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【まるでドラクエのさまよう鎧…】就職氷河期世代の人生は悲惨で絶望しかないのか?

就職氷河期という時期があるのを知っている方も大勢いると思います。

また、就職氷河期世代の方もたくさんいらっしゃると思います。

せっかく大学にも行ったのに就職先が全くなく、しょうがなくアルバイトや派遣で働く人が多かったのも就職表額世代の特徴です。

中には未だに定職に就くことができず、ドラクエのさまよう鎧の様に人生をさまよっている人もいます。

なぜ、この様な悲しい世代が生まれてしまったのか。

そして、この就職氷河期世代の人達はこれからどうしていけばいいのか。

就職氷河期世代の私が自身の経験からこれまでのこと、そしてこれからのことを書いてみました。

まだどうしていけばいいのかわからない就職氷河期世代の方は、ぜひとも読んでみて下さい。

就職氷河期はいつから始まりいつまでなのか

人手不足などといわれている昨今ですが、まったく人手がいらなかった時代という時期があります。

人が集まらなくて苦労している会社や業界などからしてみれば、信じられないような時代がありました。

それが「就職氷河期」です。

この就職氷河期ですが、いつからいつまでの時期をさすのでしょうか?

就職氷河期に該当する世代というのは、1970年(昭和45年)から1984年(昭和59年)までに生まれた人達のことを指します。

社会人になるのが1990年代の半ばから2000年代前半の時期を指し、1998年から2000年前後に高校や大学を卒業した人達で、例えば2021年の時期にちょうど40歳前後や30代後半の年齢を迎えている世代になります。

なぜ、この様な就職氷河期世代が生まれてしまったかというと、景気の悪化により企業が新卒採用を減らした、もしくは新卒採用自体を止めてしまったことによります。

就職できなかった若者達は、正社員としてではなく非正規雇用として働かざるを得なくなってしまいました。

これが就職氷河期世代の始まりといってもいいでしょう。

私自身もそうですし私の周りの友人達もまともに就職できたのは、本当に数人だけという状況でした。

女性の友人達はことごとく門前払いにされ、東京の大学を卒業して地元へ帰りたくても地元の就職先が見つからず派遣になってしまった友人も多くいました。

20代前半の若者達が下を向いてしまっているのが当時の状況でした。

就職氷河期世代は悲惨だった

就職氷河期世代の中でも特に悲惨な時期というのが、1998年から2004年くらいではないでしょうか。

私自身も就職氷河期世代ですので、時代がとても悲惨だったのを肌で感じてきました。

ちょうど1998年くらいから派遣労働という形態の非正規雇用が活発になってきた時期でもあります。

企業側が正社員として採用するよりもコストも安く、なおかつ必要が無くなれば契約満了で簡単に人材を切れるというのが派遣社員です。

そこへ景気の悪化が重なり、生産現場などの工場では派遣社員が一気に増えだしたのです。

メーカーの多い日本では、正規雇用の正社員よりも非正規雇用の派遣社員の方が使い勝手がいいということで、現場はほとんど派遣社員という構図になってきました。

派遣切りや派遣村なんて言葉を覚えている人も多いと思いますが、先の見えない不安定な雇用状態が派遣です。

正社員として働きたくても働き口が無い時代。

私の周りの友人達は、ほとんどが就職できずに派遣社員として働いていました。

私自身はアルバイトとして夜中夜勤の仕事をしていましたが、収入はとても低かったです。

それでもまだ若かったということもあり、数年すればよくなるだろうと思っていたのですが、一向に景気は回復せず時が過ぎていきました。

ただでさえ景気が悪くなり、新卒採用を見送るられ就職難民になってしまった就職氷河期時代からすぐにリーマンショックで再び景気が悪くなる悪循環。

1998年から2006年くらいに社会人になった人達にとっては、とても悲惨な時代だったと思います。

就職氷河期世代は苦労の連続

私もそうですし友人達もみなそうでしたが、苦労の連続が数年続きました。

就職氷河期ということもあり、求人の倍率は当然とても高かったです。

自分のできそうな正規雇用の求人に応募するも、倍率がとても高いので書類選考で落とされるなんて日常茶飯事です。

東京に住んでいた友人は50社近く書類選考で落ちていたので、履歴書や職務経歴書を用意するお金もかなりかかって大変だと話していました。

東京の大学を卒業し地元へ帰ってきた友人も、就職先が見つからず当時流行っていた日雇い派遣で働く日々。

数年日雇い派遣で働いていたのですが、親のコネクションで中小企業のメーカーへ就職ができました。

そんな友人の会社がハローワークで1人採用の求人を出していたので、応募しようと思っていると友人に話したところ…

「実は、採用しないみたい。1人応募のところに30人近く来たみたいで対応できないから募集を止めたみたい。」

といわれたときはショックでしたし、たった1人採用の求人に30人も応募があるなんて驚きでした。

それもただの田舎の中小企業のメーカーです。

先輩や友人達も長い期間、非正規雇用で働いていましたが徐々に正社員として採用が決まってきました。

私も数年かかりましたが、正社員として採用され無事に就職することができました。

それでも約10年くらいは非正規雇用でした。

自分には価値が無いのかもしれないと思い悩む日々が続いてしまうくらいに苦労の連続だった時代。

就職氷河期世代というのは、せっかく新卒で就職できたとしても景気の悪さから仕事内容の激務過ぎ辞めていくのも多かったです。

就職できても苦労過ぎて辛く、就職が普通にできずに苦労し辛い思いをしたのが1998年から2006年世代ではないでしょうか。

就職氷河期であることに恨みを抱く人も

私には中の良い3歳年上の先輩がいます。

当然、就職氷河期世代なのですが、現在も非正規雇用として仕事をしています。

非正規雇用として働いて、もうかれこれ15年近くにはなります。

そんな先輩が就職氷河期世代について話したことがあります。

「就職氷河期世代より前の世代というのは、就職して定年まで働いてしっかりと退職金も貰えて安定した老後を過ごせる世代。就職氷河期世代というのは、そもそも定年まで安定して働けるか分からないし退職金もあてにならない。どう頑張ったって時代が違うんだからしょうがないんだよ。」

この様にどうしようもない、自分が就職氷河期世代ということに対して怒りと恨みの感情を抱きながら話していました。

私自身も就職氷河期世代なので気持ちはとても分かります。

他の就職氷河期世代の人達も、時代を恨んでしまう気持ちが分かるのではないでしょうか?

しかし、私の先輩の怒りと恨みというのはこれだけでは終わらなく…

「現在は人手不足で昔に比べれば売り手市場で良くなったけど、転職が当たり前のこの時代何て俺からいわせてもらえれば負け組の時代だよ。転職している時点で負け組確定じゃん。1つの会社で安定して働けないんだからさ。」

この様に、昔の終身雇用とは変わってしまった新しい時代に対しても文句をいってしまうのは私自身も就職氷河期世代ですが、聞いていてとても悲しくなってしまいました。

いくら辛い時代に社会へ出なくてはいけなかったとしても、過去や現在、そして未来までも批判していては、先に進むことは難しいです。

そんな先輩は現在も非正規雇用で働いています。

就職氷河期世代は使えない?

「就職氷河期世代の人達って、仕事ができなくて使えないって聞くことが多いんですけど。」

いや、そんなことはありません!

と声を大にしていいたいのですが、あまり仕事ができずに使えない人も多いのも事実です。

30代半ばから40代半ばを迎えた就職氷河期世代の人達の中で、非正規雇用で働いている人は約390万人いるといわれています。

私も非正規雇用で働いていた経験があるのですが、非正規雇用で働いているとただの作業者として働かせれることが多いです。

そのためか、仕事のスキルが身に付きません。

営業なら営業としてのスキルが身に付き、他の会社へ転職してもやっていけるでしょう。

運転手ならば運転手としてのスキルがあり、接客なら接客としてのスキルがあります。

工場や物流の現場を任されている人ならば、人を管理するマネジメントスキルが身に付きます。

非正規で働いている以上、中々スキルというものが身に付きません。

このスキルが身についていないという部分が、就職氷河期世代の人達が仕事で使えないといわれてしまう所以なのかもしれません。

しかしこれは、時代がいけない部分もあります。

正社員として就職するチャンスが限りなく少なかったのですから、無理もありません。

責任ある正社員としての立場で仕事をするのと、責任の無い非正規として働くのでは収入以上に仕事のスキルにも差が出てしまいます。

決して仕事ができなくて使えないのではなく、使えなくしてしまった時代背景もあるのだと思います。

就職氷河期世代は自己責任なんじゃないのか

就職氷河期世代は、時代の不運から非正規雇用で働かなければならなくなってしまった人がとても多い世代です。

しかし、正社員として働いている人がいるのも事実です。

私自身も非正規として長く働いてきましたが、正社員として現在は責任ある立場でしっかりと仕事を任されています。

「だったら就職氷河期世代で非正規雇用を嘆いている人って甘え?自己責任なんじゃないの?」

そんな声も聞こえてきそうですが、決して甘えなのではありません。

これは私の個人的な見解なのですが、非正規で働いている就職氷河期世代の多くの人は、正社員で働くことを諦めているのだと思います。

私よりも3つ4つ上の世代の就職氷河期世代の方が数人いるのですが、皆さん非正規で働いています。

仲の良い先輩も非正規で現在も働いていますが、皆さん口をそろえて同じことを話します。

「非正規だろうと働いていればいいんじゃない?」

「親の家があるし結婚しているわけではないからこのままで別に良いよ。」

「日本はバイトだろうと生きていける国だからさ。」

40代半ばの氷河期世代の人達というのは、実は両親が持ち家の人が多いんです。

住む場所に困っていないという人が多いんですね。

家賃を払うわけでも光熱費を払うわけでもないので、毎月手取りで12万円ほどの収入でも生活に困るわけではないんです。

結婚をしていれば別なのでしょうが、当然、非正規雇用で長年働いてきてしまっているので結婚している人はほとんどいません。

何が何でも非正規から抜け出して正社員としての働き口を見つけてやるという人は、実はごく一部の人だけなのかもしれません。

景気の悪化で氷河期に時代が入ってしまい、まともに就職ができず非正規になってしまった人。

もしくは新卒でせっかく入社できたにもかかわらず、景気が悪く会社が倒産してしまい非正規になってしまった人。

様々な事情で非正規で働かなくてはいけなくなってしまった人がいる一方で、諦めずに何とか頑張って正社員として就職できた人がいるのも事実です。

諦めなければ正社員として働けるのかもしれませんが、諦めてしまっている氷河期世代の人達は難しいでしょう。

就職氷河期世代で非正規を抜け出し就職できた人の特徴とは?

いくら景気が悪くても、就職氷河期世代でも新卒で就職できた人もいるのは事実です。

私の友人も薬学部を卒業して、新卒で1部上場企業の研究職に就職した友人もいました。

しかし、企業が採用人数を大幅に少なくしたのも事実で、新卒で就職できずにずるずると非正規として数年間働く羽目になった人が大半だった時代でした。

私が以前、正社員として働いていた企業では、1990年の新卒採用人数が20人だったのに対し、2000年の新卒採用が3人だったそうです。

この数値からも分かるように、就職氷河期の現状が分かるのではないでしょうか。

そして非正規として働かざるを得なくなったのですが、それでも頑張って正社員として働き始めた人も大勢います。

私もその1人です。

それでは就職氷河期世代の人達が、非正規雇用から抜け出して正社員として就職できた方法とは一体何なのでしょうか?

資格なのでしょうか?違います。

それは、経験です。

正社員として就職ができなかったとしても、非正規雇用であろうと働いてきたという経験があります。

その経験を上手く生かせば就職することができます。

ですが、正社員として働いてきた経験と非正規雇用として働いてきた経験ではスキルに差ができてしまうのも事実です。

そのスキルの差を払拭できるほどの経験があれば実は関係なく就職できてしまうことが多いのです。

私も長年、非正規雇用として働いてきましたがずっと同じ業界で仕事をしてきました。

この同じ業界で仕事を長年してきたというのがとても良く、同じ業界のある企業の面接を受けたところ正社員として採用していただけました。

それから5年間ほど働き別の業界へステップアップをしていき、現在では残業の無いホワイト企業で仕事をしています。

あなたが就職氷河期世代でまだ正社員として就職したいと考えているのでしたら、あなたの経験してきた業界を狙って就職活動をしましょう。

決して間違っても経験の無い業界へはチャレンジしないでください。

就職氷河期世代はかわいそうなのか?

「就職氷河期にちょうど就職になってしまった人達って本当にかわいそうだよね。」

景気の良かったバブル経済がはじけてしまい、その影響で未曽有の不景気になってしまった日本。

その影響から、大学を卒業しても就職が決まらないのが当たり前になってしまった就職氷河期という時代。

この就職氷河期は、数年続いてしまい就職できずに非正規雇用になってしまった人がとても多かったわけです。

その様な過酷な時代にちょうど新卒採用の就職などがバッティングしてしまった人達は、本当に不運としか言いようがありません。

とてもかわいそうな世代なんです。

と思われているのも事実ですし、当の本人たちもそう思っている人達が多いでしょう。

実際には、かわいそうなのかもしれません。

そんな私もどストライクの就職氷河期世代です。

自分自身のやりたいことのため、夢のためにあえて就職をしないという選択をしましたが、夢を諦め就職をしようにもまったく就職できませんでした。

それが2002年くらいです。

まだまだ、正社員としての就職がとても難しい時期でした。

就職に強くなろうと資格の勉強をして資格を実際に取得するも、中々就職が決まりませんでした。

本当にかわいそうな世代だと思います。

かわいそうな世代だと思いますが、実際に就職していった友人達も多くいました。

私自身も数年という期間長く非正規雇用として働いてきましたが、現在ではしっかりと正社員として働いており家族を養っています。

私の3つ年上の友人は、現在でも非正規雇用で働いており時代が悪かったと嘆いています。

就職氷河期世代というのは、実際にかわいそうな世代だと思います。

高額な学費を親に支払ってもらい、せっかく大学を卒業したにも関わらず就職ができなかった人が本当に多くいましたから。

ですが、その時の非常に辛い思いをそのまま何十年経った今もひきづって言い訳をしている人も多いのも事実です。

やり直そうと思えば十分やり直せることもできたわけです。

そのタイミングを逃してしまったのか、時代のせいにしてしまいかわいそうな自分自身を演じているのか…

全ての就職氷河期世代の人がそうではないと思いますが、時代や周りに責任を押し付けてしまっている人も多くいるのが就職氷河期世代の現実ではないでしょうか?

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