転職するには様々な理由があるのですが、その転職理由の本音を某アニメの気難しいキャラである海〇雄山も聞いてしまえばきっと…
「何!?そういうことか!!」
と納得してくれるのではないでしょうか?
せっかく働いて給料をもらっている会社を辞めようと思い転職活動をするのですから、それ相応の理由がなければしませんよね。
だって慣れ親しんだ環境から、不慣れな環境へ飛び込んでいくのですからね。
そこで、転職する理由の本音というものをお伝えします。
現在、転職活動中の方はぜひ読んでみて下さい。
きっとあなたも納得の理由がごろごろとあることでしょう。
目次
転職理由その1「給与、お金」
転職理由の本音として1番多いのがこのお金ではないでしょうか?
毎月の給料が少なくて、結婚したものの生活が苦しい。
この様な場合は、転職して年収を上げようとする方がとても多いですね。
私自身もお金を理由に転職をしました。
会社都合で転職させられた会社の労働環境が悪かったのをきっかけに退職をし転職活動を開始。
半年ほどで新しい転職先を見つけることができ入社したのですが、労働環境の悪かった前職よりも年収が下がってしまいました。
約50万円ほど年収が下がってしまったのは、生活的にもとても痛かったです。
そこで以前の年収に近い年収がもらえる会社を探し、転職サイトなどフル活用して転職活動を再び開始。
おかげで前職の年収に近い金額を頂ける会社へ転職することができました。
実際に転職活動時の面接で、お金のことは普通に聞かれます。
よくあるのが…
「お金のことで転職しようと思ったなんて面接でいったら印象悪いよな。」
と思っている方が多いということです。
むしろここは正直に話しても良いと思います。
私自身も正直にお金のことを話して年収アップの転職を成功させましたし、先程も書きましたが普通に面接でお金のこと年収のことは聞かれます。
現在の収入では生活がきつい、だから転職するというのは実際の転職者の理由として上位にあげられるでしょう。
転職理由その2「人間関係」
この人間関係という悩みも、転職の理由としては上位に位置するでしょう。
お金か人間関係かというくらいに、この2つの理由が転職理由の本音で間違いないといっても過言ではありません。
どうしても職場には、自分と合わない人間というものがいます。
あなたもきっと人間関係で少なからず悩まされていることと思います。
こればかりは本当に解決しようのない悩みです。
何故ならば、他人というのはあなたが思い描くような人間には絶対に変化してはくれません。
「過去と他人は変えられない。」
よくいわれることですが、本当のことです。
性格がどうしても合わない同僚や、無茶な要求しかしてこない上司など上げたらきりがありません。
また、パート同士のいざこざに巻き込まれてしまう管理者の方など、毎日が憂鬱になってしまうくらいに辛いです。
「なんでいつも仕事のできない同僚のフォローばかりしなくてはいけないんだ!」
「あっちのパートからもこっちのパートからも、パート同士の文句を聞かされても…」
「部下の仕事に全く関心ない自分の部署の上司って最悪。」
この様な悩みはどこの職場でもあります。
仕事のできる人ほど、人間関係で悩むものです。
悲しい世の中ですが、これが事実なんですね。
ある程度の人間関係は無視すれば済むことですが、自分に関わる仕事で毎日嫌な人間と関わらなければいけないのなら「辛い」以外の何物でもありません。
人間関係というのは、転職や退職の理由としてひょっとすると1番多いのではないでしょうか?
転職理由その3「やりがい、モチベーション」
実は、意外に多い転職理由の1つが仕事のやりがいが無いというものがあります。
毎日仕事に行ってもやりがいがなく、モチベーションも上がらなければ現在の仕事を続けていくことに悩む人って多いんです。
このやりがいのなさというのは正社員だけではなく、パートなどにも当てはまります。
私が以前に働いていた職場で業務量のない時期になると、パートの仕事が極端に減ってしまう時期がありました。
その時に管理者である私にパートが数名、悩みを打ち明けてきたんです。
「業務量が減ってしまうこの時期、やりがいやモチベーションが上がらないので辞めたいのですが。」
この話を聞いてビックリしてしまった私は、上司と相談し業務量が少ない時期のシフトを見直すことにしました。
また、私自身も経験があります。
1日の中でしっかりと仕事をする時間というのが、実際には3時間ほどしかない職場で働いてたことがあるんです。
残業も全くない会社で休日もしっかりとありました。
それでもやりがいがなく、モチベーションも上がりません。
人によっては楽して給料が貰えるのだから良いのではないかという人もいましたが、やりがいのない仕事を定年まで続けるのは苦痛です。
転職活動を再開したのは、言うまでもありません。
転職理由その4「パワハラ、セクハラ」
職場での上司からのパワハラやセクハラなども転職理由に多くあります。
私も過去、20代の頃に上司にパワハラされた経験があります。
理由は、たまたま私の声が小さく聞こえなかったから。
これに対して当時勤めていた会社の上司が、大声で反撃してきたのです。
「これは〇〇なんだよなー!えー!!」
私自身、たまたまその時に聞かれたことに対して声が小さかっただけで仕事のミスもしていませんでした。
周りの方々もビックリしていて、心配の声をかけてくれたのを覚えています。
当時20代ですからね。
まだまだ血気盛んな私は、上司の上司に翌日クレームを言ったのですが「辞めないでくれ!」の一言だけで解決はしませんでした。
パワハラ上司はその後、私に対して気まずくなったのか大人しくなりましたが、私はあいさつされても無視し続けました。
結果、顔を見るのも嫌なので退職です。
他にもこのパワハラ上司は、他の従業員に手を挙げたこともあるそうです。
その後は、会社を退職させられ交通警備の仕事をしているみたいです。
セクハラも大きな転職理由の1つなのですが、現在の職場で役員が若い女性社員にセクハラをしました。
一緒に展示会へ行き、手を握ったり身体を触ってきたそうです。
総務へそのセクハラのことを話、その役員は社長から厳重注意をされました。
しかし、その厳重注意されたことに頭にきた役員は、関係ない若い社員に対して…
「お前の教育がしっかりしていないからこんなことになるんだ!」
と無理やり違う若い社員のせいにし、パワハラに発展したのです。
パワハラを受けるようになった子は、退職したいと会社に願い出たのですが、部署を異動することで何とか逃れることができました。
パワハラやセクハラなどは決して許されるべきことではありませんので、もしパワハラやセクハラで悩んでいるのでしたら転職してください。
転職理由その5「将来性」
会社の将来性に不安を感じ、転職するというのも転職理由では多いです。
今の時代、安定的に100%定年まで働ける会社というものはありません。
いつ倒産してもおかしくない世の中になっているのが現状です。
年々下がっていってしまう売り上げや、従業員が定着せず毎年どんどん辞めていき人手不足になってしまっていたりしていたら、誰もが不安を感じ転職したくなるのは必然です。
会社都合で新しい会社へ転職させられた時のことでした。
新しい会社というのは、福利厚生がとても整っていない会社でした。
東京に本社があるにもかかわらず、賃金がとても安いですし賞与も年間で2ヵ月分。
以前の半分の賞与になってしまったり、昇給制度が無くなってしまったり、家族手当が無くなってしまったりと様々な手当てが無くなってしまいました。
将来性に不安を感じ転職したのですが、私が転職した後に同じ不安を感じていた社員が5人辞めました。
とても営業利益の良い会社で働いていたときのことです。
働き始めて1年と半年が経過したときのこと。
売り上げの9割を占めていたメインの取引先が新しい工場を作りました。
この新しい工場から製品を作り出荷することになってしまったので、私が働いている会社からの出荷量は激減。
会社の年商が2割も減ってしまい、将来的にはさらにエリアを取られ売り上げは半減してしまうと従業員全員が感じ始め数人が将来性の不安から退職していきました。
この様に、会社の将来性というものは今の時代とても重要な転職の要素になってきます。
転職理由の本音ランキング
転職するにも当然理由があるのが当たり前です。
そうでなければ、せっかく仕事や人間関係、そして環境にも慣れた職場を退職して新しい職場へ転職しようなどとは考えません。
面接などで建前で良いことを話しても、実際の本音の部分というのは面接ではあなたは語らないことでしょう。
何故ならば、ほぼ確実に面接に落とされてしまうからです。
「会社都合で転職をし、1年間はとりあえず働こうと思い働いたのですが、他の営業所の職場環境が酷くブラックで退職しました。」
この様に本音の部分を話してしまったら、面接官はあまりいい印象は受けないでしょう。
ちなみにこの回答をしたのは、私自身です。
当然、不採用の連絡が来ましたね。
でも実際に、他の人がどの様な本音を抱いて転職をしているのかというのも知りたいところです。
ここでは調べ上げた転職理由の本音をランキングにしてみましたので、ご覧ください。
「1位」上司や経営者の仕事のやり方に我慢できなかった
この内容が転職理由のランキング1位なのは、多くの方が納得できるのではないでしょうか?
上司や経営者の仕事のやり方というのは、基本的に変わりません。
悲しいことですが、絶対に変わりません。
悪い仕事のやり方をしているというのでしたら、あなたがその会社にいる限りずっとそのやり方で上司や経営者は接してきます。
経営者と直接かかわるということは、一般社員の場合あまりありませんが、上司と関わるということについてはいえば毎日関わります。
その上司のやり方に我慢できない日々が続くというのは、本当にストレス以外の何物でもありません。
我慢できる人は凄いですが、ほとんどの人は我慢できないことでしょう。
「2位」労働時間や職場環境が最悪だった
あなたも、この様な経験がないでしょうか?
「毎日終電まで働かされるうちの会社ってブラック企業だよなぁ。」
「パートの後始末をしていたら毎日の帰宅時間が夜の10時ってさ…。」
「出勤日の平均睡眠時間が4時間です!」
労働時間や職場環境が過酷な職場が実際にはあります。
この様な職場環境で働いているうちに、うつ病になってしまったりしてしまう人の大勢います。
心身ともに身体を壊してしまい、あなたの人生に取り返しのつかない事態になってしまう場合もあります。
私自身も、この様な職場で働いていた経験がある方分かります。
労働時間や職場環境がブラック企業である場合、それは転職理由の最優先事項になります。
「3位」人間関係が上手くいかなかった
職場の人間関係というのは、上手くいかない場合は最悪です。
基本的に、上司の項目でも書きましたが他人は変わりません。
人間関係が上手くいかない場合、部署の異動願を会社へ提出して逃げるのも1つの手ですが、実際問題、部署の異動だけであなたが苦手な人間というのは消えるわけではありません。
部署の異動で解決できればいいのですが、多くの場合は解決ができず転職するということになります。
「4位」給与が低かった
給与が低いというのは、生活水準が低くなってしまうということです。
この場合の給与が低いというのは、普通に生活するのもままならないレベルのことです。
毎月、1万円も貯蓄ができないくらいの給与の低さ。
家族を養っている人でしたら、転職して当たり前の給与しか貰えない会社なのでしょう。
私の現在勤めている会社へ入社してきた中途採用の42歳の方ですが、前職での給料が手取りで15万円だったそうです。
42歳、妻と子供が1人いる方の手取りですよ?
この給与の低さであれば、転職して当たり前です。
「5位」仕事内容が面白くなかった
毎日退屈な仕事しかさせてくれない会社。
「何だかパートと一緒の仕事をしているぞ。」
正社員としての責任感がある仕事ではなく、パートと一緒の仕事をさせられている。
さらには、パートからも仕事をお願いされる始末。
流れ作業や責任感のない仕事は、正直いいますと面白くありません。
人間にはそれぞれ、仕事に適正というものがあります。
適性から大きく外れてしまっている仕事をさせられていれば、仕事内容はとてつもなく面白くなくなります。
けれどもこのパターンの場合は、仕事が適正に合わずできないのではなく、仕事はできているのに面白くないということが問題なのです。
年収が高い場合は、面白くない仕事でも我慢して勤められるのかもしれません。
しかし、1日の時間の大半を過ごす仕事が面白くなければ、人生も面白くなくなってしまいます。
「6位」社長がオーナー経営者でワンマン
中小零細企業によくありがちな社長がオーナー社長で一族経営。
故にワンマンな経営をしてくる会社があります。
会社の経費を自分が所有する車のガソリン代にしたり、会社の土地を自分名義にして家賃収入を得て私腹を肥やしたり。
会議をしてどんなに素晴らしい内容にまとめあがっても、自分が気に入らなければやらなかったり。
何故か会社で借りている従業員の駐車場代を、社員が毎月負担していたりなど。
社長のやり方についていけなければ、従業員が去って行ってしまうものです。
「7位」社風が合わなかった
働き始めた会社の社風が合わないことほど、精神的に耐えられないこともありません。
「朝の唱和を始める!」
ごくまれに、体育会系の職場というものがあります。
私もそんな職場で働いていたことがあるのですが、順番で回ってくる朝の唱和が嫌で嫌で仕方なかったです。
年上だろうと後から中途入社してきた後輩へは、呼び捨てで呼ぶ社風。
下請けの取引先の人達へも、平気で呼び捨てで呼ぶ社風。
社風が合わない場所では、長く働けません。
ストレスが溜まりに溜まってしまい、多くの同僚が辞めていってしまった結果を見てみれば一目瞭然です。
「8位」会社の経営状況が悪化した
会社の業績が一気に悪化してしまい、賞与が無くなってしまったりすることがあります。
私も経験があるのですが、地元の企業で社員パート含め経営状況の悪化により80名の希望退職という名のリストラをした企業がありました。
地元ではそこそこ名のある企業だったのですが、リストラ後から少しづつ業績を回復させてきたようです。
ある時、私が勤めていた会社が私の住んでいる都道府県での事業から撤退。
その80名のリストラを行った企業へ会社都合で転職させられたのです。
転職させられて2か月後、地元の別会社の完全子会社になることが発表され私の事業部は、別会社へ従業員全員含め譲渡されました。
80名のリストラをしても、経営状況が好転することはなかったようです。
会社の経営状況悪化というのは、あなたの生活状況も悪化してしまうことになってしまいます。
「9位」キャリアアップしたかった
現在勤めている会社以上の大きな会社へ転職がしたかったというのも転職理由の本音の1つでしょう。
キャリアアップというものですね。
人間というのは、野望や欲望があります。
これは仕事においてもそうでして、今現在の会社でキャリアアップの限界を感じてしまえば転職したいと思うもの。
たった1度の人生ですから、上を目指したいと思う気持ちが転職へと突き動かすのでしょう。
「10位」昇進や評価内容が納得いかなかった
昇進や評価内容に納得がいかない場合も、転職を考えてしまうことになります。
人事評価というのは、自分で決められるものではありません。
しかし、明らかに社内でも評判の悪い同僚が昇進し、あなたが昇進できなければ納得なんていきませんよね?
「なんであの人が昇進してるの?」
この様に他の部署の人から言われてしまえば、尚更納得がいかないはずです。
また、会社では毎年上司からの評価というものがあります。
評価が良いにもかかわらず、会社の決まりなのか昇給は全員一律の金額。
定期昇給の無い会社で、昇給したければ空いている役職のポジションがある営業所へ転勤しなければいけない。
この様に、昇進や評価の内容に納得ができなければ転職活動開始してしまう人が多いことでしょう。
まとめ
ここまで転職理由の本音とは、いったいどういうものかと見てきました。
人それぞれ慣れ親しんだ会社を辞めて転職するということは、とてもパワーのいることですしお金もかかることです。
それでも転職をしたいと考えるのは、多くの場合でお金と人間関係というものがほとんどだということです。
給与が低かったり昇進などが納得いかないというのは、お金の問題です。
上司が気に入らなかったり同僚や他の人と上手くやれない、社風に合わないなどは人間関係が問題です。
労働時間が長かったりなどは環境の問題ですが、転職する本音としてはお金と人間関係の2つが支配しているのだと思います。
お金と人間関係のどちらかが悪い場合、自分の中で納得ができればいいのかもしれませんがそうはいかない場合もあります。
お金も人間関係も悪い場合は、誰だってすぐに転職活動をしてしまいます。
というよりもすぐに退職をしてしまうかもしれません。
かつての私がそうでした。
お金なんてそんなすぐたくさんもらえるわけがないとか、人間関係の問題はどこにでもあるから我慢しろと周りの多くの人はきっと言うことでしょう。
でも、転職理由の本音ランキングを見てみて分かるように、あなただけではなく多くの方がこれらの理由で転職しているのです。
転職せずにずっと定年まで働いている人は、たまたま最初から自分がいられる場所だったというだけのことです。
仕事の幸せを手に入れることができるのは、あなただけだということを忘れないでくださいね。