転職活動をしていると、簡単に内定先をゲットしてくる人がいます。
20代などの若い年代であれば、若さだけで簡単に転職することができる可能性も十分あり得ます。
しかし、30代後半や40代。
さらには50代で転職をあっさり勝ち取る人がいるのも事実。
「一体なぜなんだ?」
疑問に思いますよね?
実は私も同じ経験をしたことがあります。
もう39歳のときでしたが、応募した企業2社に簡単に採用されてしまいました。
もしかしたらあなたもそんな経験がないでしょうか?
逆に転職先が中々決まらずに苦しんでいる人もいます。
「このままこのブラック企業で働き続けなければいけないのか!?」
転職の内定が中々もらえないあなたへ。
たわいもないなぁっと思えるようなあっさり内定をもらえる「コツ」をお伝えします。
転職を中々勝ち取れないあなたは、ぜひとも読んでみて下さい。
目次
転職がすんなり決まる人
転職がなぜかすんなり決まってしまう人がいます。
すんなりと転職活動をして、内定をあっさりと勝ち取る人にはいくつかの理由があります。
すんなり内定を勝ち取れる理由
- 20代で若かった
- 面接官にただ気に入られた
- タイミングがとても良かった
これらの理由があります。
20代で若い社員が欲しい会社では、20代の転職者が来ればすぐにでも採用します。
若ければ物覚えも早いですし、これから長く働いてもらえる可能性もあります。
面接時に役員などとの話が合えば、それだけで採用になることもあります。
また、人が退職してしまい人手不足になっていれば、タイミング的にすぐに採用になる確率も高いです。
これらの状況や好き嫌いで転職がすんなりいくケースも多いのです。
しかし、これは多くある採用のパターンではありません。
転職活動というのは、多くの場合30代の転職活動が一番多いのではないかと思います。
30代では、若さだけでの採用は中々難しいでしょう。
これらの理由で転職がすんなり決まるのは、正直中々ありません。
転職がとても簡単だった
「転職活動なんてとっても簡単だったよ!」
「受ければ即内定ですよ私。」
「何で周りのみんなが転職活動に苦戦しているか分からないです。」
こんなうらやましいことないったらありゃしない!
などと思いましたか?
転職がとても簡単だったという人も実際にいます。
きっとあなたの周りの友人や知人にもいるかもしれません。
先程お伝えした通り、すんなりと転職先が決まるのには理由があります。
若さだったり面接官との相性だったり。
しかし、転職がとても簡単なのは一方で事実であり、もう一方で事実ではありません。
なぜならば、人の出入りが激しい会社の求人は、誰もが転職しやすいという事実があります。
これらの会社であれば、とても簡単に内定をもらうことができます。
けれども私の友人は、大変なブラック企業に入社してしまいました。
知り合いの知人は転職回数が11回もあったのですが、どこも人手が足りないブラック企業への転職を繰り返していました。
実は、転職がとても簡単だといっている人ほど、あまり良い会社へ転職できていないことが非常に多いのです。
本当に学歴も職歴も優秀な20代であれば、転職することもとても簡単でしょう。
どんなに人がすぐに辞めていくような酷い会社でも、簡単に入社してしまえば結果として残ります。
「転職なんてとても簡単じゃん!俺なんて5回の転職も1一発で決めてるぜ。」
などという周りの言葉には、要注意ですよ。
その方は、ホワイト企業への転職経験がない可能性がとても高いので、転職活動のアドバイスなどは鵜呑みにしない方が身のためです。
転職活動での面接で即内定
転職活動をしていると、こんなことがあるときがあります。
面接して即採用されることがあります。
「いつから来れますか?採用したいのですが。」
すぐに採用が決まるなんてラッキー!
と思いますよね?
面接して即内定というのは何か問題を抱えている企業という可能性もあります。
パートやアルバイトの面接であればいいでしょう。
作業員として働いてくれる、頭数が必要な職場であればよくあることです。
けれども、正社員の面接で即日内定というのは、2つのパターンに分かれます。
1,人手が足りなくて来るもの拒まずな企業
面接へ来た応募者をすぐに採用する企業の多くが、来るものを拒まない企業であることが多いです。
とにかく面接へ来てくれた人材は、全て採用しないといけない。
なぜならば、人手が足りなくて業務が追い付かないからです。
業務が追い付かないため、今働いている従業員に過剰な労働を強いてしまっていることが多いです。
辛い労働環境に耐えきれず、再び社員が1人2人と辞めていく。
そのため好き嫌いなど企業側もいえません。
どんな人が面接へ来ようとも、採用をしなければいけない状況にあるのです。
ブラック企業の典型的な採用パターンの1つですね。
2,この人を逃すまいとすぐに採用する企業
もう1つの面接で即内定のパターンが、この人を絶対に採用したいと企業が希望したときです。
募集している職種にベストマッチの人材が応募してきたとき、他の企業へ行かれないようにとすぐに採用する企業もあります。
私は、現在働いているホワイト企業がそのパターンでした。
面接時に他の企業への内定も決まっていると話をしたところ、自宅へ帰宅してからすぐに内定の電話を総務部長から頂きました。
人材を逃すまいとする企業の行動が即内定に表れることもあるのです。
即内定は怪しいのか?
1つ前の項目でもお伝えしましたが、即内定は悩しい部分もあり、怪しくない部分もあります。
人手不足で喉から手が出るほど人材に飢えているのか。
それとも、ベストマッチな人材が面接へ来てくれてすぐにでも採用したかったのか。
後者のパターンであれば、即内定を心配する必要性は全くありません。
即内定ではないですが、面接日の翌日に内定を頂けた会社も過去にありました。
それも、年商700億円の大会社からの内定でした。
それほどの規模の会社でも面接時即内定ではないですが、翌日に内定を出すスピード感があるのです。
ただし、ブラック企業などでの人材流動が激しい会社の即内定には気を付けて下さい。
あなた自身も再び、即転職活動を再開になること間違いなしですから。
私の経験がありますし、私の友人も経験があります。
面接してその日に即内定でのブラック企業への転職経験と、ホワイト企業への転職経験です。
しっかりと口コミサイトなどを確認し注意してくださいね。
転職が決まりやすい人
転職が中々決まらない人もいれば、驚くくらいにあっさり決まる人もいます。
「あの人って何であっさりと転職出来るんだろうか?」
「本当に苦労してないよね~。」
「絶対に何か裏技を使わなければあっさり転職先何て決まらないよ!」
転職活動が上手くいかない人からすれば、疑心暗鬼になってしまうのも無理はありません。
それではなぜ、あっさりと転職が決まりやすい人がいるのでしょうか?
面接での自己PRが素晴らしいのか?
いいえ違います。
若いから?元気があってやる気がありそうだから?
それも違います。
あっさりと転職が決まる人のたった1つの特徴は、応募した求人にベストマッチングしていたからです。
ただそれだけなんですね。
企業側とすれば、欲しい人材がいるわけです。
- 法人営業3年ほどの経験者が欲しい
- 電話対応を最低1年は経験している事務員が欲しい
- ベンダーにて在庫管理経験3年の経験者が欲しい
これらの様に、企業側からすれば求人応募者の中からある程度の仕分けができるように狙を定めています。
転職活動をしていてあっさりと内定が決まる人というのは、この企業側が求めている内容とベストマッチングしているだけなのです。
逆にあっさりと内定を決めてしまう転職者も、自分自身のことをよく理解していることがほとんどなのです。
「自分はどの業界のどの職種でなら採用されるのだろうか?」
しっかりと自分の経験してきた過去の職種を見直し、自己分析を徹底的にしているからこそ転職先が決まりやすいのです。
この事実が、転職活動にあまり苦労もせずあっさりと内定を決めてしまう人の特徴です。
あなた自身も、しっかりと過去の職種と向き合えばあっさりと転職を決めてしまうことも可能なのです。
転職が失敗する人の特徴
「あっさりと転職先が決まる人がうらやましい…。」
「私はもう23回目の応募ですよ。とほほ。」
「書類選考から先へ進めないんですよね~。」
転職が上手くいかずに失敗続きの人も大勢いるのではないでしょうか?
ここまで、転職が簡単であっさりと決まる人の特徴を見てきました。
転職活動をしていてあっさりと内定をもらったことがある人でしたら納得の内容でしょう。
私もあっさりと内定を同時に2つも頂いたことがあるので分かります。
逆に、失敗続きの転職活動をしている人からすれば、うらやましい限りではないでしょうか?
一体その違いは何なのか?
実は、転職を失敗している人は自分自身のことを良く分かっていないことが多いのです。
「自分が分からない?そんなわけないでしょ!」
いえいえ。
分かっていないと断言してもいいですよ。
それでは、転職が失敗する人の特徴3つをお伝えしていきます。
1,数打てば当たる作戦を実行している
これ、実行している人いませんか?
片っ端から求人に応募している人です。
所謂、数打てば当たる作戦ですね。
その昔、私の小学校からの同級生がこれを実行しました。
同級生が東京都内近郊に住んでいたときに、仕事を失ってしまい彼女に振られそうになっていたときでした。
必死に仕事を探していた同級生は、求人を出している企業へ片っ端から応募。
そして全て不採用。
応募書類の作成費用と電車の運賃などで、かなりの経済的大打撃を被ってしまったのです。
約50社以上に応募していました。
転職活動というものは、数を打っても決して当たることはないのです。
当たったとしても、ブラック企業間違いなしでしょう。
2,憧れの職種にばかり応募している
誰にだって憧れの職種はあります。
「あの人の様な職種になりたいんだよね。」
「昔からやってみたい仕事があったんです。」
「いいなー。あの職種に就いていて。」
私にも憧れの職種がありました。
その憧れの職種に転職できるように必死に勉強しました。
当時の私は、webデザイナーに憧れていたんですね。
スクールにも結構な金額を払って勉強しましたし、個人的にもデザインやHTMLの本を読み漁って勉強しました。
けれども、全く就職先が決まらないのです。
誰にだって憧れの仕事はあります。
実は、憧れというのはあなたができないことをしているからこそ憧れるのです。
自分にないものを持っているからこそ人は憧れます。
自分にないものなのですから、その職種の仕事ができる可能性はとても低いのが現実。
私の友人は、憧れの職種に就くために20年近く勉強をしてきていますが、その憧れの職種に就けれていません。
20年はとても長い年月です。
勿体ないですよね。
芸能人やアーティストに憧れるのと一緒で、仕事に憧れは必要ないのです。
仕事では自分にないものに憧れるのではなく、自分ができるもので勝負し転職活動しなくてはいけないのです。
3,未経験の職種に応募している
未経験の職種に応募している人も、転職が失敗する人の特徴の1つです。
例えばですよ。
- 38歳営業未経験なのに営業職へ応募
- 41歳生産管理未経験なのに生産管理職へ応募
- 33歳プログラマー未経験なのにSEへ応募
面接に受かる可能性を全く感じないのは私だけではないと思います。
不思議なもので、未経験の職種へ応募する人が後を絶たないのです。
この未経験の職種へ応募する人の気持ちとしてはいくつかあります。
未経験職種へ応募する人の気持ち
- やる気があればできる
- 情熱だけで勝負
- 熱意があれば大丈夫
この様に思い応募している人がほとんどです。
私も、未経験職種へ応募したことが20代の頃にありました。
20代という若さである武器があればなんとかなるだろうと思っていても、企業側からすれば中途採用者にはある程度の経験者が欲しいわけです。
29歳のときに未経験の営業職として何とか印刷会社の2次面接まで行けたことがありましたが、やはり不採用という結果に終わってしまいました。
未経験OKという会社であれば採用される可能性も高いのでしょうが、中途採用者に対して未経験OKという企業の求人というのは、あまり良い求人ではない可能性がとても高いのです。
しっかりと自分が積み上げてきた経験と向き合って転職活動をした方がいいでしょう。
まとめ
ここまで、転職があっさりと簡単に決まってしまう人の特徴についてお伝えしてきました。
やはり簡単に転職先を決めるのに必要なのは、しっかりとした自己分析です。
- 自分が会社に貢献できることは何なのか
- 自分の培ってきたスキルは何なのか
- 自分を必要としてくれる会社の求人はどこなのか
これらをしっかりとリサーチするからこそ、転職をあっさりと決められる人がいるのです。
私自身も簡単にホワイト企業へ転職ができたのは、これらの自分と求人のリサーチをしマッチングしているからこそ応募しただけのことなのです。
当たって砕けてはいませんか?
数打てば当たると思っていませんか?
やる気や情熱だけで採用されると思っていませんか?
あなたもしっかりと自分と企業のリサーチをし、あっさりと転職を勝ち取りましょう。
1979年生まれの就職氷河期世代の妻子持ち男のthelifeです。非正規雇用で数年間も働き続けた負け組であり、抜け出すために独立を考え行動するも挫折。それでも転職成功し現在はホワイト企業で働いています。年収240万円契約社員→大会社年商700億円へ転職成功→年商300億円医薬品ベンダー転職→大手商社系物流会社内定→残業の無いホワイト企業転職。実体験に基づく転職や人生の役立つ情報を提供しています。