今日も仕事が終わり、あなたは家へ帰って趣味のゲームに夢中。
「やったー!レベルが上がった。これでボスにチャレンジできますね~。」
ゲームではレベルは上がるのに、あなたが働いている会社でのレベルという名の給料は上がらない。
なぜ?
上がったとしても満足な上がり幅ではなく、気持ち程度の少しだけという企業もたくさんあります。
「たった500円ですか…。」
これ、実際に私の同僚が以前の職場で毎年上がっていた昇給額です。
満足に給料が上がらなく、それでもしょうがなく働き続けている人は大勢います。
それでは、給料を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
ということで、非正規雇用で満足な年収ではなかった氷河期世代の私が、給料を上げてきた方法をお伝えしていきます。
給料が中々上がらないあなたは、ぜひとも読んでみて下さい。
目次
日本で給料を上げるにはどうすればいいのか?その方法は?
「私の会社って給料上がらないんだよね~。」
「残業しなきゃ稼げない俺の会社って終わってると思わない?」
「平均年収が上がらない日本ってヤバいですよ。」
同僚や友人達などとの飲み会の席では、多くの場合で仕事の愚痴をメインで話が進められるのではないでしょうか?
特に、給料に関しては盛り上がる内容の愚痴でしょう。
私も経験があります。
どんなに働いても給料が上がらない会社で働いていたことがあります。
今現在でもその会社の求人には、昇給制度なしと記載されて求人だ出されています。
それにも関わらずに、働きやすい職場として認定されていますなんて求人には記載されていたりします。
おいおい…と思ってしまいます。
- 給料が上がらない
- ボーナスもない
- 残業代も支給されない
この様な悲惨な会社も、日本には実際にあるのですね。
では、そんな状況で働いているあなたの場合。
どの様にすればこの日本で給料を上げることができるのでしょうか?
その方法は、主に3つあります。
1,昇進や昇給をする
昇進や昇給をすれば給料は上がります。
係長や課長へ昇進すれば、手当がついて給料が上がります。
会社によりますが、毎月役職手当として2万円から5万円くらいにはなるのではないでしょうか?
部長であれば10万円の役職手当の会社もあります。
昇給をすれば、基本給が上がります。
日本の企業の平均昇給額が、1.5%から3%といわれています。
働き続ければ、福利の効果のように年収が毎年上がり続けていきます。
しかし、これらの昇進や昇給の方法は、ホワイト企業で働いていることが前提になります。
ブラック企業では昇給はない可能性が高いです。
先程もお伝えしましたが、私はそんなブラック企業で働いていました。
また昇進についても、昇進ができなければ何の意味もありません。
正直、あまり給料を上げる方法としてはオススメできるものではありません。
2,会社と交渉してみる
会社に交渉してみるのも1つの給料を上げる方法になるでしょう。
私は転職時に、実際に年収アップの交渉をして入社しました。
転職エージェントを経由して交渉したのですが、基本給が6千円アップしました。
欧米の会社では当たり前の様に行われているそうです。
日本の会社でも、組合を通して行われることもあるそうです。
あなたも働いている会社で、交渉してみるのもありかもしれませんよ。
3,転職する
給料を上げる最大の方法は、何といっても転職です。
私も当然、転職して給料を上げてきた身です。
働いている業界によって、給料には大きな差があるのが現実です。
薄利多売の業界にいれば、当然ですが従業員への還元があまりできなく給料は低くなってしまいます。
それとは逆に売り上げが低くても利益が多く残る業界では、給料も当然良い可能性が高いわけです。
私は利益の低い卸業界から、利益の高いメーカー(製造業界)を狙って転職して今に至ります。
給料を上げる1番簡単な方法が転職になります。
給料を上げる交渉をするのはあり?
「給料を上げて下さい。お願いします!」
という感じで、会社に給料アップの交渉をしてみる。
この日本では中々できることではありません。
アメリカなどの欧米では、給料を上げる交渉というのは当たり前にされているそうです。
そのため会社側も、辞められてしまっては困る従業員の給料アップ交渉に対して真剣に向き合ってくれるそうです。
けれども、日本では正直難しいでしょう。
先程の私の事例ではないですが、転職時に給料の交渉をすることはできます。
「現在の職場では年収が350万円です。400万円を希望で転職活動をしています。」
「毎月の手取り額を3万円は上げたいと思っています。」
「この提示された年収では御社への入社は考えてしまいます。もう少しなりませんか?」
日本では、在職中に給料を上げる交渉をするのは難しいのが現実です。
それでも現在あなたが働いている会社で給料を上げる交渉をしたいのでしたら、実際に転職活動をし給料アップの内定をもらったという話をしてからの方がいいでしょう。
その話を会社が真摯に受け止め、働きなれている職場環境で給料が上がれば良し。
給料を上げることができないといわれてしまったのであれば、給料アップの内定をもらった転職先へ入社すれば良し。
こうでもしないと、中々給料を上げる交渉をするのは難しいのが日本の会社です。
給料を上げるタイミングがある
会社で働いていると給料を上げるタイミングがあります。
4月と10月に多くの会社では、昇給という形で給料を上げるタイミングがあります。
年に1回実施されることが多いのですが、会社によっては年に2回あるところもあります。
転職活動をしていたときに応募した1社が、年に2回の昇給がある会社でしたのでどうしても入社したかったのを覚えています。
定期昇給を採用している会社であれば、従業員個人の業績や貢献によって個人個人上がり幅が違ってきます。
ベースアップを採用している会社であれば、会社の業績によって毎年従業員一律で基本給が上がっていきます。
しかし、基本給が上がらないという会社もあります。
その様な会社のほとんどが、昇進をしなければ給料が上がらないという社内規定である場合が多いです。
昇進する席というのは限られていますので、何年も給料が上がらない従業員も当然出てくるわけです。
そんな会社に私もいたことがあるので、長く働けるような会社ではないというのは実感しています。
給料を上げるタイミングがない会社で働いていても、あなたの給料が上がることが一生ありません。
ですので、そんな会社で働いているあなたが給料を上げるタイミングは他社への転職しかないのです。
給料を上げる方法は「あれ」
あなたの給料を劇的に上げる方法は「あれ」しか正直ありません。
それは転職です。
「結局はそこですか~!」
という声が聞こえてきそうです。
しかし、紛れもない事実です。
日本というのは長年、終身雇用制度で会社を運営してきました。
年齢が上がれば毎年給料が上がっていくというのが、今までの日本の会社で多く採用されていました。
そのため、誰もが最初に入社した会社を定年まで勤めあげることを目標にしていたのです。
正直にいいますと転職というのは、一昔の日本では負け組確定の烙印を押されてしまうような行いとでもいえるのです。
転職が負け組の理由
定年まで働かなければ退職金が多くもらえない
毎年上がっていた給料が転職によって下がってしまう
転職組は社内で評価されないから
本当に一昔前の日本ではこの様なことも実際にあり、転職することがとてもマイナス評価になってしまうこともあったのです。
転職する人は、会社が倒産したのか解雇されたかのどちらか何だろうと思われていたくらいです。
けれども、昨今の人手不足も加速している中、中途採用者を積極的に募集する企業が急激に増えてきました。
これが給料を上げるとてつもないチャンスでもあるのです。
売り手市場になれば、応募側の希望条件がかなり有利に事運ぶからです。
「年収は現在よりも30万円以上アップしてほしいと思っています。」
「今現在の年収は450万円ですので同じくらいは欲しいです。(本当は400万円)」
「私の経歴をしっかりと評価して年収査定をしていただきたいと思います。」
私自身も、転職時に欲しい年収の希望額を伝えてきてホワイト企業で現在働いています。
それもしっかりと年収アップが成功して。
転職というのは、あなたの給料を上げる必殺技でもあるのです。
従業員の給料をしっかりと上げる企業を探す
「分かりました!給料を上げるには転職ですね!」
といきこんで転職活動をスタートし、実際に転職したものの残念な結果に終わるパターンも多くあります。
その残念な結果のパターンというのが、給料を上げてくれない企業への転職です。
私も経験があります。
毎年の昇給やベースアップがない会社へ転職してしまったことが。
どんなに長年働いても給料が上がらないのです。
給料を上げる唯一の方法が、係長や課長への昇進。
けれども、自分が勤めている営業所に係長や課長がいれば昇進できる席はありません。
結果として、係長や課長が辞めるか定年するかしないと、給料は上がらないという会社でした。
「今の課長が定年するまで15年。そうしたら自分が仮に課長になって給料が上がるころには54歳!?」
あなたは給料が上がるのにそこまで待てますか?
ですので、しっかりと面接時に昇給の確認と転職の口コミサイトなどをチェックした方がいいでしょう。
面接時の給料チェックリスト
- 定期昇給やベースアップはあるのか
- 昇給する平均金額の%はどれくらいか
- 何月に昇給が行われるのか
- 従業員の評価はどの様に行われるのか
- 50代ではどれくらいの年収になっているのか
あなたの応募している企業から面接のオファーが来た際には、これらのことは必要最低限、確認をしておいた方がいいでしょう。
毎月の給料は上がったにもかかわらず、何年働いても給料が上がらないという会社も多く存在しますから。
給料を上げる言い方
「今の会社は好きなんだけど給料がなぁ~。」
「仕事内容に不満はないです。給料には不満はありますが。」
「居心地が良いのがこの会社のメリットで給料が低いのがデメリット。」
毎日出勤している会社での仕事はやりがいを感じていたり、残業などもなく有休もしっかりと取れる居心地の良さを感じている人も大勢います。
しかし、給料が低くて悩んでいる人も多くいます。
「転職したくはない!このまま今の会社で何とか給料をアップできないものか?」
その様に思うのも無理はありません。
この場合チャレンジしてほしいのが、給料アップの交渉です。
交渉の良い方などにも気を付けなければいけませんが、一番気を付けなければいけないのは交渉相手です。
あなたの昇給交渉が上手くいくかどうかというのは、全ては相手によって決まります。
例えば、普段交流の無い社長にいきなり給料アップの交渉をしても失敗に終わることだと思います。
「であれば一体誰に交渉をすればいいのだろう?」
昇給の交渉をするべき相手は、あなた自身の働きぶりを一番間近で見ている直属の上司です。
多くの企業では、上司自身に給料を上げる権限というものはない場合が多いです。
しかし、何かアドバイスをしてくれたり、昇給交渉を役員など対して代わりに行ってくれる場合があるのです。
もしあなたが、昇給交渉を検討しているのであれば、直属の上司にまずは相談しましょう。
また、昇給交渉というのは最適なタイミングで行うのがベストです。
給料を上げる言い方も大事ですが、言うタイミングというのがとても重要です。
「タイミングですって?」
そのタイミングというのは、あなたが仕事で大きな成功を収めたときになります。
誰だって仕事で大きな成果を上げていれば昇給の交渉もしやすいですし、何より上司も昇給に対して前向きに行動を起こしてくれます。
まずは、あなたが一生懸命に働き仕事の結果を出すことも重要になってきます。
逆に、仕事で結果が出せていないときは昇給の交渉はしない方がいいです。
結果が出せるようになるまで待って下さい。
不満ばかりが先走ってしまっては、逆にあなたの信用を失ってしまう可能性がとても高いです。
「何で私がこんな給料で働かなければいけないんですか!?」
などと結果が出ていないにもかかわらず不満を上司に伝えてしまえば、給料が上がるどころか逆に怒られてしまい、社内評価が下がってしまうことになるでしょう。
今の会社がダメならば給料を上げるには転職も視野に入れましょう
給料を上げる方法をいくつかお伝えしてきました。
主な内容は、これらの3つ。
給料を上げる3つの方法
昇給をする
交渉をする
転職をする
ただ残念なのは、昇給と交渉の2つはあまり期待できないということです。
昇給やベースアップなどの基本給が上がっていく制度というのは、会社によっては導入していない会社もあります。
給料アップの交渉についても、日本では悲しいことに対応してくれる企業は僅かでしょう。
「給料を上げるのって難しいんだな…。」
と感じてしまうのも無理あありません。
けれども、最後の3つ目の「転職をする」という方法がまだ残っています。
この転職という方法が、実は1番給料を上げやすい方法になります。
例えば、今現在あなたが勤めている会社が長く働けるような会社ではないダメな会社だとします。
- 定期昇給がなく基本給が長年一緒
- ボーナスが少ない
- 福利厚生が手厚くない
この様な条件で働き続けられますか?
多くの人にこの質問をすると働き続けられないという答えが返ってきます。
しかし、その多くの人達は、その様な会社であっても長年働き続けます。
給料を上げたいと思っていても、慣れ親しんでいる環境から新しい環境へのチャレンジを拒んでしまうのです。
ですが言わせてください。
その様な長く働けるような条件の無いダメな会社で働き続けても、何も変わることはありません。
何も変わることがありませんので、あなたの仕事人生において給料が良くなることもありません。
断言します。
給料の上がらないダメな会社で働いているのであれば、思い切って転職してください。
給料の低い会社で働いている人も、転職をすれば給料を上げることができます。
なぜならば、求人を出している会社の採用年収がわかるからです。
転職にはパワーも使いますし、新しい環境への不安もあります。
それらを乗り越えれば、あなたの給料は年収ベースで50万や100万円アップも十分可能になりますよ。
まとめ
ここまで給料を上げる方法をお伝えしてきました。
いかがでしたでしょうか?
色々と方法がある中、やはり1番手っ取り早い方法は転職です。
ある著名なアメリカ人アナリストの方も話していました。
「日本人の給料が上がらないのは転職を積極的にしないからだ。」
人材の流動性が低いのもあるのでしょう。
私も転職で給料を上げてきました。
あなたも給料を本気で上げたいと思っているのでしたら、まずは転職を視野に入れてみましょう。
現在働いている私の会社にも、転職をして前職よりも80万円ほど年収アップしている人がいます。
転職には大いに給料を上げる可能性があるのです。
給料に不満があるあなたへ。
現在のフィールドから転職というチェンジをし給料を上げていきましょう。