自分の年収をもっとアップさせたい。
今よりも役職をもっと上げたい。そのように思って転職活動をする人はたくさんいます。
いわゆるキャリアアップ転職というものですね。
私自身も何回か転職をしていますが、着実にキャリアアップしています。
しかし今でも思い出すと嫌なのですが、1社だけキャリアダウンした会社がありました。
現在勤めている会社の前に務めていた会社、その会社がまさにキャリアダウンした会社でした。
役職も下がり年収も下がる。
そして残業代はもらえない。
そんなブラック企業に転職をしてしまったのです。
今回は、キャリアアップ転職をする上で失敗してしまう3つのパターンについてかいてみました。
もし現在、あなたが転職活動中であるならばぜひ読んでみて下さい。
目次
1つ目 大手企業だからと一般社員、役職なし社員の求人に応募してしまう
キャリアアップ転職なのですから、キャリアが上がらなければ意味がありません。
今まであなたが培ってきた経験を高く買ってくれる企業へ行き、給料のアップもしくは役職のアップがなければキャリアアップ転職が成功したとは言えないでしょう。
キャリアがあがるということは、年収が上がるということです。
例えば、課長採用や部長採用、もしくは現場担当者としてのあなたの経験を採用したいと言う求人に対して、キャリアアップ転職をするのならば応募していかなければいけません。
将来の工場長候補や将来のセンター長候補など、転職をして入社してから先のキャリア形成がしっかりと見えている企業に入社しなければ全く意味は無いのです。
多くの人が失敗してしまう理由の1つが、会社の売り上げがいいからキャリアアップができると思ってしまうことです。
私も職を失いあせっていたというのもあるのですが、キャリアダウンした転職先はまさに私が住んでいる県内では、売上げは大きく県内では大手の部類に入っていたのですが、利益が物凄く少なく残業代等も支払われませんでしたので年収が前職より大幅にダウンしてしまいました。
一般社員として役なしの入社でしたので手当も付かず、これからのキャリア形成も見えません。自分で定年までのキャリア形成を計算しても家族が居たのでは中々厳しい未来が見えました。
大企業だろうと中小企業だろうと、最初からキャリアアップができると言う前提の求人に応募しなくてはいけません。
実際に転職によって、私は60万円の年収アップをすることができました。
2つ目、面接詐欺ばりに企業がアピール、また年収等を提示しないなど
応募時に多くの企業では前職の年収を大体聞いてきます。
その上でオファー面談等の時に年収等の提示があるのですが、実際に入社承諾書を出す直前で年収の提示をする企業もあります。
また、面接時には前職と同じくらいの年収になると思いますよと話しておきながら実際は違っているということがかなりあります。
その昔、大手小売店へ商品を卸している会社へ就職した時のことですが、残業代等は全て支払われるのか聞いたところ、全て支払われると面接時では話していました。
さらに、残業はほとんど無いと言っていたので良い会社に就職できたと思っていたのです、蓋を開けてみたら全くのデタラメ。
専門職手当と支給されていた毎月15000円がなんとみなし残業手当。
残業もほぼ毎日2時間以上は当たり前。
1度、1ヶ月の残業時間が160時間と少し超えたのですが、それでも残業代は支給されませんでした。
その後、もう1度みなし残業制度がある会社へ転職しましたが、やはり残業代は支払われませんでした。
しっかりとした年収等は、面接の段階で詳しく教えてはくれないでしょうが、現在の年収や希望年収に沿ってそれと同等かそれ以上のオファーをしてくれる企業へ行くのがキャリアアップでは重要です。
面接時にどれだけ見抜く事が出来るか。
みなし残業制度がある会社は、危険だと思った方がいいかもしれません。
後は、面接時にこちらから40代課長職で平均どれくらいの年収なのか等、聞くのがいいでしょう。
本当に面接時に詐欺ばりに嘘を言ってくる会社は多いので注意しましょう。
3つ目、退職後の転職活動で不安を抱えながら焦ってダメ会社へ転職してしまう
3つ目の退職後に転職活動をすると、無職と言う不安から焦ってよく下調べもしないでダメ会社、ブラック企業へ転職してしまうパターンがあります。
これ、私もその経験があります。
私が働いていた会社が、客先都合での転籍と言う名目の転職を2回もさせられ、自分の意志ではない2回目の転職先がブラック企業だった時に、この会社では先がないと思い退職を決意しました。
会社が変ると人間関係も大きく変わり、毎年の昇給も無くなりボーナスも減ってしまいました。
自己都合退職でしたので失業保険が支給されるのも3ヶ月後でしたが、多少の貯金もありましたので少し休息をとりながら次の転職先を探そうと思っていました。
退職をしてから6ヵ月後に結果としてブラック企業へ転職するのですが、それまでの無職期間と言うのは不安がつきまとっていました。
もう、うつ病になってしまうのではないかと思うくらいです。
当時は38歳。どの企業へ書類を応募しても書類選考は通過するのですが面接で落ちてしまうのです。
3社受けて全て面接で落ちてしまい、この先どうしようかと思っていたところ、失業中の失業認定を頂きにハローワークへ行った時に見つけた求人が自分が今まで経験してきたことを活かせる求人だと思い即応募。
そして見事にブラック企業へ転職してしまいました。
tよく在職中の転職活動は、本業の仕事の時間に追われて転職活動が難しいという方がかなりいらっしゃいます。
と言うか、ほとんどの方がこの様に言います。
しかし、退職して無職になってからの転職活動と言うのは無職で収入がないという不安もありますし、健康保険など今まで会社が負担をしてくれた福利厚生がありません。
何よりとにかく収入を確保しなくてはと、焦ってダメ会社やブラック企業へ就職してしまいがちになります。
在職中の転職活動ですと、収入はありますし健康保険の支払いなどの心配もありません。
そして何よりも在職中で収入が安定している状態での転職活動と言うのは、実際に内定を頂いた企業を良く調べれる心の余裕があります。
私もキャリアアップした現在の会社に入社する時には、数件応募し数件の企業からのオファーも頂きました。
その中から最終的に2社をメインに転職活動をし、2社から内定を頂きました。
1社は、大手商社系列の子会社で課長職採用で年収が120万円アップ。
もう1社は、私が住んでいる県内の遠い場所にある成長著しい中小企業で年収が60万円アップ。
この2社をしっかりと精査する時間があるのが、やはり在職中の転職活動だったからです。
結果として大手商社系列の子会社は、オファーは魅力的だったのですがネットの評判があまり良くなく全国転勤ありでしたので内定を辞退。
少し遠いですが何かあれば帰ってこれる同じ県内の中小企業へ転職しました。経営者の魅力や、県外からの移住者が多かったり会社の成長、福利厚生もしっかりとしていて魅力を感じました。
絶対にキャリアアップの転職活動は、退職後に不安を抱えながらするのではなく、在職期間中に次の転職先を見つけましょう。
まとめ
キャリアアップをしたくて転職をする人は大勢います。
「今よりも年収をアップさせて家族を少しでも楽にさせたい。」
「老後の貯蓄のためにも年収アップが必須条件!」
「この会社に勤めていては子供を大学へ行かせられない…」
転職する人のほとんどはキャリアアップで年収をアップさせたい人です。
もしくは、労働環境の辛いブラック企業を抜け出したい人のどちらかでしょう。
けれども転職した先がブラック企業では、どん底に落とされた気分になりますよね?
もしあなたがキャリアアップ転職に失敗し、ブラック企業へ転職してしまったのでしたら答えは1つです。
再びキャリアアップを目指して転職活動をスタートです。
成功するまで続ければいいのです。
「あきらめたらそこで試合終了だよ。」
某大人気漫画の有名セリフです。
キャリアアップできるまで、あきらめずに行動あるのみです。