あなたの街にある書店やAmazonなどの本のランキングにも「あるジャンル」の本がいくつもあります。
自己啓発本です。
自分を高める内容が書いてあったり、よりよい人生を送るヒントが書いてあるのが自己啓発本です。
私も20代の頃は本当に悩みしかありませんでした。
就職氷河期世代で当時は仕事も非正規雇用。
一生懸命にWEBデザインなどのパソコンスキルを身につけるも、応募する企業は全て不採用。
それが数年続き27歳のころに、ある1冊の自己啓発本を読んだところから夢中になってしまいました。
毎月の少ない給料から自己啓発本を買いあさって読む日々。
何十冊と呼んできた私がたどり着いた先が…
私「自己啓発本なんて意味ないじゃん。」
という結果でした。
現在の私は、全くといっていいほど自己啓発本を読んでいません。
それでも20代のあの頃よりも年々、幸せになっていく自分を感じられています。
なぜ、自己啓発本は意味が無いのか。
「いやいや!100%自己啓発本に意味がないわけがないでしょう?」
それでは、意味のない自己啓発本にもあなたを救ってくれたり、あなたをレベルアップさせてくれる本があるのかどうか。
その真実をお伝えしていきます。
ここから先をぜひ読んで下さい。
目次
自己啓発本を読む人の特徴
自己啓発本を読む人の特徴は、いくつかあります。
普段、本を読まない人からしてみればこんなイメージでしょうか?
「自己啓発本を読んでいる人ってヤバいんじゃないかな。」
当たっていたり当たっていなかったり、何ともいえないのが正直なところです。
ただ、いくつかある自己啓発本を読む人の特徴の中でも、ほとんど当てはまる5つの特徴を紹介します。
私も自己啓発本を読んでいたときは、これら全ての特徴に当てはまっていました。
それでは見ていきましょう。
1,何がしたいのかわからない
自分の人生で一体何がしたいのかわからない人は、自己啓発本に救いを求める特徴があります。
何がしたいのかわからない場合、人生に悩んでしまっていることがほとんどです。
その迷いを解決してくれる術を、自己啓発本に求めるわけです。
人生の答えを探したくて読む人が多いのが自己啓発本です。
2,自分に自信がない
自分に自信がない人も、自己啓発本を読み漁る特徴があります。
1番自己啓発本を読むタイプも、この自分に自信がない人ではないでしょうか。
「何だか自分が嫌になってきた。」
「上手くいかないことしか続かない…」
「どうせ私には無理なんです。」
この様に自信のない人は、自分に自信をつけるために自己啓発本に夢中になる人が多いです。
実は私もそうでした。
私自身も20代のころは全くといっていいほど自信がありませんでした。
だからこそ、自信を手に入れるために当時の私は自己啓発本を読み漁るようになったのです。
もしかしたら、あなたにも心当たりがあるかもしれませんね。
3,行動するのに背中を押してほしい
自信がない特徴と連動しているのが、行動するための手助けが欲しいから自己啓発本を読むタイプです。
自分が行動するために背中を押してほしい理由で、自己啓発本を読むわけです。
自信がなければ行動ができない。
自信を身につけるために、行動できるようになるために自己啓発本を読む。
この流れで自己啓発本に夢中になるわけです。
誰だって背中を押してほしいと思うときってありますよね?
その背中を押してもらうのを、自己啓発本に頼るわけです。
4,学ぶことがただ好き
自己啓発本を読むと、ある感覚を感じるときがあります。
「自分ってなんだかレベルアップしたような気がする!」
という感覚です。
そして自己啓発本を読んで学んでいくことが好きになっていくのです。
ただただ、自己啓発本に書いてある内容を学ぶことが好きになる人も意外と大勢います。
自己啓発本って、夢中になってしまうことが多いのです。
そもそも、学ぶことが好きな人は自己啓発本に夢中になる傾向が強いです。
5,楽して成功したい
自分に自信がない人と同じくらいの割合の特徴がこれ。
自己啓発本を読む人の中には、楽して成功したい・結果が欲しいと思っている人が大勢います。
本当に大勢います。
「思考は現実化するのだから強く思うぜ!」
「引き寄せの法則…念じろ念じろ。」
「ポジティブシンキングで成功間違いなしです!」
もしかしたら、この様に考えたことに心当たりはありませんか?
私は実はあるんですね。
若干ではありますが、スピリチュアル系の自己啓発本に夢中になっていたときは、思えば願いは叶うと信じて行動していました。
今振り返ってみると、楽をして成功を掴めればいいと思っていた自分が少なからずいました。
成功のヒントを欲しがっている人も、自己啓発本を読み漁る特徴があります。
自己啓発本が好きな人の特徴
自己啓発本を読む人の特徴をお伝えしたのですが、特徴以外にも自己啓発本を読むのが好きな人が多くいます。
とにかく自己啓発本が好き。
読書する本は、全てが自己啓発本というつわもの。
実は私も昔は、その「つわもの」の1人でした。
自己啓発本が好きな人の特徴というのは、読んだ後に自分自身がすごく成長したと感じられるからです。
例えば、神社などのパワースポットに通い続けていれば運勢が良くなると思っている人もいます。
それと同じで、自己啓発本を読むことで自分が成長していると思い、自己啓発本を読むことが好きになってしまうのです。
基本的にはポジティブなことしか書いていないのが自己啓発本です。
この様に、ポジティブな気持ちになれる自己啓発本が売れている原因もこれです。
自己啓発本は意識高い系が読んでいる?
自己啓発本を読んでいる人に共通する痛い特徴があります。
多くの自己啓発本を読んでいる人は、意識高い系の人が多いのです。
その意識高い系とは…
「自分を過剰に演出するが中身が伴っていない人」
のことをいいます。
どうでしょうか?
あなたの周りに自己啓発本に夢中になっている人って、本から得られた知識を過剰に伝えたりする割には、その本から得た知識を全く活用できていなかったりしませんか?
私も昔はそうだったのでよく分かります。
「自己啓発本を読む人と読まない人とでは人生変わるよ?」
「もっと自分を高めなきゃさーダメだよ!」
「この本で俺は人生が変わってきたよ。」
この様な感じの意識高い系になっていたときがありました。
もしかしたら今現在、自己啓発本に夢中になっている人は自分のことだと思っているのではないでしょうか?
自己啓発本を読んでいる人は、意識高い系の中身が伴っていない人が実は多いのが現状なのです。
自己啓発本を読む人は気持ち悪いと思われることも
基本的に何かにすがりたいとか、悩みを解決したいと思って読むのが自己啓発本です。
ですが、そんな自己啓発本を読んでいる人を気持ち悪いと感じる人も一定数います。
「何だか主張してきてうざいんだけど。」
「宇宙のエネルギーがどうとかこうとかやばくない?」
「必要以上に前向きで気持ち悪いんだけど…」
こんな風に思われてしまっていることもあります。
私が昔、ある職場で出会った個人事業主の方などは、典型的なこのタイプでした。
- 必要以上にポジティブ
- 何故か自信満々
- 自分が優れていると思っている
- マウントを取りたがる
- 親分肌を気取りたくなる
思い出すだけでも、すごく無理をしていた自分を演じていたのだと思います。
演じていたというか、自然と本気で自分自身で思い込んでいたという方が合っています。
どこかが物凄くもろくて、すぐにでも崩れ落ちそうな感じでした。
気持ちが悪いというよりも、どこか自分自身に無理をしている感じなので、人の捉え方によっては「気持ち悪い」と思われてしまいます。
自己啓発本を読まない人
自己啓発本を全く読まない人もいます。
そんな人に対して、自己啓発本に夢中になっている人からしたら…
「自己啓発本を読む習慣がないなんて人生損してる!」
ということを本気で思っています。
ただ、ここで大きな疑問が湧いてきます。
自己啓発本を読まない人も、自己啓発本を読んでいる人も、比べてみるとそんなに人生変わっていないということありませんか?
当時、自己啓発本を読み漁っていた私も感じました。
「俺は自己啓発本を毎月1冊は読んでいる。自己研鑽をしているのに何故なんだろう。自己啓発本を読まない友人達の方が結果を出しているのは…」
もしかしたらあなたも同じことを思ったときがあるかもしれません。
自分を高めてくれる自己啓発本に投資をしているあなたより、周りにいる自己啓発本とは無縁の友人達の方が面白おかしく人生を謳歌している現実に。
自己啓発本を読まない人は、人生を損しているなどということは100%ありえません。
読書を全くしない人というのは、確かに人生で大きく差が出てしまうでしょう。
しかし、自己啓発本を読まない人と読む人では、それほど人間的にも差はないです。
仕事の結果も正直、差があることはありません。
自己啓発本は意味がない
「自己啓発本を読む人も読まない人も差がないのなら読む意味ないじゃん!」
そう思ってしまうのも無理はありません。
しかし、結果として自己啓発本を読むことに意味はありません。
あるインターネット番組で、自己啓発本を300冊読んできたけど人生は変わらなかったというテーマで番組が放送されました。
その300冊読んできた方が仰った内容のいくつかがとても腑に落ちるのです。
- ある本では4時間半睡眠で頑張れ…またある本では睡眠時間は8時間確保しろ
- ある本では何事も自分の力でやり通せ…またある本では周りの力を借りろ
- ある本では家族を犠牲にしてでも働け…またある本では家族を1番大事にしろ
その300冊読んだ方は、結局答えが見つからなかったそうです。
自己啓発本を300冊読んできた方の感想なので、これでもかというくらいに納得の結論ですね。
特にスピリチュアル系の自己啓発本や、著者の個人的な思いや実践内容が全面に押し出されている自己啓発本は、読んでもあまり意味がないジャンルの自己啓発本になることが多いです。
自己啓発本の意味ある本当の読み方
「そうか~。自己啓発本なんて全く意味がないんですね。」
「今まで無駄にお金使っちゃった感じだよ。」
「自己啓発本に使ってしまった時間がもったいない!」
今までここでお伝えしてきたことを感じたあなたは、自己啓発本にかけてきたお金と時間をもったいないと感じていることだと思います。
しかし、待って下さいね。
自己啓発本が本当に意味がないというわけではないんです。
私がお伝えしたいのは、科学的根拠のない自己啓発本のことをいっているのです。
スピリチュアル系の自己啓発本のことですね。
- 自分の思考が現実になる
- 物事はあなたの考え方が引き寄せている
- 目標は紙に書けば全て叶う
これらのことが書いてある自己啓発本、読んだことはないでしょうか?
私自身も昔は大好きでこの手のタイプの自己啓発本を読み漁っていました。
しかし、読んでも読んでも結果が出ない。
それもそのはずで、科学的根拠のないことを続けていても当たり前ですが結果は出ないのです。
「ほらぁやっぱり自己啓発本なんて意味がないんだよ!」
確かに科学的根拠のない自己啓発本は意味がありません。
けれども、ワークショップの様な実践内容が明確に示されている自己啓発本は意味があるのです。
みんなが楽したいから科学的根拠のないスピリチュアル系の自己啓発本を読むのです。
だから巷には、多くの自己啓発本が売られているわけです。
科学的根拠のない自己啓発本は、読む必要などありません。
こちらの様な実践型の自己啓発本を読んで下さい。
まとめ
自己啓発本が意味はないということをここまでお伝えしてきました。
自己啓発本が大好きな人にとっては衝撃内容かもしれませんね。
私も昔は本当に、購入する本の8割くらいは自己啓発本でしたから。
けれども、自己啓発本を読んでも読んでも大きな結果は得られない日々が続いていましたね。
読んでいるときや読み終わったときなどは、自分自身がとても大きく成長した感じがしたのですが…
ただ成長したと感じただけというのが真実でした。
自己啓発本を私は完全に否定はしていません。
こちらの記事にも書いている様に、自己啓発自体は素晴らしいものだと今でも思っています。
ただし、間違った方向へ行かなければの話です。
実践型の意味のある、結果の出る自己啓発本をあなたは読むようにしてくださいね。
その習慣を続けられれば、必ず大きな結果としてリターンを得ることができることでしょう。