毎日職場へ出勤していると、ふとこんな風に感じるときがあります。
「最近、仕事がしんどいな。身体も疲れているし、何をするにも億劫だ…」
私もありました。
本当にしんどくて出勤するのも嫌だと感じたときがありました。
あなたにも1度や2度、仕事がしんどいと感じるときがあったのだと思います。
とはいえ、誰しもが仕事をしていれば疲れることがあるわけですが、出勤するのも嫌になってしまうくらいにしんどくなると周りからこんな風にいわれてしまうことも…
「誰だって一緒だよ。甘えだよ甘え。」
「寝てればなおるっしょ?」
「しんどいって?父さんの時代はなぁ、朝から晩まで働いていたのにお前ときたら。」
この様に、あなたが仕事をしていてしんどいにもかかわらず、周りが理解してくれないということも多々あります。
仕事がしんどいと感じているのでしたら、無意識のうちに身体と心が疲れている可能性が高いです。
なぜ、仕事がしんどくなってしまうのか。
そして、仕事のしんどさを解決する3つの方法とたった1つの必勝法をお伝えします。
仕事がしんどいと感じているあなたは、ぜひとも読んでみて下さい。
目次
仕事がしんどいのは当たり前なのか?
「仕事なんて辛くてしんどいのが当たり前じゃん。」
最近、仕事がしんどくて身体もきついと相談した友人から、この様にいわれてしまったことってありませんか?
私も過去に個人的にWEB制作の仕事をしていたときに、ある財団法人と取引をしていて物凄い量のページ数を制作させられていたときのことです。
夜中だろうと休日だろうと関係なく電話がかかってくる始末。
私「この急ピッチですと身体がきついので、もう少し納期をスローにできませんか?」
財団法人代表の方「あなたね。仕事というのは大変なものなの。頑張りなさい。」
そんな風にいわれてしまった私は、友人2人に愚痴りながらの相談をしたところ2人揃って…
「無茶させすぎでしょ!」
と同情してくれました。
本業の仕事をしながら空いている時間でホームページ制作し、休日も徹夜もしながら完成させました。
当然、納品後は継続して取引はしていません。
仕事がしんどいのは当たり前というのは、誰が決めたことなのでしょうか?
結局は個人個人の捉え方だと思いますし、高度経済成長期の日本人の思想なのだと思います。
しかし、仕事が大変なのは当たり前だといって、身体に無理をさせて働かせるのは間違っています。
仕事は大変なものであり、しんどいのは当たり前だという考え方をもしあなたがしているのでしたら、その考え方は改めなければいつまでもしんどい状況が続いてしまいます。
仕事がしんどいのは甘え
もしかしたら、あなたの会社にもこの様に話をしてくる上司や先輩がいませんか?
「残業が4時間や5時間でしんどいってさー。俺達の時代は徹夜だってあったんだぜ。」
「このくらいで精神的に参っていたんじゃまだまだだなー。」
「最近仕事がしんどいって?甘えだよ甘え!」
特に、昭和の古い世代の人達には多いですね。
ちなみに、私も昭和54年生まれの昭和世代の氷河期世代ですが、この様な考えはこれっぽっちも持っていません。
1日の労働時間は8時間です。
週5日勤務をして1週間の労働時間が40時間であり、月平均で160時間働かなくてはいけません。
その当たり前の勤務状態ならばいいのです。
これがもし、1日12時間で月240時間とかになったらどうでしょうか?
さらには、月の労働時間が280時間や300時間になったらどうでしょうか?
しんどいはずです。
他にも、人間関係がとても悪すぎる職場で毎日働いていたらどうでしょう。
精神的にも参ってしまいます。
俗にいうブラック企業で働いていて、しんどいといってもそれは甘えというだけで処理できますでしょうか?
あなたの仕事がしんどいのは、甘えではありません。
仕事をしんどくさせている会社側の責任です。
仕事がしんどい理由
人間というのは、誰しもがしんどくなるときがあります。
筋トレをしていても、しんどくなるときがあります。
食べ放題で食べまくっていても、しんどくなるときがあります。
友人関係や恋人との関係でも、しんどくなるときがあります。
ただし、仕事というのは休日以外は毎日行かなければいけません。
毎日しんどい思いをするのが仕事です。
仕事がしんどいと、あなたの人生の大半がしんどくなってしまいます。
「自分の人生ってこんなにしんどいだけの人生で終わってしまうのか?」
仕事がしんどいと、ネガティブな考え方しかできなくなってしまいます。
そんな仕事のしんどい理由は、主に5つあります。
1,長時間労働
「今日もてっぺんを超えてしまったなぁ…。」
「朝8時出勤だけど7時に出社。終了は23時~。」
「1日の労働時間が12時間で週6出勤ってさ疲れる。」
この様な長時間労働は、身体も心も心身ともに疲弊します。
私も、1ヵ月の労働時間が毎月280時間働いていたことが1年ほどありました。
もちろん、残業代はゼロです。
身体も心も限界まで来ていましたが、何とか一緒に働いている仲間と職場を改善し、月の労働時間が200時間くらいまでになりました。
長時間労働というのは、本当に心身ともに疲弊します。
昭和の時代…高度経済成長期であり団塊の世代である私の父親ですら、長時間働いている息子を見て…
「目の下のクマが全然取れていない。毎日こんな遅くまで働いていて身体は大丈夫か?」
そんな、昭和を生き抜いてきたサラリーマンの父親からも心配をされてしまったときは、流石にヤバい職場なんだと思いました。
長時間労働というのは、あなたも経験があれば分かると思います。
ただただ、しんどいく辛いだけです。
2,休日が少ない
友人「今度のお盆休みさ~。〇〇と一緒に北海道旅行へ行くんだけど一緒に行かないか?」
自分「お盆休み?何それ?今まで無いっす。」
友人「…え?年間でまとまった休日とか無いの?」
自分「GWとかお盆とか、年末年始もそうだなぁ。うちの会社、年間休日70日くらいしかないからね。」
友人「…正気か?」
休日が少ない職場で働いていると、とてもしんどいです。
私が20代の頃。
20歳から28歳くらいまで働いていた、地場で独立経営している某大手小売業の物流センターで働いていたころです。
毎日12時間労働で週の休みは1日だけでした。
これ、本当の話です。
今振り返ってみると良く働いていたなと思うのですが、私の20代というのは就職氷河期でもあり景気も良くありませんでした。
求人も少なかった時代です。
お盆や年末年始に3連休を取りたいと上司に相談すると、必ず嫌な顔をされました。
働いている人間としては、年間休日はやはり100日は最低でも必要です。
夏でも冬でも良いのです。
まとまった連休が取れない職場で働いていれば、誰だってしんどくなり嫌になります。
家族がいればなおさらのこと。
あなたに子供がいれば、2泊3日や3泊4日で近場でもいいので旅行へも連れて行ってやりたいと思うのが親心です。
年間休日がとても少ない会社で働いてしまうと、家族サービスすらできなくなってしまいます。
仕事も家庭もしんどくなってしまうことになってしまいます。
3,我慢できないくらいに嫌いな人がいる
この世の悩みは全て人間関係である…というのは、心理学者のアルフレッド・アドラーの言葉です。
職場というコミュニティに所属をしていれば、当然ですがたくさんの人達と関わりを持たなくてはいけません。
職場だけでなくとも、学校やご近所付き合いなど、あなたの身近な場所や過去に所属していたコミュニティでも人間関係は当然ですが存在します。
特に職場というのは、定年までの約40年近くを過ごす場所です。
そんな永い時間を過ごす場所で、嫌いな人がいたらどうでしょうか?
ただ嫌いなだけならいいのですが、あなたが我慢できないくらいに嫌いな人がいたらどうでしょうか?
仕事がしんどいというよりも、出勤するのがしんどくなってしまいます。
辛うじて出勤することは毎日できたとしても、同じ部署や関連部署であれば嫌でも同じ会議に出席したり、もしかしたら出張へも一緒に行かなければなりません。
「何であんな奴と一緒に働かなくっちゃいけないんだよ!…辞めよっ。」
これ、私自身も実体験でもあります。
今現在、私が勤めているホワイト企業で、同じ時期に転職してきた同僚が本当に仕事ができず性格もねじ曲がった人間でした。
前任の上司が定年で退職してからの2年目はそれはもう大変で、一緒に働きたくないから再び転職活動を始め面接まで受けに行きました。
結局は、会社からも同僚はパフォーマンスが悪いと判断され違う部署へ異動。
私自身は、とても幸せに仕事ができるようになりました。
あなた自身が我慢できないくらいに嫌いな人がいる職場では、毎日がしんどいと感じられてしまい、ストレスが溜まって身体を壊しかねません。
4,仕事ができない、成果が出せない
「何で俺は仕事ができないんだろう?」
「私ってこの会社に転職してから活躍できていない…」
「どんなに頑張っても、上司が期待する成果が出せないのはなぜ?」
勤務している職場で仕事ができない、成果が出せないと辛くないですか?
会社や上司の期待に応えられないという状況は、とても辛い状況です。
人間というのは、誰か他人の期待に応えるからやりがいを感じられます。
そして、それは幸せにも繋がってきます。
私も仕事ができずにすぐに退職してしまったシステム会社がありました。
一生懸命に勉強してきたWEB制作の知識を使って働ける!と思ったものの、実際には無力な自分を認識しただけでした。
あなたにも、この様な経験はないでしょうか?
人間には、向き不向きがあります。
自分に合っていない職場や仕事をしていると、当然ですが仕事はできませんし成果も出ません。
その様な状況は、とてもしんどい状況なのです。
5,社風が合わない
職場というコミュニティ。
そんなコミュニティでの雰囲気、職場でいうと社風が合わないときついですよね?
毎朝、謎の唱和をしてからスタートする会社。
上司「全てはお客様のために!」
一同「全てはお客様のために!」
上司「欠品ゼロ!出荷ミスゼロ!いつも元気なあいさつで!」
一同「欠品ゼロ!出荷ミスゼロ!いつも元気なあいさつで!(やれやれ…)」
毎朝、この様な唱和していても疲れます。
そもそも、この様な唱和を毎朝していても業績は上がりません。
私も、日本全国のコンビニチェーンへ商品を卸していた会社で働いていたときに、毎朝この様な唱和をさせられていました。
この様な唱和をする会社というのは、体育会系のブラック企業に多いです。
他にも、新人だろうと中途採用だろうと仕事は自分で考えてやるものだというスタンスの会社とか。
とにもかくにも会社の主催する行事には出席しないと、昇進に影響する会社とか。
どんなに仕事が辛く大変な状況に追い込まれても、周りは誰も上司すらも助けてくれないほったらかしな会社とか。
その様な最悪な社風の職場ですと、社風が合わないどころかこちらが真っ先にダウンしてしまいます。
社風が合わないと、とてもしんどい毎日が待っていることになってしまいます。
仕事がしんどいと精神的にきつくなる
職場というのは、平日は毎日出勤しなくてはいけません。
土日祝日に働いている人もいるでしょうが、1ヵ月の中で平均20日は社会人であれば職場へ出勤します。
1日の大半の時間…さらにいえば人生の大半の時間を過ごす職場での仕事がしんどいとどうなるでしょうか?
答えは、精神的にきつくなるのです。
精神的なダメージを受け続けてしまうと、当然ですが身体にも影響が出てきてしまいます。
「朝、布団から出られなくなった。」
「出勤するときに玄関のドアを開けると何故か一気に崩れ落ちそうになる。」
「ストレスで蕁麻疹がでてくるようになりました。」
この様に、心身ともに影響が出てきてしまいます。
本当に仕事がしんどい場合は、会社と相談して少し休むのも必要になってきます。
私が以前に勤めていた会社では、精神的にダメージを負ってしまい、1年間休んでいた人もいたくらいですから。
あなたも心身ともにしんどくて精神的にきついのでしたら、少し会社と相談して休むようにしましょう。
仕事がしんどいときに乗り切る3つの方法
「仕事がしんどいよ~!」
「もう限界だ…」
「何でこんなに仕事がしんどいと感じるのかなぁ?」
正直、誰だって仕事がしんどいと感じることは100%あります。
パワフルなスーパーマンではない限り、人間というのはバリバリ働いている人でも仕事がしんどくなるときが必ずきます。
ブラック企業で働いていなくても、しんどくなるものです。
もし、仕事をするのは全然問題ではないけれど、しんどくてそろそろ精神的にもヤバいのかもと思っているあなた。
ひょっとすると、身体の中にストレスなどの悪いエネルギーが溜まっているのを、ほったらかしにしてしまっている可能性が高いです。
そんな悪いエネルギーを解消する方法、そしてしんどいを無くす3つの方法をお伝えします。
1,温泉やサウナに行く
仕事のしんどいを無くす1番のオススメ方法が、温泉やサウナです。
私も毎週、1回や2回は温泉へ行き併設されているサウナへ入ります。
サウナと水風呂、そして外気浴で整うことを4セットほど行うと、その日の夜はグッスリと眠れ、さらに翌朝は気持ちよく起きれます。
これが本当にビックリするくらいに身体が楽になります。
身体だけではなく、脳の疲労も取れるのがサウナの最大の魅力です。
中々、脳の疲労って取ることができませんからね。
サウナに行かなくても、自宅のお風呂を45度くらいの熱いお湯にし、5分ほど湯船に浸かった後に冷水シャワーを浴びることでもサウナに近い効果が得られます。
現代人は特に、自宅でもシャワーしか浴びない人がとても多いです。
しかし、湯船に浸かり身体の中までしっかりと温めることで、身体の疲れはリフレッシュできるのです。
身体の疲れがリフレッシュできれば、心も精神的にもリフレッシュでき楽になれます。
2,健康的な食事をする
あなたは食事にも気を使っていますか?
私の場合ですと、気を使わなかった時期があります。
毎晩といっていいほど晩酌をするのですが、翌日には週に4日ほど下痢になってしまっていました。
これは、お酒が原因だと思っていたのですが、実は胃腸へ良い栄養が供給できていなかったのが原因でした。
朝は、目玉焼きとベーコン、もしくはウィンナーのおかずだったものを納豆に変えました。
その結果というのは、驚きの結果でした。
朝ごはんに納豆を加えただけで、下痢を全くしなくなったのです。
胃腸の調子が良いと、下痢による不快な感じやストレスも無くなります。
おかげでお腹の心配をしなくても良くなったので、仕事をするうえでもスムーズになりました。
取引先と電話している最中に、腹痛に襲われなくなったのは大きいです。
あなたの身体が調子が悪いとき、もしくは精神的に落ち込んでいるときなどは、健康的な食事をすることをオススメします。
食べるということは、人間にとってとても大事なことです。
ただ単にお腹が満たされれば良いというだけで、カップラーメンやジャンクフードなど簡単な食事をしていたら身体が悲鳴を上げてしまいます。
食事から身体の健康を考えることで、仕事もしんどくなく行えるようになります。
3,読書などをし、ただひたすら休む
ただただ、休日はひたすら休む。
実は、意外にも休日を友好的に休んでいる人が少ないって知っていましたか?
仕事で疲れているのに家族がいれば、どこかへ連れていかなければいけないとか。
せっかくの休日だからと、友人と遊びに出かけたり飲みに出かけたりとか。
すると休日が明けて仕事が始まる月曜日の朝に気づくんです。
「何だかよくわからないけど、身体の疲れが抜けていない。この状態でしんどい職場へ出勤するのか…」
休日を、本当の休日にできないのが日本人には多いといわれています。
ヨーロッパなどでは、休日というのは家族でのんびり過ごすものだそうです。
日本では、休日に家族で外食をしたりレジャー施設へ出かけたりしますが、正直疲れますよね?
友人とドライブで遠出して遊んだり、飲みに行ったりしているときは楽しいのですが、終わってみると疲れていますよね?
休日が週2回あるのでしたら、その1回を読書や散歩をしたり、自宅で映画でも見ながらゆっくりただただ休んで下さい。
特に読書というのは、最高のストレス発散にもなりますし、知識も増えて一石二鳥です。
自宅でゆっくりと1人の時間を過ごすのも、あなたの仕事がしんどいときに乗り切る方法の1つでもあります。
仕事がしんどいので逃げたい場合
「うちの会社、本当に仕事がきつくてしんどいんだよ~!」
「しんどすぎる…しんどすぎる…しんどすぎる…」
「何で私にばかりこんなに仕事を回してくるの?もう限界…」
あなたも職場での仕事がしんどいと、肉体的にも精神的にも限界すれすれで働いていることでしょう。
もう、逃げ出したいと日々思っているかもしれません。
その様な相談を両親や友人にしてみると…
両親「どんな仕事だってしんどいの。頑張りなさい。」
友人「隣の芝生は青く見えるっていうだろ?俺だって日々頑張ってるんだしさー。」
という様な、アドバイスというかなんというか…
この様な返答が返ってくることが多いのではないでしょうか?
あなたにとって今の職場がどんなにしんどくて辛くても、両親だろうと友人だろうと理解はしてくれないのが冷たい現実です。
正直にいいましょう。
あなたの職場でのしんどいうという苦しみを理解してくれるのは、同じ苦しみを味わった人だけです。
だからこそ、本当に今の現状が辛くしんどいのであれば、相談をしてアドバイスをもらうよりも、自分自身の気持ちを優先した方がいいです。
その結果、仕事がしんどいから逃げたいと思う気持ちしか残らなかったのであれば、堂々と逃げればいいのです。
両親や友人が仕事から逃げるのは甘えだとかいうのでしたら、全ての言葉を無視してしまってもいいです。
堂々と逃げる準備、転職活動を始めましょう。
まとめ
仕事がしんどいというのは、甘えではなく当然のことです。
私にも、過去に仕事がしんどくて逃げ出したくなることが多々ありました。
ここで紹介させていただいたしんどいを無くす方法を常日頃、実践していてもしんどさは抜けなかった職場で働いていたこともありました。
結果、転職をして逃げ出し現在は残業も無くボーナスもしっかり支給され、年間休日も120日は休めるホワイト企業で働いています。
そんなホワイト企業で働いていても、忙しいときは忙しいのでしんどいときはあるものです。
現在でもしんどいときはサウナへいったり、美味しい食事をしたり読書をして休日をゆっくり過ごすルーティーンを実践しています。
あなたも現在の仕事がしんどいのであれば、まずは3つのしんどいを無くす解決方法を試してみて下さい。
それでもダメなのでしたら、しんどいの無い職場への転職活動をスタートしましょう。