ちょっと今から仕事やめてくる…
と言うか、もう辞めてる仕事。と言う方、いらっしゃいますか?
私自身も2018年の6月に約5年間働いていた全国小売業ナンバーワンの企業の取引先の物流部を辞めました。それから今まで約6年間やってきた副業のネットショップの売上げがぼちぼち増えてきたので、そちらで個人事業主として食べようかなと思っていたのですが…
まぁ、色々とありまして。
とここまでは私の個人的なことなので良いとして。退社して起業をしようとして、それでもたくさんのトラブルがあって。そんな時期に私は再び読書をして答えを探す日々を続ける事になったわけです。
そんな読書三昧の中である一つの本がとても自分の現状に光をさしてくれました。
「ちょっと今から仕事やめてくる」
と言うタイトルの本です。
この本のあらすじを簡単に説明しますと、あるブラック企業に勤めている主人公が勤め先の会社での社会人生活に限界が来てしまい、駅のホームからふと足を踏み外そうとしたところ…
偶然に現れた同級生が命を救ってくれ、その流れで一緒にお酒を飲みに行く事に。
でも、主人公はこの命を救ってくれた同級生を思い出せない。本当に思い出せない。一体こいつは本当に同級生なのか?本当にあいつなのか?
それでも、そいつと交流を深めていくたびに打ち解けていく主人公。あれだけ辛かった会社、勤めているブラック企業での日々も同級生から教えてもらったノウハウで仕事も順調に進んでいく日々。
そんな中…
おっと!!ここまで。
これ以上は、実際に本を読んで感動してください。そして、大いに笑い不思議に思ってください。
私自身も就職氷河期の世代です。私自身は大学を卒業していませんが、当時、友人でも大学を卒業しても日雇いの派遣をやっている友人がほとんどでした。
それだけ企業は、人材を必要としていなかったんですね。人材を必要としていないと言う事は、それだけ会社の業績が良くない、仕事が少ないと言う事です。今の2018年は、人口減少による人材不足になっていますが、当時では人材は余っているくらいなんです。
そんな時代に、やっと決まった就職先を辞めるわけにはいかない。就職氷河期ですからね。休日にも会社から電話がかかってくる、給料が支払われなくても仕事をさせられる。どんなにブラック企業であっても希少な就職だったんです。
今では考えられませんね…
そう言っても、そんなブラック企業に耐えられる人もいるわけもなく、退職者も大勢出てきます。そして、あってはいけないことも起こってしまいます。
ブラック企業の激務に耐えられなくなってしまった挙句の自殺です。
自殺するくらいに追い詰められる。そんなこと、会社に勤めている以上、絶対にあってはいけないことです。
そんなストーリーで進んでいくこの「ちょっと今から仕事やめてくる」の本の内容です。
この本の中で私自身救われた言葉があります。
2013年から勤めていた会社。それから色々とあって別の会社へ転籍。その転籍した別の会社も業績不振で買収され、再び新しい会社へ転籍をさせられ。その新しく転籍した会社は、ブラック企業。自分の意思ではなく、会社の都合でブラック企業へ転籍させられ苦しんだ1年間。
それから会社を退職し、今まで6年間続けてきたネットショップで食べていこうと思ったのも束の間、これだけでは到底食べていけない現実にぶつかり…一緒に起業しようと誘われたパートナーからは一方的に会社設立を辞め様といわれる始末。本当に久しぶりにどん底へ落ちました。
そんな時期の私は、とにかく次にやるべき事をするいがいにありませんでした。そして、勉強を徹底的にするしかありませんでした。そのメインの勉強が読書です。
そんな時に出合った本が「ちょっと今から仕事やめてくる」の文庫本でした。
あまりネタバレになっても仕方がないので、本の中でとてつもなく救われた言葉を紹介します。
例えば…
「サッカー選手も今の所属チームよりも自分がより活躍できるチームに移籍する。会社勤めしている自分だって移籍したって良いんじゃないの?ブラック企業だろうとなんだろうと就職した会社にずっといなきゃいけないわけないでしょ。自分がより一層、活躍できる会社へ転職したって良いじゃん。」
この様なニュアンスの文章が書いてあるんですね。本に書いてあるものとは全く違いますが。
今の会社で悩みがある。本当にこのまま、今の会社で勤めてて良いのかと悩んでいる方には本当にオススメの本です。
一体これからの展開はどうなっていくんだ!?アイツの正体って一体誰なんだ!?会社内での裏切り者って一体誰なんだ!?本当に次の展開がどうなるのかドキドキしながら読める小説です。
あ、ちなみに映画にもなっているそうですね。
最後は、本当に感動します。泣けてしまうくらいに感動してしまいます。
今現在、自分自身の仕事の事で悩んでいるのならば読んでみる価値のある本です。人生の中で仕事って生活の一部です。生活をする上でとても大事な一部です。一生の中でも仕事に携わる時間って一番多いんです。
そんな大事な時間を後悔しないために…オススメの本です。
1979年生まれの就職氷河期世代の妻子持ち男のthelifeです。非正規雇用で数年間も働き続けた負け組であり、抜け出すために独立を考え行動するも挫折。それでも転職成功し現在はホワイト企業で働いています。年収240万円契約社員→大会社年商700億円へ転職成功→年商300億円医薬品ベンダー転職→大手商社系物流会社内定→残業の無いホワイト企業転職。実体験に基づく転職や人生の役立つ情報を提供しています。