新入社員や中途採用者の定着率が悪いというのは、その会社の問題でもあるのですが人手不足というのは、転職や就職にはまさにチャンスでもあります。
就職氷河期世代の現在の40歳前後の人達というのは、そのほとんどが派遣社員になっていきました。
良くて契約社員などという時代でした。
その様な就職氷河期世代の人達からしたら、今の売り手市場はうらやましい限りです。
私自身も就職氷河期世代でして、新卒での就職はできませんでした。
その後に派遣社員をしたりアルバイトをしたり、契約社員として長く働いていました。
20代や30代前半などは、正社員の求人を出している企業へ応募するも、そのほとんどが書類選考で不採用になってしまうような景気の悪い状況。
それが33歳くらいから市場の状況が一変して、売り手市場へとなっていきました。
人手不足が顕著に表れ始めたころです。
ここからはまさに今までの経験を活かして飛ぶ鳥を落とすかのごとく応募した会社で採用がもらえました。
求人サイトから直接スカウトも来るようになりましたし、現在でも某転職サイトから役員や人事担当者からスカウトがきます。
本当に人手不足なんです。
日本は。
その人手不足を乗り越えるために、会社をこれからよりよくしていこうという経営者もたくさん出てきています。
今は大変かもしれないけれど、数年後には働きやすい職場しようとしている会社がたくさん求人を出している。
転職者にとってはチャンスが転がっていますので、転職を考えているあなたなら積極的に行動してもいいでしょう。
運送業の人手不足は業界二位。トラックドライバーがいなくなる
まず、真っ先に人手不足の業界として挙げられるのが、運送業界です。
現在はインターネット通販が発達し、日本全国ものを運ぶと言うことがとても重要なポジションになってきています。
また、24時間営業しているコンビニエンスストアや、スーパーマーケットなどの量販店など、私たちが普段何気なく手にして買い物しているもの、その9割はトラックドライバーが配達をしています。
昨今、ニュースでも頻繁に取り上げられるのですがトラックドライバー不足が嘆かれています。
物が届かなくなるということは、それは物を購入することができなくなるということです。
なぜ運送業界が人手不足になってしまったかというと、真っ先にあげられる理由が労働時間と待遇です。
昔は、トラックドライバーといえばかなり稼げる仕事として有名でした。
某大手運送会社で働けば、仕事は大変だが3年で1000万円貯金できるとまでいわれている時代がありました。
ですが現在はというと、そこまで稼げる仕事ではなくなり、さらには労働時間の長さと業務の過酷さがあります。
休日もあまり取れずに働くことになってしまうのが今の運送業界です。
人手が足りないのが原因で、さらに労働は過酷になってしまう負のスパイラルに陥っている業界です。
それでも、まだまだ大型免許を持っていればかなり稼げる業界でもあります。
福利厚生のしっかりとした運送会社へ転職できれば、かなりの給料がもらえる業界でもあります。
生活のライフラインを支えている物流は、狙い目の業界であることは間違いありません。
まとめ
人手不足についてお伝えしてきました。
本当に人手が足りないのだなと感じるようになったのは、2015年くらいからです。
パートを募集しても、応募が本当に少ないのです。
5名採用のところ3名しか応募がなく、3名全員を採用しても1人しか残ってくれないなんてことがほとんどでした。
景気が悪かったときなどは、1名募集している企業へ20名が応募したりしていました。
とてつもない買い手市場だったのです。
けれども、日本も人手不足の時代に突入です。
特に中小企業では、高齢かも相まって人手が足りていないところが多いです。
しっかりと利益を出している人手不足の中小企業は、探してみると多く存在するのですね。
私もそんな中小企業へ転職して、今現在では40代平均以上の年収を頂いています。
ピンチはチャンスでもある。
転職が当たり前になってきた昨今では、人手不足も相まって転職者にとってはチャンス到来です。
もしあなたも転職を考えているのでしたら、優良企業の中小への転職はとてもスムーズに事運ぶことでしょう。
チャンスはあなたの目の前にぶら下がっていますよ。
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1979年生まれの就職氷河期世代の妻子持ち男のthelifeです。非正規雇用で数年間も働き続けた負け組であり、抜け出すために独立を考え行動するも挫折。それでも転職成功し現在はホワイト企業で働いています。年収240万円契約社員→大会社年商700億円へ転職成功→年商300億円医薬品ベンダー転職→大手商社系物流会社内定→残業の無いホワイト企業転職。実体験に基づく転職や人生の役立つ情報を提供しています。