きっといますよね?
あなたの会社にも。
- 何度も注意されても直らないし、仕事のミスも当たり前の様にする社員。
- 周りの社員やパートとのコミュニケーションが上手く取れない社員。
- 臨機応変な行動ができず、予想外のことが起きると周りが見えなくなり慌ててしまう社員。
いません?1人や2人、その様な社員が。
「そういえばいますよ。あいつが物凄く当てはまっています!」
実は、私が以前勤めていた会社にもいました。
それも、S級ランクのすごいのが2人もです。
「やる気の無い社員なのかな~?」
「自分の教え方が悪いのかな~?」
「この仕事に向いていないのかな~?」
などと悩んでしまっていませんか?
あなたの職場で迷惑しかかけていない社員、もしかしたら発達障害の可能性があります。
以前の職場にも2人いた発達障害の社員。
実は、現在の職場にも3人ほどいます。
正直にいいますと、仕事はやりずらいですしイライラもさせられっぱなしです。
そんな発達障害の社員と上手くやっていく方法はあるのでしょうか?
悩んでいるあなたにお伝えしたい解決方法を書いてみました。
ぜひ、読んでみて下さい。
目次
仕事ができないのは発達障害かも
あなたの職場にもいることでしょう。
そして、どこの職場でもきっと1人や2人やいることでしょう。
ビックリするくらいに仕事ができない社員です。
「何でこんなことでミスするんだ?」
「毎回メモしているのに毎回忘れてしまうってさ。」
「やる気あるようですぐに集中力切れるんだよなあいつ。」
もうビックリするくらいに、仕事ができない社員っていますよね?
さらに付け加えると、仕事ができないために周りの社員やパートから嫌われていたりします。
これ実は、仕事ができない原因は発達障害の可能性が高いです。
- 尋常じゃないくらいに毎日にルーティーンでミスが多い。
- 人の気持ちを考えて仕事をすることが出来ない。
- 仕事で予想外のことが起きてしまうと途端に慌てふためいてそれどころではなくなってしまう。
この様な特徴がある場合は、あなたの職場にいる仕事ができない社員の人は、発達障害の可能性がとても高いのです。
人間は、誰しもがミスをします。
仕事だけではなく、プライベートでもミスをします。
しかし、同じミスを何度も繰り返してしまうのは、仕事に対するやる気などの問題ではありません。
発達障害(ADHD)の可能性が高いのです。
ですので、その可能性がある相手に対して教育や研修をしても、改善されることはとても難しいのです。
発達障害では高学歴でも仕事ができない
高学歴の人材で連想される言葉って何でしょうか?
「仕事ができる。」
人材採用でも、高学歴だというだけで採用されるパターンは、新卒採用でも中途採用でもとても多いです。
ただ、実際に高学歴を採用してみると、意外と仕事ができない人がいることも多々あります。
その高学歴人材に与えた仕事が本人とアンマッチの可能性もありますが、どの様な仕事を与えても仕事ができない高学歴人材もいます。
その場合は紛れもなく、発達障害の可能性が高いです。
私の以前の職場でも、2人の高学歴発達障碍者がいました。
1人は、某有名小売業チェーンの元会長と同じ大学を卒業した社員。
もう1人は、あまたのスポーツ選手を輩出した大学を卒業した社員でした。
2人とも、仕事があまりにもできずにパートさん達に嫌われてしまう始末。
スポーツ選手を輩出し続けている大学を卒業した社員は、もしかしたら自分は発達障害なのかもしれないと本人も自覚。
しかし、もう1人の高学歴社員は、自分の思い通りにならないことには全く理解を示さず、なぜ自分がこの様な扱いなのかにも不満を持っていました。
とてもプライドが高かったのです。
正直、2人ともプライドが高かったです。
2人の両親とも、かなりの良い会社へ勤めていて裕福でしたし、本人達も学歴はとても高かったですから。
そんな周りがうらやむ学歴を持っていても、その2人は全く仕事ができないのです。
成長というものが全く感じられないのです。
- 空気が読めない
- 人の気持ちや感情を理解できない
- 自分ができないことが分からない
せっかく手に入れた優秀な学歴だろうと、発達障害では仕事も周りに迷惑をかけてしまうことになってしまうのです。
ADHDはプライドが高い
発達障害(ADHD)の人達の特徴として「プライドの高さ」があります。
- 自分はできる人間だと思っている
- 仕事ができないのは周りのサポートが無いからだ
- 自分の実力を何で理解してもらえないのか分からない
この様に、ADHDの人達というのは結構プライドが高い人達が多いのが事実です。
職場の周りからしてみれば、さっさと辞めてくれればいいのにと思われているのにも気づかないですね。
周りの雰囲気に気づかないというところも、ADHDの特徴でもあります。
プライドが高いわけですから、与えられた仕事に対して余裕で出来ると思っているところもあります。
「そんなに難しい仕事かあ~?」
「僕だったら大丈夫です。出来ます。」
「なるほど。楽勝ですね。」
などと偉そうなことをいっていても、いざ仕事に取り掛かり予期せぬことなどがあると慌てふためいてしまいます。
慌てふためいてしまい、1日中そのことで頭がいっぱいになってしまい、他の仕事をおろそかにしてしまう結果に。
かといってプライドが高いため、自分がミスしたことを中々認めません。
さらにタチが悪くなると、ミスをする自分を助けてくれない周りがいけないとまでいってきます。
何を問い詰めても、まずは言い訳からスタート。
プライドが高いゆえに、自分がミスしたことや自分がいけないことをしているということを認めたくないわけです。
だから余計に、職場での評価はガタ落ちになってしまうわけです。
そんなプライドの高いADHDの同僚や先輩・後輩と同じ職場で働いてしまうと、兎にも角にもストレスが常にメーターマックスで溜まっていってしまいます。
「ぶっ潰れてしまうのはこっちだよ…。」
ADHD(発達障害)の人達というのは、プライドの高い人が多いのです。
ADHDは見た目でわかる
ADHD(発達障害)の人というのは、見た目で実は分かる場合が多いです。
「そんなはずないでしょ~?」
多くの方が思いますよね?そんなはずないって。
実はこれ、見た目で分かるというのは少し違います。
ADHDの人というのは、行動にとても特徴がある場合が多いのです。
実際に私が出会ってきたADHDの人達の行動パターンを紹介します。
- 現場で歩いていると何故か突然バスケのピボットの様に片足を軸に回転する
- 歩き方が毎回しっかりと背筋を伸ばして歩いている
- 車のワイパーを動作している状態で車のエンジンを止めても気にならない
- 予想外のことに慌てふためいてしまう
- 人目を全く気にせずに自分自身の特異な行動をしてしまう
- 重要な会議であっても何故か寝てしまう
この様に、普通の行動ではない行動をしてしまう人というのは、ADHDの可能性がとても高いのです。
私の職場にも、ADHDが故に特異な行動をして周りを困らせてしまう人がいます。
珍しい取引先の方が来たりすると、何故か仕事そっちのけでその取引先の方をずっと見続ける人が職場にいます。
他部署の人がその取引先の人と打ち合わせをしている最中、じーっとずっとその来社した取引先の人を見続けるのです。
思考がそちらへ行ったきり戻ってこないんですね。
そのせいもあってか、取引先の方から…
「あの人、ずっと私を見ているんですけど、私何かいけないことしましたかね?」
などと、心配という名のクレームを頂いてしまいました。
あなたの職場で明らかに行動がおかしいと感じる人がいたら、その人はADHDの可能性がとても高いです。
というよりも、ADHD(発達障害)だと思われます。
発達障害の人を採用してしまった場合
採用面接では、面接に来た全ての人の内面まで見抜くことは至難の業です。
ましては、面接に来た人が発達障害かどうか何て見抜けません。(行動で見抜けるかもしれませんが)
転職者が良くいうセリフに「実際に入社してみないと分からない。」というセリフがあります。
これと同じで、採用する企業側も良かれと思って採用を決めても「実際に働かせてみないと分からない。」という現実があります。
採用した人材があまりにも仕事のパフォーマンスが悪いのでしたら、もしかしたら発達障害の可能性があります。
仮に発達障害の人材を採用してしまった場合、どの様に対処すればいいのか悩んでしまいます。
発達障害の人の多くは、仕事ができないためにあらゆる部署を転々と異動する傾向があります。
「現場でパートさん達をまとめることが出来ないから事務作業で使ってくれ。」
「事務作業に入ったけど、電話対応のたびにどうすればいいか聞いてくるからめんどくさい!他で使ってくれ。」
「総務部に来て色々とやらせてみたけど、入力ミスが多くて困る!」
この様な感じで部署をたらい回しにされるのが発達障害の人の特徴でもあります。
結果として窓際部署への異動になり、そのまま月日は流れているということに。
実は、発達障害の人を採用してしまった場合の解決方法が2つあります。
1,発達障害の人でも働ける部署へ異動してもらう
まずは、部署異動です。
発達障害というのは、確かにデメリットの方が多いです。
しかし、1つの作業に対しては物凄い集中力を発揮する特徴を持っています。
そして、自分自身で考えずに指示されたことをやることに関しては特異なパターンが多いです。
良くいわれるのが…
「お前は正社員なんだから、もっと自分で考えて仕事をしなければダメだ!」
というセリフ。
私もつい言ってしまったことがありますが、もしかしたらあなたも言ってしまったことがあるかもしれませんね?
しかし悲しいことに、発達障害の人というのは自分自身で考えて仕事をすることが困難なのです。
そこを理解してあげて、徹底的に指示を出し働いてもらうしかないのですね。
そして、その様な指示を仰いで仕事をすることのできる部署への異動をさせてあげて下さい。
2,発達障害の人でもできる仕事や作業を作る
あなたの職場に発達障害の人がいて、兎にも角にも周りの人達に迷惑ばかりをかけてしまっている。
「いい加減にしてもらいてーよなー、あいつにはさ!」
「何もできないって逆にすごいよね!?」
「本当に最悪すぎるんですけど…。」
この様な感じになっていませんか?
発達障害の人がいるあなたの職場でも。
私も経験がありますが、発達障害の人と働いていると物凄く疲れてしまいます。
しかし、一緒に働いていかなければいけません。
その時の解決方法のもう1つは、その発達障害の人のために仕事を作ってあげるということです。
人間には向き不向きがあります。
誰もが全ての職務をこなせるなんてことはありえません。
特に発達障害の人は、職務を上手くこなせない傾向が高いです。
そんな発達障害の彼ら彼女らにも、十分にできる仕事や作業を作ってあげるのです。
発達障害の社員のためだけ…そのためだけに仕事や作業を作るというのは難しいかもしれません。
けれども、彼ら彼女らにもきっとできる仕事と作業があるのです。
発達障害の人を採用してしまった以上、企業側も企業努力が必要になってきてしまうのです。
ADHDの同僚からストレスしか感じないのでやめてほしい
ADHDの特徴というのは、注意力が足りなかったり衝動的で落ち着きがないといった特徴があります。
あなたの職場で一緒に働いている人がADHDですと、一緒に働いているのが苦痛に感じてしまうことだと思います。
それも、毎日苦痛に感じてしまうのではないでしょうか?
私自身にも経験があるのでとてもよくわかるのですが、ADHDの人に申し訳ないのですが本当に一緒に働いていてストレスが溜まります。
上司からも同僚からも、そしてパートやアルバイトの人達からも怒られ愛想をつかされてしまうADHDの社員。
「さっさと辞めてくれないかな~あいつ。」
「クビにできない日本って最悪だ!」
「こっちが頭おかしくなってしまいますよ…。」
この様な感じでストレスが溜まってしまいますし、本当に会社をやめてほしいと思ってしまいますよね?
しかし、日本の労働基準法では簡単には解雇にはできません。
だとしたら、何か解決方法はあるのでしょうか?
ADHDの社員と一緒に仲良く幸せに働いていくということは、正直に難しいです。
仕事のパフォーマンスを上げるどころか、職場での周りのパフォーマンスを下げてくることが多いです。
だとしたら、どの様にすればいいのか。
自主退職してくれればいいのかもしれませんが、それを願っていてもその願いが叶うかどうか分からないので虚しくなるだけです。
さらに現代の職場では、必ず1人や2人はADHDの人と接していかなければいけないのです。
やめてほしいのは重々理解しますが、これからの時代はADHDの人達と共存していかなければいけない時代なのです。
発達障害の社員への接し方
発達障害の社員との接し方は、本当にこちらがストレスを感じてしまうくらいに難しいことです。
本当にストレスとの戦いになります。
- どんなに注意しても単純な仕事ですらできない
- 毎回同じミスを必ずしてしまい他部署に迷惑をかけてしまう
- 重要なことをメモしてもすっかり忘れてしまっている
- 先のことなど考えずに行動してしまう
- 今やらなければいけない重要なことを後回しにしてしまう
- 集中力や持久力が続かない
一般的な普通の社員ができる当たり前のことが、発達障害の社員はできません。
当たり前のことが出来ないので、上司やパートさん達を苛立たせてしまいます。
「だったら一体どうすればいいんだろうか?」
この問題、本当に難しくあなたもそうですが誰もが悩んでしまいます。
発達障害の社員に対する接し方は、接しないことが1番の解決方法です。
「ん?ということは、解雇??」
いや、そうではありません。
では、どうすればいいのかというと…
発達障害の社員の人でも働ける職場環境を作るということです。
しかし、そのためには大きなハードルが2つあります。
1つは、会社に理解してもらうということです。
会社に理解をしてもらい、発達障害の人でもできる仕事の部署を作ってもらうことです。
そしてもう1つは、1番難しいのですが…
発達障害の本人に、自分が発達障害だということを認識してもらうことです。
先程もお伝えしましたが、発達障害の人というのは意外とプライドが高いです。
「自分だったら何でもできる!」
この様に思っている人がとても多いのです。
そんな発達障害の人に対して…
「あなたは発達障害だと診断されました。普通の業務は難しいのであなた専門の業務を作るのでそこで活躍しませんか?」
という通達をするのは、本当に難しことです。
もっと踏み込めば会社がしっかりと診断させてあげ、本人に理解してもらう努力をしなければいけないと思います。
あなたの職場にいる発達障害の人への接し方は、会社全体で考えてその人でも活躍できる環境を作ることではないかと思います。
まとめ
あなたの会社にもきっといる変わっている人。
そうです。
発達障害を持っている職場の人達です。
そんな発達障害の同僚や上司、社員達とのことについてお伝えしてきました。
この問題というのは、本当に悩んでしまいます。
私自身も経験があり、とても苦しめられてきたので分かります。
しかし、結果として共存していかなければいけないことでもあります。
解雇することすらできません。
だとしたらやはり共存ですね。
発達障害の人とも職場で共存できるよう、会社自体がチェンジしていかなければいけないことだと思います。
その様に変化できるよう、あなたも行動していければいいのではないでしょうか?
大変だとは思いますが、頑張っていきましょう。