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【3年後の新卒離職率は3割!】本気で退職する前によく考えよう…

転職市場や新卒採用の時期が始まると毎年この話題が出てきます。

それが新卒採用者の約3割が3年後には離職をしてしまうということです。

厚生労働省の調べですと、企業が採用した新卒の離職率は約3割。

10人採用すれば3人が辞めると言うのは全国平均のデータだと言えるそうです。

しかし、私が中途採用で入社した会社では新卒の7割が3年間でやめてしまったと話を聞きました。

またこのデータは、新卒採用の3年後の離職率ですので、これが5年後または7年後となっていくと10人採用した新卒のほとんどがやめてしまっていると言う状況になる会社もあるそうです。

10数社受けてようやく受かった会社を新卒採用者はやめてしまう傾向があるようです。

私は大学を出ていませんが、せっかく大学を出たいにも関わらずにこのようなことになってしまう。

一体なぜこのようなことになってしまうのか。

それではその真実をこれから見ていきましょう。

入社前と入社後のギャップ。社員としての経験がないからこその離職。

誰でもそうですが学校卒業して入社する会社と言うのは不安もありますがそれ以上に期待の方が大きいと思います。

新しい社会人生活が始まると言う期待のもとに入社をしてからのギャップ。

「こんなはずじゃなかった…」

「説明された仕事内容と違う!!」

「これが自分のやりたかったことなのか…」

このような思いを持って辞めてしまう新卒の新入社員が多いのではないでしょうか。

私自身は就職氷河期の世代でしたので、明日学校出てからすぐに就職と言うわけにはいかず、アルバイトなどを転々とし7年後にようやく正社員としての職に就くことができました。

企業と言うのは新卒採用者に対して企業の良いところをアピールしてきます。

それもそのはずで、そうでなければ誰もが入社したいと思う事はないでしょう。当然のことです。

しかし、日本全国の企業と言うのはよくも悪くも良い部分もあれば悪い部分もあるのが会社です。

その悪い部分に目をつぶれることができない新卒社員は辞めてしまう傾向が多いようです。

これは中途採用者にも言えることだと思います。

また、仕事と言うものはとても地味なものです。

学生時代の華やかな生活とはいってん、当然ですが上司にも叱られます。

取引先からのクレームなどもあります。

そしてさらに、今までのアルバイトとは違い正社員として働くと言う事は責任感がとても強くなってしまうため、その責任感に耐えられずやめてしまう、またはアルバイトと言うのは自由が利く仕事形態なのですが、正社員と言うのは先ほども書いたように責任感がある立場です。

そのため、会社のために何よりも働かなければならず、仕事が終わらないのであれば夜中の9時でも夜中の10時でも終わるまで働かなければいけないのは正社員としての立場であります。

せっかく大学を出てまで会社のために生活を犠牲にして働かなければいけない。

また、毎日を地道な作業を続けていかなければならないと言うギャップから辞めてしまう人も多いのではないでしょうか。

新卒で入社した企業がものすごいブラック企業だった場合。

何10社も受けてようやく受かった会社に新卒採用として入った結果、働いてみたらものすごくブラック企業だった。

そういう人もいるのではないでしょうか。

年間休日は80日位。みなし残業手当がつくだけで残業代は全くつかない。

まとまった長期休暇も取れない。このようなブラック企業に新卒入社で入ってしまった場合は、長く続ける必要はないと思います。

もし新卒でこのような部落企業に入社してしまった場合、すぐに退職をし第二新卒してまた新しく就職活動をしてみるのも良いでしょう。

一ヶ月100時間の残業などを強いられ心身ともに崩壊してしまう前にブラック企業は退職するが良いと思います。

退職して後悔しないためにも3年間を一生懸命に仕事を続けてみる。

よく石ノ上にも3年といいます。

新卒でせっかく入社した会社なのですから、自分が思って見た職場環境でなくても3年間は続けてみるのをオススメします。

3年続けてもし本当にこの会社で自分はこれから生きていくのが精神的につらいと思うのでしたら転職を考えるのも良いでしょう。

しかし、私のようにアルバイトの経歴が長くようやく正社員として就職でき、その後その経験を活かして転職してステップアップしてきた人間は良いのですが、新卒採用でまだ社会と言うものはどういうものなのか、会社と言う組織はどういったものなのかというのをよくわかっていない状態ですぐに辞めてしまうと、必ず後悔することになるでしょう。

3年後の離職率が3割。その3割の人はほとんどの人が退職してしまったことを後悔していると私は思います。

3年間を一生懸命働けば会社のこともわかってきます。社会のこともわかってきます。

3年間一生懸命働けば仕事もそつなくできるようになってきます。その仕事ができるようになる前に辞めてしまうのはとてももったいないです。

私の知人の人事部長の方が、もし会社を辞めるのであればお前に辞められたら本当に困るんだと言われる位に仕事ができるようになってから辞めてみろと言っていました。

ものすごいブラック企業でない限りは、せっかく入社した会社です。

3年間は一生懸命働いてみるのをオススメします。

まとめ

ここまで新卒は入社して3年で3割離職してしまう事実をお伝えしてきました。

「何でこんな会社に入社しちゃったんだろうな~。」

「思っていた仕事とは全く違っておりまして…。」

「大学卒業して新卒入社したけど我慢して働かなくてもいいかな?」

新卒入社の社員は、本当に3割が3年以内に退職していきます。

私が今まで働いてきた会社でも3年以内に3割の新卒社員が辞めていきました。

現在働いているホワイト企業でも同じではないですが、近いデータが出ています。

その様なことが起こらない様に、企業では様々な対策がされています。

  1. 給与アップ
  2. 休日を増やす
  3. 福利厚生の充実

ここで新卒のあなたへ確認です。

これらの対策をしてくれている企業で働いていても退職したいですか?

対策をしている会社であっても辞めたいのであればブラック企業の可能性が高いかもしれません。

今すぐ辞めても良いでしょう。

そうではない場合は、やはりもう少し頑張って働いてみて下さい。

1年後2年後にもっと会社が良くなる可能性がありますから。

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