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【いきなり退職!?】びっくり退職や転職は何故起きてしまうのか?

課長「部長…朝からすみません。大変なことが起こりました。」

部長「大変なことって一体何が起こったのかな?」

課長「〇〇がいきなり退職届を今朝提出してきたんです!」

部長「え!?そりゃびっくり!」

働いているといきなり退職を願い出てくる従業員が一定数います。

あなたの会社でもいたのではないでしょうか?

もしかしたらあなた自身もいきなり退職を願い出たことがあるのかもしれませんね。

びっくり退職。

何故、この様なことが起こってしまうのでしょうか?

これ以上の退職を阻止しなければいけないと感じているのでしたら、これから先にお伝えする内容をしっかりと読んでいただいた方が良いでしょう。

従業員の退職に悩んでいるあなたには、少なからず改善のヒントになることでしょう。

びっくり退職は優秀な社員が多い

突然退職してしまう社員。

現実に多く起きてしまっていることなので、本当にびっくりしてしまいます。

びっくり退職とはどういうことなのかというと、辞めないと思っていた社員が何の相談もなく退職をしたいとあるとき突然告げてくることです。

そんなびっくり退職をする社員には共通点があります。

仕事ができる優秀な社員であるという共通点です。

「あいつに任せておけば心配ないな。」

「この仕事は〇〇さんがうってつけですね。」

「頼りになりますね彼は!」

優秀な社員ほどびっくり退職をしていきます。

特に若手の社員は、びっくり退職していく傾向が高いです。

実は、突然過ぎると思ってしまうびっくり退職をする社員には兆候があります。

びっくり退職をしてしまう社員の兆候

  • 会社の長期的なビジョンに興味がなくなる
  • 部署の目標に対する行動を避けたがるようになる
  • 会議などでの発言が以前より減ってしまっている
  • 営業などの成績が以前よりもハッキリと悪くなっている
  • 勤務態度があるときから悪くなっている
  • 上長からの人事評価やフィードバックに納得しなくなった
  • 理念に共感できなくなっている
  • 業務量が多すぎてストレスを感じている
  • ミスが多くなったりミスをしても気にしなくなっている

これらの兆候があなたの会社の優秀な社員に表れ始めたら注意が必要になってきます。

将来を嘱望されている若手の中でも、特に優秀な社員が出勤してきた朝に突然退職を考えているなどというシーンをイメージしてみて下さい。

物凄くショックを受けるのではないでしょうか?

びっくり退職の兆候のいくつかが表れ始めたら、しっかりとケアをしていくことが大事です。

びっくり退職が中堅社員の場合は危険信号

20代などの若手社員はどこの会社でも退職していく人の割合が高いです。

新卒は入社して3年で3割退職するというデータもあります。

若い社員の中には、他の企業でも仕事を経験したいと思っている人も大勢います。

若手社員はこれから会社を背負っていけるような人材として、大きく巣立つかどうかの可能性を秘めている人材です。

逆に入社から10年以上経っている中堅社員は、会社をしっかりと支えている人材が多いです。

そんな中堅社員が突然退職する場合は、会社や職場環境に対しての不満がとても多い理由がほとんどです。

せっかく会社を支えてくれるくらいに育った中堅社員が退職してしまうのは大打撃です。

中堅社員「部長。お話があるのですが。」

部長「どうしたんたんだ?」

中堅社員「これ退職届です。辞めさせてください。」

部長「なぁ~にぃ~!!」

実力がある中堅社員の退職などたまったものではありません。

思いもよらない中堅社員のびっくり退職の理由はいくつかあります。

びっくり退職する中堅社員の理由

  • 会社のやり方に愛想をつかした
  • 長年改善されない職場の環境に幻滅した
  • 経営陣からパワハラ
  • 待遇に不満爆発
  • キャリアアップをするため
  • 頭の悪い上司達についていけない

他にも理由はあるとは思いますが、これらの理由が日本全国どこの会社にも共通する理由ではないでしょうか?

副社長「お前なんて親の七光りだけでこの会社にいれてるだけじゃねーか!」

従業員「…(3代目の弟のお前もそうじゃねーか!)」

胸ぐら掴まれていわれたそうです。

取引先の話なのですが、これがきっかけて優秀な中堅社員は退職してしまったそうです。

「年収が下がってもいいから、今の会社からおさらばしたい。」

「絶望した…本当にこの会社に。」

「3年我慢しましたけど職場の環境が良くならないのでね。」

仕事ができる中堅社員の突然のびっくり退職というのは、危険以外の何物でもないと理解した方がいいでしょう。

中堅社員にまで育ったところで退職をしてしまう負の構図が社内で出来上がっている可能性が高いですから。

いつまでも中堅社員が脱出してしまう不安定な状態の会社には、30代40代の会社の事業を任せられる社員がいなくなってしまうのは事業存続の危機をいずれは迎えてしまう可能性が高いです。

びっくり転職の原因

優秀な若手社員や会社を支えるようになった中堅社員がびっくり退職をする。

その多くは転職先を決めてから退職しているわけですので、びっくり転職ともいえるでしょう。

突然転職をするということは、当然ですが今働いている会社を退職して旅立っていくということです。

転職するということは、新しいことにチャレンジなどのプラスの理由もあります。

逆に転職するということは、会社などへの不満が積もり積もって退職してしまうという理由でもあります。

「さてと…退職の通達が1ヵ月前って社内規定に書いてあったから明日伝えるかな。」

「〇〇が〇〇でやってられませんので今すぐ辞めます。」

「もういい加減、心が折れましたのでいいです。さよならですね。」

この様にびっくり転職という退職をしてしまう人の主な原因は4つあります。

1,仕事に対する不満

仕事に対する不満は、優秀な社員が新しい会社へ転職する理由の1つに数えられます。

びっくり転職してしまういくつかの仕事に対する不満

  • 仕事が楽すぎる
  • 頑張っても評価されない
  • しっかりとした決まりごとが無い
  • 部署間で差別がある
  • パートからこき使われる
  • コミュニケーションがない

出勤したけれどもあまりやる仕事がない。

評価される部署とそうでない部署がある。

やっている仕事がパートがやっている仕事と似通っていている。

あなたはこの様な仕事をさせる職場で働き続けられるでしょうか?

仕事に対する不満というのは、せっかく入社してくれた社員が転職してしまう大きなきっかけになってしまいます。

2,同僚に対する不満

一緒に働いている同僚がどうしようもない馬鹿ですと毎日の出勤が嫌になります。

同僚への不満が積もり積もって退職へ気持ちが傾いていきます。

「アイツって何であんなに仕事ができないんだろう?」

「尻拭いばかりさせられる毎日って楽しくないです。」

「周りに迷惑ばかりかけるあの人と働かされるのマジでストレスです!」

同僚に対する不満というのはびっくり退職への大きな理由の1つでもあります。

職場の同僚というのは、本来であれば仲が良くなって然るべき存在です。

その同僚が仲良くもなりたくないほどの存在でしたら、あなたはどう感じますでしょうか?

  1. 仕事ができないから憎たらしい
  2. 言い訳ばかりで信用できない
  3. 偉そうなことを言うわりに周りに頼ってばかり

どうでしょうか?

経験のある方ならとても理解できると思います。

私も現在のホワイト企業へ転職したばかりのころ、同じく転職してきた同僚が全くの馬鹿野郎でした。

本当に再び転職を考えたほど悩まされました。

馬鹿野郎な同僚は前職でもすごく評判が悪かったそうで、新しい職場でもその実力を如何なく発揮していました。

結局は仕事のできる優秀な上司の機転で、部署を異動していきました。(3回も)

同僚への不満というのは、新しい職場への旅立ちを加速させてしまいます。

3,上司に対する不満

上司への不満というものもびっくり転職の理由になります。

  1. パワハラ上司
  2. セクハラ上司
  3. 無能な上司
  4. 病んでいる上司
  5. 頼りない上司

この様な特徴が1つでもある上司の下で、あなたは長年働き続けることができますでしょうか?

20代の頃に働いていた会社の上司からパワハラを受けたことがあります。

幸い私自身は反撃できる性格でしたので、反撃の後は何もいわれなくなりましたが今でも思い出すと嫌な気持ちになります。

現在働いているホワイト企業でも残念ながらいるのです。

これらの特徴を持っている上司が。

パワハラ上司は妊娠している女性社員に対してもお構いなしに怒鳴っていました。

セクハラ上司は総務部長に注意されてからもしばらくセクハラが続いていました。

ある部署の病んでしまっている上司は全く頼りになっていません。

上司が無能ですと部下はたくさんのしわ寄せがきてしまいストレスがマックスになります。

上司が良ければ仕事も良し。

上司が悪ければ仕事は悪になります。

悪である上司への不満は、周りがびっくりするくらいのスピードで転職していくことでしょう。

4,会社に対する不満

会社に対する不満は誰にでもどこの会社でもあります。

びっくり転職の理由の当然1つでもあります。

会社に対する不満はいくつかあります。

会社に対する不満

  • 給料が安い
  • 毎年の昇給がない
  • 賞与がない
  • 残業代がみなし分しか支給されない
  • 退職金がない
  • 出張費が自腹
  • 年間休日がとても少ない
  • 経営者の考え方についていけない
  • 将来性がない
  • 体育会系の会社で働きづらい

この様に会社に対する不満は色々とあります。

「うちの会社ってさ何年働いても給料が上がらないんだよね。」

「年間休日が少ないから家族で旅行もいけません。」

「年々売り上げは下がっているし経営者も何考えているんだかわからない。」

働いている全ての人は1つや2つ、会社への不満を抱えながら仕事をしています。

会社への不満は誰にだってあるのが当たり前ですし、あなたにも当然ですがあるのです。

しかし、その不満が限界を超えてしまったときに退職届を会社へ提出してしまうのです。

新しい会社に転職する切符がわりにです。

会社は変わらないという失望がびっくり退職を生むのです

会社という場所は、働いている従業員にとってとても重要な場所です。

1日8時間から12時間はいる場所です。

人生の中でも大半の時間を過ごす場所が会社になるのです。

びっくり退職には多くの原因があります。

その多くの原因の中でも1番の原因が会社に対することでもあります。

「年収が多少下がってもいいから転職をするよ。」

「絶望した…この会社に。」

「この会社で空気吸っているだけでも辛い。」

私も経験があるので分かります。

会社に対する絶望感を感じてしまうと、もう退職することしか考えられなくなります。

多くの場合、会社が変わることはほとんどありません。

ブラック企業はずっとブラック企業であり続ける可能性が高いです。

やる気のないゆるブラックな会社もそのままであり続ける可能性が高いです。

従業員を道具としか感じていない会社もそのままであり続ける可能性が高いです。

会社は変わらない。

だから自分が変わらなくてはダメだと、突然過ぎるびっくり退職が発生してしまうのです。

会社のトップが変わらないか限り、びっくり退職を防ぐことはできないでしょう。

まとめ

ここまでびっくり退職についてお伝えしてきました。

あなたの会社にもびっくり退職をしてしまった従業員の方は少なからずいることでしょう。

もしかしたらあなたも実際にびっくり退職してしまった経験があるかもしれませんね?

私もあります。

会社に残ってほしい社員ほど退職していってしまいます。

その社員を止める術はないのかもしれませんが、少なからず改善はできるのではないのでしょうか?

もしあなたが人事に関わる仕事をしているのでしたら、ここでお伝えしてきたことを参考に少しでも改善してみてほしいのです。

人出が足りなくなってしまってからでは遅いのですから。

少しでもここでお伝えしたことをびっくり退職の数を少なくする材料としてみて下さい。

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