面接でのある光景…
「〇〇さんですね~。…なんだか色々な職種の会社で経験を積んでいられるのですね!?」
この様な人いませんか?
私の周りにもいますが、今まで経験してきた職種や業界が多種多様な経験を積まれている方がいます。
転職をしてきた業界がバラバラな方がいるのです。
とても一貫性のない職歴になりますが、正直転職活動においては不利に働いてしまうのではないでしょうか。
あなたがもし転職をしたいと考えてたとしても、経験してきた業界がバラバラの場合困ってしまったりしていませんか?
なぜ困るのか。
それは、どのように自分が働きたいと思っている企業への転職を成功させることができるのかということでしょう。
けれども、意外と成功している人もいるかもしれませんよ?
私の様にね。
そのことについて書いてみたのでよかったら読んでみてください。
キャリアに一貫性があれば転職の成功率は高くなる
例えばここに2人の転職活動している35歳男性がいるとします。
2人とも今までの転職回数は5回の転職回数。
1人はずっと同じ小売り業界で5回の転職。
そしてもう1人は5回とも全てバラバラの業界での転職。
キャリアに一貫性がある転職者の方というのは、自分のことを理解しているので当然同じ業界で転職活動します。
自分がどの業界で力を発揮できるのかがわかっているからこそ、キャリアに一貫性があるのですね。
これは間違いなく、キャリアに一貫性があった方が転職は成功しやすいです。
逆にもう1人の男性。
5回の転職してきた企業、業界は全てバラバラ。
例えば次に転職する業界についても思い付きというかなんというか。
「なんだか面白そうだなこの業界。次はここへ転職してみるか。」
という理由だけで転職していたのでは、転職は成功しないことでしょう。
キャリアに一貫性がないということは、ある意味飽き性な性格なのかもしれません。
採用する企業側からも、この人は飽き性なのであまり本気で仕事を覚えようとしないと思われてしまいます。
良くいえば様々なことにチャレンジしたいという、チャレンジ精神旺盛な活動家の方なのかもしれません。
しかし、企業というのは中途採用者を募集するときに、あなたの今までの経歴を評価して採用を決めます。
キャリアに一貫性がないということは、正直あまり良いイメージを与えることができません。
キャリアに一貫性がない人よりも、キャリアに一貫性がある人の方が転職にはとても有利になります。
職務経歴が多種多様な場合の転職での成功の仕方とは?
職務経歴が多種多様な方の場合、どのように転職を成功すれば良いのか困ってしまったことはありませんか?
正直、あなたの情熱や熱意だけでは転職を成功することはできないでしょう。
私も実際に経験があります。
職務経歴書の伝え方で相手に多種多様な経験をしてきていると思われてしまったことが。
当然ですが、その面s熱は不採用です。
これは当然といえば当然の結果なのです。
逆にあなたが面接官の立場であったとします。
即戦力になる人材を採用したいと考えているときに、転職回数が5回や6回…もしくはそれ以上あり、それも全て様々な業界だったり違う業界で仕事をしてきた人物が応募してきたら採用するでしょうか?
逆に、たくさんの業界ので職務経歴の持ち主であるあなたが転職を成功させたいと思うのであれば、あなたが今までたくさん経験してきた業界の中で自分が今までやってきて活躍できたと思った業界へまた転職するのはどうでしょう。
仕事というのは今までの積み重ねで評価が決まります。
私自身もずっと同じ業界にいたので、その評価を買っていただき転職を成功させることができました。
「あなたの経験をもっと聞きたいけどお時間がないなぁ~。」
「弊社で募集しているポジションの仕事でしたらすぐに出来ると思います。」
「すぐにでもうちで活躍できるんじゃないかと思いますよ。」
私自身はずっと同じ業界にいたので、転職活動時の面接でこの様なお言葉を頂けました。
そして3社から内定をもらった経験があります。
しかし、もしバラバラな経歴のあなたが転職を成功させたいと思うのであれば、今までそのバラバラな業界で生きてきた中でも、自分が1番やっていてまたは働いていて活躍できた業界でまた転職活動してください。
そして面接のときに様々な業界を経験してきた中で、やはり御社と同じ業界の企業で働いたときが1番仕事にやりがいを持つことができたとアピールするようにしてください。
そうすれば面接官の方も評してくれます。
一貫性のあるキャリアは転職しやすいです。
しかし、一貫性のないキャリアでも転職を有利に進めることもできるのです。
【職務経歴が多すぎ】履歴書に書く職歴が多いのならば省略する
今まで経験してきた業種が違う場合は、職務経歴書や履歴書など記載する企業が多くなってしまうのは致し方ありません。
しかし、私も経験あるのですが、実際に就業している仕事は変らないのに企業だけが変わっていってしまったということがあります。
いわゆる会社都合の転籍です。
転籍という名の、実際は転職になってしまっているのですが。
ある卸会社に在籍していたときに、取引先の都合で会社を転職させられることになりました。
しかし、転籍してから2カ月後に再び驚きの展開が待っていたのです。
再び転籍という名の転職をしてくれと。
転職した会社の業績が物凄く悪く、地元のライバル企業に買収されてしまったのです。
そのため再び会社都合で転職させられました。
まったく働いている職場や仕事は変らずにです。
その会社を退職し、転職活動を始めました。
全ての転籍の事実を履歴書に真面目に記載したところ、転職回数がとても多いと勘違いされると面接時にダメだしをされてしまいました。
結局、面接は面接官の説教のような形で終了。
「そう思うのならば書類選考で落としてくれればいいのに。」
そのときの正直な気持ちでした。
といっても書類選考は通過したのですが…
そこで私は書き方を変えました。
「平成〇〇年 〇月 株式会社〇〇入社 〇〇事業部配属 平成〇〇年 〇月 〇〇事業部 会社都合のため退職」
という形に履歴書は変更し、職務経歴書に事細かに書くことにしてから面接時には何もいわれなくなりましたし。
むしろ会社都合で3回も会社を転職させられていることに対して、多くの面接官の方が同情してくれるようになりました。
会社都合の職務経歴が多い方は、この様に上手く自分が所属した事業をメインに記載しても良いのかなと思います。
誤解されないように上手く省略するのもテクニックでしょう。
しかし、これは会社都合の場合の転職での場合のみです。
自分自身の意志で転職を重ね、しかも経験してきた業種がバラバラなのでしたら、正直に履歴書や職務経歴書に記載しましょう。
そして書類を送る添え状に、今までたくさんの業種を経験してきたが、自分がやはりやりたい業種はこの業界ですとアピールを記入して送ったほうが良いと思います。
それだけで書類選考の合格率は上がると思います。
けれども、履歴書に書ききれないくらいに転職回数が多いと、採用されるのはとても難しいのが現実です。
以前の職場の同僚がそうでした。
履歴書に書ききれないくらいの転職回数が合って、面接時に…
「本当に大丈夫か?続けられるのか?」
と念を押されたといっていました。
自己都合の転職は、あまり回数を重ねない方がいいのが日本の今の現状です。
まとめ
転職業界がバラバラの場合、職歴に一貫性がない場合の転職活動は成功しないのかについてお伝えしてきました。
結論をいいますと、あなたの工夫次第で成功率は上がります。
もう1つの結論をいいますと、企業側が気にすればそれで成功率は変わります。
ただし、ここで紹介させていただいた方法を使えばきっと成功に近づくことができるはずです。
何といっても、経歴ボロボロの私が成功できたのですから。
企業側も良い人材は、どんどん中途採用したいわけです。
あなた自身が良い人材で、たまたま働いてきた業界がバラバラであったというだけで不採用。
勿体ないですよね?
あなた自身が良い人材で、たまたま働いてきた会社がブラック企業ばかりで転職回数が多くなってしまって不採用。
これも勿体ないですよね?
働いてきた業界がバラバラのあなたの経験を、必要としてくれる会社は必ずあります。
誰よりもたくさんの経験をしてきた。
自信を持って転職活動へ望んで下さい。